「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

色彩の心理的効果である属性間効果と様相間効果に関して質問がございます。
例えば、距離感、大きさ感等の属性間効果は、それぞれ色相、明度という色彩の属性に因る効果である為、「属性間効果」と呼ばれているという解釈で間違いないでしょうか?
もしそれで間違いないなら、重量(軽重)感、温度感等の様相間効果は何故「『様相』間効果」なのかと、つまずいてしまっています。それぞれ矢張り明度と色相という色彩の属性に因る効果であるのに、これらは何故「様相」なのだろうかと。。
言葉尻の問題なのかも知れませんが、どうもすっきりと理解できる回答が見つからず、困っております。浅学な私にも理解が出来ますよう、解りやすい平易な言葉でのご回答を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。

A 回答 (1件)

「様相間効果」というときの


「様相」の意味を理解すれば解ける疑問だと思います。

ここでいう「様相」とは「感覚様相」のことで,
「感覚モダリティ」(sense modality)とも呼ばれます。
たとえば視覚と聴覚の違いは「感覚様相」の違いです。
味覚と嗅覚の違いもまた「感覚様相」の違いです。
下記のQ&Aにもう少し詳しい説明があります。

■感覚様相(感覚モダリティ)について
 http://okwave.jp/qa5033464.html

御質問にある「色彩の様相間効果」は「通様相性現象」の一種で,
視覚経験である色彩の中に「重量感」,「温度感」といった
本来,深部感覚や皮膚感覚の属性であるはずのものを感じとれるという意味で
「様相間」と呼ばれているわけです。

これに対し,距離感、大きさ感といったものは
色彩と同じ視覚という様相の内部で現れる効果であることから
「属性間」と呼ばれているということでしょう。

美術カテにあった質問に時間のあるとき回答するつもりでいたら,
削除されていて残念に思ったのですが,こちらで再質問なさっていたのですね。
間に合って良かった。
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この回答へのお礼

Diogenesis様
丁寧で分かり易いご回答、有り難うございました。「なるほど!」と納得するやら感心するやら...。「モダリティ」とう概念自体が私にとっては新しく、とても興味深く勉強させて頂きました。
そう、仰る通り、最初美術カテで質問をさせて頂いていたのですが、どうもカテゴリー違いなのかも...、と不安になり、改めてこちらで再質問させて頂きました^^;
胸のつかえがとれて気分スッキリ、試験勉強を再開できそうです。本当に有り難うございました!

お礼日時:2009/08/20 00:07

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