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私は最近、政治・経済や歴史・社会問題などに
ついての本を読むことにためらいがあります。

その理由は、「自分の考え方が固定されてしまうのではないか」
という不安があるのです。

以前は積極的にそういう本も読んでいました。
しかしある時、ある本に出会いました。

第二次世界大戦中のアメリカのことを書いた本で
歴史教科書などとは全く違った解釈の、かなり過激な内容でした。
自分にとってその事実は新鮮で、
その本を読んでかなりアメリカに対する考え方がかわったのです。

しかし、今度は正反対の考えを表した書物を読み、
それもまた斬新で影響を受け・・・

というように、政治見解や歴史解釈や社会問題は筆者によって
かなり考え方が異なると思うのです。

そこで無知な自分はいちいち影響を受けてしまい、
結局、真実がどちらかわからないまま
読書量と疑問だけが増えていきます。

大学時代は教授の部屋に質問にいっていました。
経済の問題は、銀行員の父に質問したり
政治の問題は、国家公務員で議員との関わりもある兄に質問したり
同年代の友人や彼氏とも時々議論を交わしたりします。
でも、それでもやはり狭い世界であり自分を含め、
偏見が入ってしまうと思うのです。

今回の選挙で投票するにあたっても、
平等に政党の講演会・演説を聞きに行きました。

終戦記念日には、靖国神社に毎年参拝していますが
まずは戦没者に対する追悼の意で行っています。
参拝にあたっては色んな考え方がありますが、
今それを見極めたいと思って模索しています。

このように、何が真実や正義なのか
わからない問題は次々と出てきます。

学業を終えた24歳の今、

☆勉強とは具体的にどのように行い、
どのように向き合っていくものなのでしょうか?

☆また、皆様は真実を見極める目をどう養っていますか?

☆書物を通して得た知識は、自分の中でどう噛み砕いていますか?

歴史でも政治でも、本当のことを知って正しい行動や
意味のある投票をし、社会に関わっていきたいと思うのです。

勉強熱心な皆様の意見やアドバイスをお聞かせ願えませんでしょうか?

A 回答 (4件)

歴史の話題が質問文に見られたので、主に近代史の見方についてです。


アドバイスというわけではありません。基本的なことですが、自分自身心がけていることです。

 歴史を振り返るとき、人は「神の目」を持つという自覚。
例えば日露戦争を眺める場合、後代の私たちは、当時、政治の中枢にいた人たちの考え方、彼等しか知り得なかった情報を知ることができます。また彼等さえ知り得なかった情報、例えばロシアの内実やイギリスの方針、米大統領の思惑などを窺い知ることができます。さらには、当時誰も知り得なかった後の歴史の展開――日米対立の先鋭化、帝政ロシアの崩壊、日韓併合が今日にもたらす禍根――についても知っています。
私たちは歴史当事者とのこうした情報量のギャップに案外無頓着で、単純に結果から遡って判断し、安易に昔の為政者を断罪する傾向があるようです。
この弊を避けるには、自己の視点を歴史に内在させること(換言すれば、当時の人間の目の高さに自己を近づけること)で、対象の時代をまず理解しようとする姿勢が、歴史に対する右左のスタンス云々の前に必要だろうと考えています。

 現代倫理や価値観を安易に歴史に持ち込まない。
末広鉄腸に『雪中梅』(1886年刊)という政治小説があります。2040年が時代設定です。そこでは無数の煙突が黒煙を上げ、電線が蜘蛛の巣のように張りめぐらされた都会が、近代・進歩の象徴として描かれています。現代人の環境への意識からすれば全くそぐわない感覚です。しかし現代の感覚で昔人を嗤うだけでは時代性は分らず、したがって時代の要請から来る人々の行動に対しても適当な判断を下せません。
司馬遼太郎が「過ぎ去った時代の感覚を実感するのは至難である」という意味のことをどこかで書いていましたが、歴史を見るときに現代の価値観を全く排除するのは無理にしても、当時の人間との感覚の相違には十分に意識を向けておかなければならないと思います(特に近い時代ほど)。これが欠けていると、安易に現代の尺度で歴史を裁断するようなことにもなり兼ねません。

