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竹やぶを刈りましたところ、刈り後に葉とタケノコの皮が沢山ありました。竹はゴサンチクという細い竹ですので、葉や皮も薄いものです。ゴツイものではありません。折角ですので、作物のマルチがわりに畑に敷いて利用して、その後は半年経ったらスキ込むか、堆肥材料にしようと考えています。ところで、言い伝えに『竹の葉は堆肥にするな』というのがあります。なかなか分解堆肥化しにくいから、らしいからです。また別に、ある本には『珪酸という有用な成分が豊富だから、土づくり資材に良い』との話も読みました。スキこんで悪ければ、じっくり堆肥槽にいれて一年でも置いておけます。質問は・・・この竹の葉やタケノコの皮の有用性、堆肥への向き・不向きなどなどについて、なにかご存じの方、お話しを聞かせて下さい。

A 回答 (6件)

(1)『竹の葉は堆肥にするな』というのがあります。


→リグニンが多く分解しにくいため、笹や竹の葉は堆肥材料として不向きとされております。しかし、分解しにくい性質を利用し、土をふわふわにする堆肥として、多少手間をかけて堆肥調製する価値はあります。試しに、米ぬかや鶏糞を容積比でおおよそ各5%加えれば、堆肥醗酵が促され、半年以内に良質の堆肥として植木、野菜に利用できます。稲ワラ堆肥や畦草の堆肥を畑や田に入れていた時代の言い伝えで、今となれば、有用な言い伝えではありません。
(2)ある本には『珪酸という有用な成分が豊富だから、土づくり資材に良い』との話も読みました。
→ケイ酸はどの土の中に多く含まれており、病虫害に有効な資材として田に入れる「ケイカル」がそうです。「ケイカル」自体が、この農薬多用の時代に稲作での対倒伏以外に絶対的な効果が期待出来るか、多少の疑問もあります。
(3)この竹の葉やタケノコの皮の有用性、堆肥への向き・不向きなどなどについて、なにかご存じの方、お話しを聞かせて下さい。
→ずいぶん昔、筍の皮を家畜の飼料として使う農家も高知県にはいました。子供のころ、孟宗竹の皮は肉屋の包装に使われていたこともあり、築地場外ではまだ売られています。菓子の「ケーニッヒクローネ」ではパイの包装に使っていました。堆肥としては、都会では入手しにくい落ち葉なので、積極的に推奨されてはおりませんが、豊富にあるなら堆肥にぜひお使いください。空気を多く含む土つくりに最適な資材で、観音竹栽培に使う農家もいます。常識にとらわれず、身近な資材を活用することが、今からの時代ますます重要ですね。
なお蛇足ですが、牛糞は含水率は80%以上ですので、粉砕できません。(kurogi1910)さんは誤解されてはいませんか? 牛糞は水分調整して切り返しを3回行えば、半年以内に完熟堆肥になる資材ですがね!
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この回答へのお礼

fumi26様
なるほど、明快かつ専門的詳細なお話しで、よく解りました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/30 06:20

おはようございます.



『こさんちく』の名称を使う,宮崎県出身者です.

私も竹の子の皮は,コンポストを使い堆肥化して利用しています.

先日も山に遊山した折,放置された竹山があり,沢山の竹の子が芽を出していました.
杉林が竹に侵食されており,持ち主が不明でしたが,
黙って竹の子をいただきました.
持ち帰って家で竹の子の皮をはがし,
コンポストに投入し,市販のEM菌を含めたヌカを振り掛けています.
既にほとんどの竹の子の皮が,既に50%ほど腐熟をはじめています.

余談ですが,この竹の子に限らず,
コンポストに,ヌカを投入するとコンポスト内は,
70℃の高温になります.
今朝の福岡市は梅雨空で,曇って時々雨が降っていますが,
コンポスト内の温度は60℃でした.
ちなみに,コンポスト設置場所の気温は27度でした.

昨年も同じように竹の子の皮をコンポストで処理していますが,
毎年春と秋に投入物が腐葉土化されたら取り出して使用していますが,
一見上質な腐葉土ができております.

