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「2001年宇宙の旅」と「時計じかけのオレンジ」と
バリーリンドン シャイニング フルメタルジャケット
の製作費と興行収入を教えてください。
製作費は当時の金額で現在のいくらに該当するかも教えてください。

A 回答 (2件)

1968年に公開された“2001年宇宙の旅”の予算は、およそ10万5千ドル($10,500,000)で、今の円に換算すると11億2千3百50万程ですが,当時はドルは1ドル360円の固定レートでしたので,同時のお金で37億8千万円と、天文学的な予算だったと聞きます。

アメリカ国内収入は公開時は振るわなかったものの、カウンターカルチャー世代(というかドラッグ世代)が、“劇場でハイになれる!”とちょっとしたブームになり,またスターウォーズ公開時の便乗再公開(日本でもヒット)、2001年のリバイバル等を経て、今現在では約5千6百72万ドル($56,715,371),61億程になります。残念ながら2001年時のリバイバルではワーナーは新たに70mmのプリントを用意したにも関わらず興行的には振るわず,日本では僅かな館数で35mmのみでの上映。70mmフォーマットは復活するかと映画ファンから期待されたのですが,結果的にはそれ以降殆どプリントは作られなくなりました。ですが現時点でアメリカを除いた累計の世界興行収入は$190,700,000と,なかなか健闘しております。

“時計じかけのオレンジ”については,制作費は$2,200,000、当時の円に換算すると7億9千2百万と、平均の制作費が2億から4億程度だった日本映画からすると高めですが,アメリカ資本のイギリス映画としては低予算の部類に入ります。しかしアメリカでの興行収入はおよそ10倍ほどあり、大黒字だったと言えます。

“フルメタルジャケット”の制作費は$17,000,000、当時の円のレートはおよそ¥126ほどでしたので,計算すると21億4千2百万ほどです。ロケで撮影すればいいものの,ロンドンから出るのを嫌がった監督がイギリスのパインスタジオで撮影,マシュー・モーディン以外スターはいなかったにもかかわらず,比較的バジェットが高くなってしまいました。各国の正確な興行収入はimdb.comを参考に見て頂ければ分かると思いますが,“フルメタルジャケット”の日本での興行は、公開直前の字幕問題の話題もあり,観に行った新宿ミラノ座は満員,結果的におよそ11億ほど稼いだと記憶しております。

参考URL:http://amazon.imdb.com/title/tt0066921/business

この回答への補足

時計じかけのオレンジは70億かせいだというか、あんな内容だったにもかかわらずよくそれだけ稼げましたね。不思議で仕方がないです。客層にはどんなのが多かったのでしょうか?また、観客動員数も知りたいです。

補足日時:2008/07/19 13:56
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>時計じかけのオレンジは70億かせいだというか、あんな内容だったにもかかわらずよくそれだけ稼げましたね。

不思議で仕方がないです。客層にはどんなのが多かったのでしょうか?

「時計じかけのオレンジ」はニューヨーク映画批評家協会賞の最優秀作品賞と監督賞を受賞し、アカデミーでは作品賞を含む4部門にノミネートなどかなりの評価を受けています。
http://www1.harenet.ne.jp/~sato2000/movie/academ …
http://www.generalworks.com/databank/movie/title …

時代背景
1969年 東大安田講堂占拠の学生排除・日本のGNPが西側諸国で第2位に
      ベトナム戦争やビアフラの飢餓状態に抗議してパリの女学生フランシーヌ・ルコントが焼身自殺。

1970年 日航「よど号」事件 ・日米安保自動継続
      ニクソン大統領、ベトナム和平への5項目を提案。
1971年 ニクソン米大統領、金・ドル交換の一時停止などのドル防衛措置を発表。
      ニクソン大統領が中国と国交を回復
1972年 連合赤軍浅間山荘事件・日中国交正常化
      テルアビブ空港で自動小銃乱射・パレスチナゲリラ五輪村襲撃・ウォーターゲート事件発覚

反体制、洗脳、ロボトミーなどという言葉はこのころは常識語でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9C% …

サム・ペキンパー、深作欣司など暴力描写の優れた監督が出てきた時代です。
ダーティ・ハリィ、フレンチ・コネクション、ゴット・ファーザー
などの暴力的映画も賞を受賞しています。

「時計じかけのオレンジ」では暴力に対して過剰な嫌悪反応を植え付ける治療を受けるが、ラストで回復。
体制による抑圧からの開放の象徴ようで、当時高校生だった私も開放感を感じました。

    
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