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読書好きの20代女性です。
本はよく読むのですが、好きなジャンルがミステリーに偏っているので、もっと視野を広げよう!と最近時代小説にチャレンジしているのですが、どうも時代小説を楽しめません。

時代小説独特の、昔の言い回しとか読みにくい名前に苦戦しています。
そして最も厄介なのは、その場の情景がまったくイメージできないことです。

例えば…「○○門の下馬所の前」「白書院の帝鑑の間からさらに奥」「奉行や大目付などが詰める芙蓉の間」など、特に城内の描写がまったくイメージできません。
テレビでやっている時代劇や大河も苦手なため見ないので、そのような光景が頭に浮かんできません。
時代小説が好きな方は、その場の情景をうまくイメージしながら読んでいるのでしょうか??
やはり時代小説は、時代劇などが好きな方が読むものでしょうか…。

ちなみに、日本史自体は好きなんです(^_^;)学生時代は日本史の成績だけすこぶる良かったです。でも、時代モノのドラマや時代小説が苦手という変わり者です…。

ちなみに、今読んでいるのは沖方丁の「天地明察」です。まだ数ページですが、苦手意識が先行して、早くも挫折しそうです…

時代小説をよく読む方、時代小説の魅力や、読むにあたってのアドバイスなどがあれば、是非教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

はじめまして。



私などが偉そうなことを言うようですが。
小説の中で、風景などの描写は、登場人物の心情を投影したり、暗示したりする「小道具」のような役割が大きいですから。
それ以外の描写は、あまり気にせず飛ばしてしまってもよいと思います。
作家さんから見ても、恐らくオマケというか、通な読者へのサービスみたいなものでしょうから。

それより、「人」を読むのが一番大事です。
登場人物が、質問者さまにとって、魅力的に思えないのでしたら、それは、その作家さんとの相性が合わないだけだったりしますから。
他の作家さんの作品を読んでみてはどうでしょうか。

また、最近はコンビニで、さいとう・たかを氏が作画をした「鬼平犯科帳」の漫画が売っていまして。
それに描かれている江戸の町並みなどは、感動するくらい綺麗ですから。
それで一度、目を慣らしてみてはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
「人」を読む…!なるほど、確かに風景よりも登場人物の心情の方が重要ですよね。
そのアドバイスを参考に、情景はあまり気にせず人物の心情を捉えながら読んだら、すごく分かりやすかったです。いいアドバイスをありがとうございます(^^)

お礼日時:2010/11/30 19:20

>昔の言い回しとか読みにくい名前に苦戦しています。


これは、なれだけだと思いますけど。
たとえば、
主水・・・もんど
主税・・・ちから
読めないですよねぇ。
下のサイトとかで調べてみるとかどうでしょう。
http://kotobank.jp/word/%E4%B8%BB%E7%A8%8E
由来とかが分かるものもあるので、かえって面白いかもしれません。

>その場の情景がまったくイメージできないことです。
映画やTVを見ると大分とちがうのですけど、
実物を見てみると少しはわかるかも。

「○○門の下馬所の前」
江戸城大手門の前に今でも、下馬札が立っているのかどうかは知りませんけど
「下乗」と書かれた高札(看板の親戚。棒が地面に垂直に立っていて棒の上のほうに
長方形または小さい屋根をつけた上に角のある五角形の板をつけているもの)
がかかっているかどうかはわかりませんけど、これ自体はあちこちで見ることができます。
城でもよく見れますし、寺社でも見かけます。

「奉行や大目付などが詰める芙蓉の間」
どこの城のことかは知りませんけど、本陣や脇本陣の広間を見ると類推できるかと。
一段高いところに殿様が座る場所があって、ふすまを開けると複数の部屋が一直線に
見渡せるようになって・・・といった感じ。

## 情景をイメージするのは苦にならないほうなので
## そちらに関するアドバイスはできないですが。
## 私はSFやファンタジーをよく読むので、情景をイメージできないと
## もっとつらかったりする。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
詳しい説明ありがとうございます。
>情景をイメージするのは苦にならないほうなので
うらやましいです~私にもそういうイメージする力があればと思います(笑)

お礼日時:2010/12/05 22:54

江戸時代ものに限ると江戸開府四百年を機に江戸時代検定ほか江戸時代の諸相を知るための本が刊行、復刊されているのでそういうもののうち写真、イラストレーションの豊富な本に目を通すといいでしょう。



江戸城については深井雅海著『江戸城』中公新書が手頃な一冊。同著者には『図解江戸城をよむ』原書房もあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
やはり関連する写真などを見たほうがイメージしやすいのですね。
実はお城にちょっと興味があるので、そういう関連の本を見てみます!

お礼日時:2010/12/05 22:50

30代男です。


戦国時代の実在武将を題材とした小説をメインに読んでいます。
武将達の知力を尽くした駆け引きと、戦のシーンの勇敢さ、そして男気や潔さに魅力を感じています。

時代が違ったり、ファンタジー性の強い物、実在の人物が題材になっていない作品は読まないので一概には言えないのですが、仰る通り、言い回しが独特であったり、場面の情景がイメージし辛かったりで、慣れなければ辛いでしょうね。

まず独特の言い回しですが、これは作家によっても随分と難易度が違います。
司馬遼太郎なら、人のセリフは時代掛かった言い回しが多いですが、ナレーションや解説的な部分は非常に読み易くなっています。
山岡荘八は、ナレーションだけでなく登場人物のセリフも、かなり現代的な感じになっています。
吉川栄治になると、セリフはもちろんナレーションや説明的な部分も強烈に独特なので、この手のジャンルが好きな者でも難易度は高いです。
よって、購入される前に図書館なり立ち読みなどで、シックリ来る作家の本から入られた方が良いかと思います。

