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桐壷帝にはたくさんの妃がいて物語上にも親王は登場しますが、皇女は
登場しなかったように思いますがどうしてだと思いますか?

A 回答 (2件)

>皇女は光源氏の姉君なのでしょうか?



出てくる場面をいくつか読み返してみましたが、明言されている箇所は見つけられませんでした。弘徽殿の女御は最古参の女御だし、描かれ方からしても、個人的には姉のような気もするんですが、客観的な根拠は何もありません。

たしかに光源氏は、いけない恋ほど燃え上がる困った性情の持ち主、というふうに描かれていますが、藤井貞和氏の『タブーと結婚――「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへ』(笠間書院、2007)によると、紫式部はこの物語の中で、従来のさまざまなタブーに挑戦していながら、近親婚のタブーだけは犯さないように注意深く筆を運んでいるようです。
ナナメ読みしただけですが、とてもおもしろそうな本なので、このへんのことに興味がおありなら一読をおすすめします。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。

考えてみると、弘徽殿の女御は春宮を生み二人も皇女を生み
後見人は右大臣なのに中宮になれないなんて少しかわいそう
に思いました。(今まで国母どうしなので藤壺とは対等と思
ってました。)少し見方がかわりました。

あじゃせおう?またまた難しい言葉がでてきました。読んで
みようと思います。

源氏物語の世界は奥が深い。まさにいとおかしです。

またいろいろ教えてください。

お礼日時:2009/02/17 18:38

一応登場することはします。



女御子たち二ところ、この御腹におはしませど、なずらひたまふべきだにぞなかりける。(「桐壺」巻)

(桐壺帝には)皇女がお二人、この(弘徽殿の女御の)御腹にいらっしゃるが、(光源氏の美しさには)肩を並べることすらできないのだった。

この二人は「花宴」巻で女一宮と女三宮と呼ばれていますが、そのうち女三宮は「葵」巻で朱雀帝のときの賀茂の斎院となり、その御禊の見物の際、葵の上一行と六条御息所一行の例の車争いが起こることになります。

ざっと見ただけなので、ひょっとするとほかにも出てくるかもしれませんが、登場したとしても、たしかに脇役ですね。
『源氏物語』本編は光源氏の政治的栄華と恋愛を中心に描かれたものなので、姉妹というのは政治の面からも恋愛の面からも、主要な登場人物にはなりえないのかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。一応でてくるのですね。原文では難しいので、ついつい現代語訳を読んでしまうので知りませんでした。若い頃の源氏は、危ない恋に突き進む傾向がありますが、さすがの紫式部も中大兄皇子と間人皇女のように同母(さすがにこれはNGだが)異母兄弟の恋愛話は書かなかったですね。何度も聞いちゃってもうしわけないのですが、皇女は光源氏の姉君なのでしょうか?

お礼日時:2009/02/15 11:42

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