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 剣道ではどうして肩を打っても無効なのでしょうか。いわゆる「袈裟斬り」というのは、真剣ならばごく当たり前の刀法です。
 肩に厚い防具をつければ危険性もないし、理解できません。
 また、「胴突き」が無効なのも納得いきません。

A 回答 (12件中11~12件)

色々な理由はあるみたいですが



理由を簡単に言ってしまえば、剣道のスポーツ化が原因ですね。
スポーツのルールとしては、安全性と判定のしやすさが必要となりますから
袈裟切りとか、水月突き、柄当てとかは、ちょっと無理かもしれません。

鎖骨への打突は骨折になりやすいですし
突きなんて、ものすごーく危険でしょ。
下手したら本当に死にますからね。
スポーツにはならないでしょう。

とはいえ、本来、剣法家は、真剣を使った刀の刀法を学び、
その刀法を実際の打突で安全に確認し学ぶ際に
防具と竹刀を使った訳ですから
昔は袈裟切りとか、胴突きとかあったと思います。

最近の剣道では、安全性とわかり易さ、スポーツ性の影響で
当たれば「一本」のいわゆる「竹刀剣道」であり、
竹刀の当てっこになってしまっているのが原因でしょう。

ですので、日本剣道連盟では、車の両車輪の関係と表現して
剣道家は居合道の道も歩むことも推奨しています。
真剣を持って居合を試みるなら、「竹刀剣道」という非難もうすらぐと思います。

とはいえ居合道は、沢山の流派があり過ぎまして、
これを古流業と言いますが
その、さまざまな古流のいろいろな良い部分をまとめて
統一居合型としたのが、「全日本剣道連盟居合」です。

剣道家を語るなら最低限、「全日本剣道連盟居合」くらいは
抜けるようになっている必要があると思います。
抜けない剣道家は武道家で無く、スポーツ家と言われても仕方ないでしょう。

居合道も歩んでいられる先生方の剣道は、
当てるではなく、合理的に切ることを意識した剣道なので
勝てる剣道とは違いますが、筋は通っていますよ。
本当に、理にかなった「切る」ための剣道を行っています。

ちなみに、日本剣道連盟の制定居合は12業ありますが
5本目には袈裟切りがあります。

他には、柄当ての業や、水月を突き刺す業などもあります。

と、言うわけで剣道をスポーツから武道にまで昇華するには
やはり、真剣での居合道を学ぶ必要が出てきますね。


・・・あっ、ふと気が付くと
袈裟切りの回答には、あまりなっていないなぁ。
スマンです。
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剣道は限定された打突部位を正確に打つことで剣の理法を学ぶという基本理念があるからです。


スポーツ化やら色々言われていますが関係ありません。
スポーツと武道の大きな違いは精神性にあり肩を打てないからスポーツと言ってる人は剣道の歴史からもう少し勉強してください。

胴突きは二刀流に対しては有効です。
上段に対して胸突きありだと上段に勝ち目がないので仕方ないと思います。

剣道にはいくつか団体が別れてそれぞれのルールがあることはご存知ですか?
一般に知られているのは全日本剣道協会の試合方式です。
日本剣道協会では肩も胴突きも有効です。
もし肩や胴突きなしが納得できないなら日本剣道協会で剣道することをおすすめします。
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