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こんばんは

キラーT細胞の攻撃による細胞死はプログラムされたアポトーシス
そして、ウイルス感染による細胞死はネクローシスです。

両者の違いが、いまいちよくわからないのですが、どう理解したらよろしいでしょうか?
前者は免疫応答による細胞死なのでアポトーシスというのはわかるのですが、後者がなぜネクローシスなのかがわかりません。

アポトーシス、ネクローシス自体は、どんなものか知っています。

A 回答 (3件)

基本的に、アポトーシスは炎症を起こしますが、ネクローシスは炎症を起こしません。



キラーT細胞によるアポトーシスは、がん細胞などの標的細胞に自殺を促すものです。
いわば自己防衛のために起爆装置を押すようなものですが、それ相応のATP(エネルギー)が必要です。
しかし、そのエネルギーがない、または受け付けない状態になってしまった場合、ウイルスの毒素などにより細胞を破壊されてしまいます。これがネクローシスです。

アポトーシスの場合、細胞は決まった段階を踏んで細分化し、食細胞という後始末をする細胞に食べられやすい状態でさらに目印も出すので、炎症は通常起こりません。
ネクローシスは無計画で内側から破裂するように死を迎えるため、内容物が流出し、ほかの細胞を傷害したりして、炎症が起きます。

回りくどくなってしまいましたが・・・
キラーT細胞→自己防衛による細胞の計画的な死(害なし)
ウイルス感染→非自己による無計画な死(害あり)
という点がポイントでしょうか。
質問に添えていなければ、申し訳ありません;
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます、納得できました!

お礼日時:2009/04/29 19:11

適応の観点から回答します。



アポトーシスは、それが起きた方がその個体にとって有利なので、
突然変異によってアポトーシスが起きない個体が現れたとしても、
その遺伝子は集団中から消えていきます。淘汰されます。

しかし、ウイルス感染によるネクローシスは、起きない方が個体のためにはよいので、
突然変異によってネクローシスが起きない遺伝子が現れたとしたら、
そういう性質を持った個体が次世代を残す確率も高くなり、
その遺伝子は集団中に広まります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

遺伝的な話から考えると、確かにそうなりますね~

お礼日時:2009/04/29 19:12

ウイルス感染細胞がキラーT細胞によっておこされるアポトーシスでは中のウイルスも一緒に殺されるが、ウイルスが増殖して生じる崩壊ではウイルスは全く障害されないからではないでしょうか。

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この回答へのお礼

なるほど、ご参考にさせてもらいます。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/29 19:13

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