この人頭いいなと思ったエピソード

公債発行と金利の上昇の流れについてです。
まずは私なりの解釈を見て下さい。


政府による公債発行。
→政府の公債の金利が高いので公債買い
→市中銀行の社債に資金が集まらないので市中銀行の社債も金利を高くして、資金調達を図る。
→政府の公債と市中銀行の社債とで金利の競合が始まる。
→一般企業は高くなった市中銀行の金利では融資を受けにくくなる。
→一般企業に資金が回らなくなり、クラウディングアウトとなる。



なるべく詳しく書いてみました。

銀行にも社債ってあるのか?

銀行の社債の金利=銀行が融資する際の企業側に課す金利?



には疑問がありますが、間違いをばんばんご指摘願いたいと思います。


よろしくお願いします

A 回答 (1件)

非常に良い悩みかと思います。



間違っている点。
→政府の公債と市中銀行の社債とで金利の競合が始まる。
社債の金利は、公債の金利に対してプレミアムを上乗せして
決定する。このプレミアムをスプレッドと言います。

社債や公債以外の大きな投資案件が減少すると、カネ余り
日本経済は、当然のことながら、社債や公債に投資が向く
ことになる。

→一般企業は高くなった市中銀行の金利では融資を受けにくくなる。

正常な経済情勢では、借り手が増えると、お金の需要が増加する
ことになるので、供給する側は金利を引き上げることになる。

異常な経済情勢では、金利の水準に関係なく、誰もお金を
借りなくなるので、金利が下がる。

融資を受けやすくなるか、受けにくくなるかは、金融機関の
財務体質、経済情勢や社会情勢によって左右させるので、
金利の水準は関係がない。

銀行の社債の金利=銀行が融資する際の企業側に課す金利?

これも間違えている。銀行融資の金利は「市場金利+プレミアム」で
決定されるので、イーコールにならない。

具体的な例、
3年前のトヨタなら、銀行よりも、日本政府よりも低い金利で
調達することが可能であった。資金調達を行う側の信用力で
プレミアムが決定する。

金利の決定は、市場金利と信用力(支払能力)で行われる。
信用力の高低がプレミアムを変動させます。
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