歴史は「鑑」というように、現代と関係づけることで存在価値が出てくるものですが、まずは時代性・時代環境を、なるべく先入見を排して(知るというより)理解しようという姿勢が大切ではないかと思います。そのとき、上述のような見方は不可欠なものではないかと考えています。

「偏見」という言葉を使われていたのでちょっと付け加えますと、ニュートラルな歴史の見方に大した存在価値はないでしょうが、フェアな歴史の見方には意義があると思っています。
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この回答へのお礼

>歴史を振り返るとき、人は「神の目」を持つという自覚。

すごく心に残りました。
確かにおっしゃるように、わたしたちは現在・過去・未来と
全ての経緯を知ったうえで書物を読むのでそのあたりを
留意しないと、極端な解釈などにつながると思います。

末広鉄腸の『雪中梅』は読んだことがありませんが、
興味深い内容ですね。
私も、当時の価値観や希望を見るのに
良い資料になるのではないかと思います。

とても参考になりました。
一歩進んだ大人の見方という感じがしました。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/04 18:58

☆勉強とは具体的にどのように行い、


どのように向き合っていくものなのでしょうか?
→勉強は、世の中からすれば、非営利的な単なる趣味にしか過ぎません。
 知識を得て自己満足するためのものです。
 自分の知りたいことを都度学べばいいと思います。

☆また、皆様は真実を見極める目をどう養っていますか?
→すべての過去の事象は、その場にいない限り、
 仮にその場にいたとしても、本人でない限りは何が真実であったのかを
 知ることはできません。
 歴史なんてものは過去の資料を基に学者により推測してこうであろうと
 決めたものにしか過ぎません。

 人間は自分の思いたいように記憶や史実を都合の良いように解釈するものです。
 よって真実が何かなんてものは養うことはできません。

☆書物を通して得た知識は、自分の中でどう噛み砕いていますか?
→書物なんてものは、作者個人の単なる参考意見にしかすぎません。
 表にでていないような隠された事実なんてものは多数あり、
 実際にどうであったかなんて、作者自身にもわかりません。

 そんな意見をすべて正しいと鵜呑みにするようでは、洗脳と同じ状態です。
 対立するすべての意見を比較すると、きっとどちらの意見も一部は正しく、
 一部は誤っていると思うところが出てくるはずです。
 それが自分自身の考えというものです。

靖国参拝については、TOP以外の人はTOPの意見に従わされているだけでしょうけど、
TOPについても、そうしなければならないような、
オープンにされていないような何か、裏の事情があるのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

色んなご意見が聞けてうれしく思います。

大人になってからの勉強は強制ではないので
確かにそうかな、と思います。

本への取り組み方がわかりました。
靖国の件は私もそういう裏があるように思います。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/01 13:39

質問者の方は、とても素直な方なんだなあという印象です。

自分にはない長所なので素晴らしいことだと思います。
どんな新しい意見を聞いても、まず「間違っている」「嫌い」「素晴らしい」「従いたい」と思うのではなくて、長所と短所をしっかり見極めて、今まで得た知識や経験も合わせて、考えていくのがよいことなのかなあと思いました。どんな意見でもまず否定してしまうのではなく、冷静に見ることは必要ではないかと思いました。
No.1の方がおっしゃるように、「世界にとって正しいこと」は流転していくものです。現在の、あなたにとって正しいことが見極められますように。そして、「あなたにとって正しいこと」が、世界の全てではないことを理解していただけると嬉しいです。
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この回答へのお礼

素直ということもないんですが、
単純に無知なんだと思います(*^_^*)

そうですね、うまく知識を混ぜて
冷静に全否定でもなく全肯定でもなく
向き合っていくのが大切だと思います。

>「あなたにとって正しいこと」が、世界の全てではないことを理解していただけると嬉しいです。

これもそうですね、いろんな立場や事情でかわってくるのだと思います。

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/01 13:33

・色々な考え方/見方がある


・何が正しいのか分からない
事を学べば良いのではないでしょうか。
視点を変えてみる/視野を広げるのは意味のある事です。
事実は一つでも「本当のこと」は立場によって変わります。
「正しい行動」であったかどうかは100年位後になってみないと分かりません。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

なるほど、そのこと自体を学ぶのが
実は「勉強」なのかもしれませんね。

>事実は一つでも「本当のこと」は立場によって変わります。
そうですね、少し悲しいことでもあるのですが…

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/01 13:28

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