次に場面背景のイメージですが、この手の小説を読みかけた頃は、イメージできないシーンが多くありましたが、そういう所は何となく内容を理解するだけに留め、イメージできる所はイメージして読んでました。
そのうち、テレビで大河ドラマなんかを見るようになり具体的なイメージができるようになりました。
ですから、イメージできないシーンは無理にイメージしなくても良いと思いますよ。
逆にどうしてもイメージが欲しければ、作品や題材人物によっては映画化やドラマ化されていてますから、先にそちらを見られてから、小説を読むのも手かと思います。

さらに戦国物ですと、(他の時代でも?)、登場人物が非常に多く歴史的背景も複雑ですので、事前の知識がないと読んでるうちに訳が分からなくなるという問題もあるようです。
(例えば、織田信長の妹“お市”と、その娘の“茶々”を混同して意味不明に陥るとか)
これも最初の言い回しと同じで、作家によって随分と差がありますね。
吉川栄治は、読み始める時点で最低限の知識がある事を前提としているよいうな感じで、あまり解説してくれないので難易度は高いです。
司馬遼太郎は、文中で歴史的背景や人物像を解説してくれる部分が多いので、それなりに読み易いです。
山岡荘八になると、作者の思いにより歴史的重大性と文的ボリュームが違う(例えば有名な合戦が数ページで終わったかと思うと、それより小規模な小競り合い多くのページと使っていたり)や、とかく主要登場人物ばかりをクローズアップする傾向にあるので、読んでいるうちに訳が分からなくなり勝ちです。
これも事前に調べてシックリ来る作品から入るのが良いかと思います。

って、読まれているのが 沖方丁の「天地明察」なら(分からないのでネットで調べたんですが)、同じ歴史物の小説でも感じが全然ちがうので参考になりませんよね。
ただ、読む為に興味を持つのではなく、興味を持ったから読むというスタンス方が良いんじゃないでしょうか。
例えば、私の入り口はテレビゲームでした。友達から「信長の野望」というゲームを借りたのが切っ掛けで、そこから個別の武将に興味を持ち、本を読むようになった感じです。

ちなみに私、小学校の時は、日本史は不得意でした。中学の頃から戦国物を読むようになりましたが、成績は中位でしたね……。日本史では各時代を幅広く勉強しますが、個別の時代のマニアックな知識は殆どやくに立ちませんから(苦笑)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
お~、回答を読んで、回答者さんは時代小説が好きなんだなと感じました(^^)
私も戦国武将好きです。天地明察はそれより後の時代の話だったので、今度は戦国物を読んでみたいと思います!いろいろ参考になりました☆

お礼日時:2010/12/05 22:45

個人的な意見ですが、歴史物と時代物は別のような気がします


歴史物=実在の人物を主人公にして、ある程度史実にそっている
時代物=実在しない人物が主人公、実在しても史実にとらわれない
例=歴史物は竜馬がゆく等、時代物は鬼平犯科帳等

日本史が好きなら歴史物を読んだ方がいいのかもしれませんね
ちなみに私は池波正太郎さんを全て読んでるくらい時代物が
好きですが、私も情景はもやっとしかイメージできていません

「○○門の下馬所の前」=城の門前
「奉行や大目付などが詰める芙蓉の間」=そういう広間があるんだな
「白書院の帝鑑の間からさらに奥」=これは将軍と大名の謁見の間
のようなものだった気がするので、説明がないとわからないでしょう
この程度です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
言われてみれば、歴史物と時代物って別物なんですね~
確かに日本史好きの私なら歴史物の方が向いているのかもしれません。
今度、歴史物の小説を読んでみます!

お礼日時:2010/12/05 22:39

沖方丁の「天地明察」は比較的よみやすい方ですが、挫折しそうですかー。


「私は」時代小説を「ファンタジー」として読んでいるのではないかと最近思います。「よくできた」異世界であるできごとかのように読んでいるかなと(笑)。
時代小説でも、あまり身分の高い人たちや、かけはなれたものよりは、身近なものをテーマにしたものが、入りやすいのではないでしょうか?読みなれていくと、用語なども気にならなくなってくると思いますよ。
いちおしは「みをつくし料理帖」(高田郁・角川春樹事務所ハルキ文庫)情景というよりは、料理が思い浮かべられれば勝ちです。とってもおいしそう……。
あとは読みやすさでいくと、「しゃばけ」シリーズ(畠中恵・新潮文庫)がかなり読みやすいかと思います。
時代もののミステリもいくつかあるのですが、どれも読みやすさでいくとちょっとまだ難しいかもしれません。
最後に、思いきって子ども向けはいかがでしょうか。
「浪華疾風伝あかね」(築山桂・ポプラ文庫ピュアフル)や「忍剣花百姫伝」(越水利江子・ポプラ社Dreamスマッシュ!)など。特に後者は注釈が細かく付いていて、イラストもあるので思い浮かべやすいかと思います。いずれも大人が読んでも楽しめるストーリーでした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
オススメを教えてくださって感謝です(^^)しゃばけシリーズは読みやすいと評判ですよね。
実は、このお礼を書くちょっと前に「天地明察」を読むのを諦めてしまいました;
やはり私は時代小説が苦手です(^_^;)でも機会があれば、今度はしゃばけ読んでみたいです!

お礼日時:2010/12/05 22:36

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