つまり竹の子の皮は,先の投稿者の方も言われるように,
上質な腐葉土が完成します.
ただし,コンポストの場合は,構造上天地替えが難しいですが,
自宅から出る料理残渣も投入していますので,
毎日投入する時に,温度と腐熟の進行程度を確認し,
手が届く範囲で天地替えを行い,腐熟化の管理をしています.
だいたい3ヶ月あれば竹の子の皮は,腐熟化が完了しています.

そうすると,コンポストの下の取り出し口から,
完成した腐葉土を掻き出し,カボチャやキュウリの根元に,
山の広葉樹の落ち葉の,いわゆる天然の腐葉土と混合して,
散布利用しています.
狭い我が家の畑の土は,竹などを地面に刺してみると,1mは簡単に入ります.
もちろん春秋に畑を深耕しているのもその要因であると思っています.

結論を言えば,現在までに土で問題は起こっていません.

ご質問者さまの参考の一助になれば幸いです.
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この回答へのお礼

tibikotan様
いろいろとお話しをありがとうございました。
私も台所ナマゴミはEMぬかで発酵させています。そちら様は70℃になっても、EMは平気なんですね。高温に弱いという定説と違いチョットオドロキです。当方の堆肥槽も、材料の切断・水で湿めらす・米ぬかをぱっぱっとかける・踏み込む・・・の努力で、70℃オーバーは実現します(^○^)その後の切り返しがついついなかなかサボりますけどね(笑)
tibikotan様の1メートルの柔らかい土はすごいです。長年の土づくりの成果ですね。タケノコの利用も安心してやろうと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/30 06:13

私は用土(培養土、基盤材)を作っている業者です。


いろいろな文献にたい肥に関する記事が載っていますが、経験から
言えば最近のたい肥は一昔前の通例があてはまらない場合があります。
機械化が進みたい肥製造にも粉砕機という機械が導入されました。
牛糞たい肥は切り返し等だけでは3年寝かすのが必要ですが、粉砕機を使って強制的に粉砕すれば3カ月で完熟牛糞たい肥ができます。ブロアを使い80℃前後まで発酵させたたい肥です。
竹の葉はいろんな草なんかと混ぜて3年寝かすのをお勧めします。
※腐敗してないたい肥は化成肥料等の養分を食いますので!
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、機械化はものすごいものがありますね。
粉砕、強制通気・・・好気的分解を人工的に促進してやればこんなに早くなるものなんですね。
よく分解していない堆肥は、チッソ飢餓を起こすことを再認識して、じっくり熟成させることにします。

お礼日時:2009/06/24 06:28

細くても竹は繊維質が多いので、堆肥には不向きと聞いたことがあります。

なかなか腐らないそうです。
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この回答へのお礼

なるほど、やはりそのようですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/23 11:53

当方宮崎県では”コサンチク”という竹かと思います。


竹は乾燥してない状態で土中(水分100%)に埋めると数百年たっても青いままで腐れません。竹の葉はある一定水分下では土着菌を呼び込み白い菌糸に覆われます。この土着菌はたい肥作りには最高の菌で培養する為に米糠、糖蜜をつかって増やします。有効利用するにはまず土着菌を竹藪から採取して培養したのち堆積して腐敗するのがよいかと思います。宮崎県は養豚が盛んです。養豚場から刺激臭が消えたと言われる農場が採用しているのがノコクズ豚舎(土着菌ノコクズ)と言われるものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
たいへん、参考になりました。
おっしゃるように、採取にいって培養して堆肥に使う記事をネットで見たことがあります。
堆肥に有用な菌があることがわかりましたので、培養はしないまでも、他の草と混合して積み込むと、良い堆肥になることも期待できそうですね。刈り取った竹やぶとは、昨夏、刈り取った竹やぶ後に、この春再びタケノコが生えてきて、2メートル程の幼竹になったので刈り取りました。ですから、地面にあるのはほとんどタケノコの皮です。皮は堆肥に良いとの別の方のお話しもありましたので、堆肥利用は、そう不適切でもなさそうです。ありがとうございました。
追加的ご意見ありましたら、なんなりと、どうぞよろしくお願いします。

お礼日時:2009/06/23 12:10
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この回答へのお礼

なるほど、タケノコの皮は評判いいようですね。
これがほとんどで、竹の葉は少量なので、気にしないで、マルチ利用/堆肥化にしようと思います。燃やすよりはいいと思いますので。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/23 11:59

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