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ポットで種から育苗する場合、使用する培養土によって成長の大差はありますか?やはり高級なもののほうがいいでしょうか?

A 回答 (4件)

タネからの苗作りなら「プラグトレイ」というものをつかっての育苗がもっとも効率的で失敗が少ないとおもいます。

いきなりポットでは発芽しなかった場合に用土もムダになります。
これはポット苗を生産している現場で使われている方法です。

まずタネの大きさでトレイのマス目の大きさを選びます。
2,4センチサイズと4センチサイズの2種類くらい用意しておけばほぼどんなタネにでも使い回すことができます。この方法の難点は苗がたくさんできてしまうというところでしょうか。あとから元気がなさそうな苗は間引けばいいということもありますから挑戦してみてください。

用土も専用のものを売ってはいますがこれも業務用がほとんどで一般家庭では多過ぎますから、次に挙げる基本用土を2ミリ目のふるいでふるって下に落ちた細かいもの全て等量で配合し使ってください。
川砂、ピートモス、クン炭、バーミキュライト、パーライト、バーク堆肥です。
上に残った粗い用土は鉢上げの時の用土としてとっておけば良いでしょう。

次に、種まきですが、配合した用土をトレイ全体のマス目に手のひらで広げて行きます。
ワシ箸などの先を尖らせたものでタネが2~3粒分(大きさにもよりますが)入る程度の穴を突いて作ります。
ここからがちょっと面倒ですが、この穴に2~3粒くらいずつ先ほどの割り箸をつかい落としていきます。
タネが全てのトレイに蒔けたら(品種は違ってもいいですが札を付けてわかるように)あとはできるだけやさしいシャワーで水やりをします。
このときシャワーの勢いが強いとタネが底や上から流れ出てしまいます。優しくシャワーをかけるとタネは自然に覆土されます。
あとは表土を乾燥させないように管理し、発芽が揃い本葉が出始めたあたりで通常の2~3倍程度に薄めた液肥を施し、その後は表土が乾いてからの水やりに変えます。
あとは2~3週間に一回くらいの割合で同じ濃度の液肥を施します。
間引きは本葉が4枚以上になってからします。
最終的にはマス目ひとつにひと苗にしますが、同じくらいの大きさのものなら発芽しなかったマス目に植え替えてもいいでしょう。
本葉が10枚前後になったら2~3号ポットへ鉢上げします。このとき先ほどのふるいに残ったものを使います。
この鉢上げの時点で根鉢が十分に形成されていれば大成功です。
このままでもハンギングバスケットやコンテナーなどに使えます。

また大きめのプラグトレイは挿し芽の苗床としても使えます。用土は同じです。

蛇足ですが、ヨーロッパでの育苗は冬寒いこともありタッパのようなものにスポンジを敷き水分を切らさないようにもやしを育てるような感じで育苗すると聞いた事があります。
種まきから発芽にかけては水やりや用土も当然ですが、日光が一番の重要な要素です。
陽に当てないと発芽しなかったり、逆に陽に当てると発芽しないものもあると聞きます。
発芽してからは水やりと施肥が重要になります。発芽までは液肥など速効性の肥料は必要ありませんが、発芽してからの施肥時期を逃すと生育がよくありません。

用土(培養土)はよほど劣悪なものでもないかぎりそれほどこだわらなくても水やりと施肥、日当りの条件さえ整えば元気に生育します。
ホームセンターなどの特売品の中には鉄くずや木くずなどの破片が入っているようなものまであります。このようなものは論外でケガの恐れもありますからよくないのは当然ですが、用土の一番の条件はよく聞かれることだとおもいますが、「水はけが良い事と水保ちが良い事」です。この二律背反する条件を高度にみたしていることが良い土となります。そのためにあらゆる基本用土を用途に見合った配合にするため試行錯誤するのです。

培養土の値段は高いのがいいとかではなく、上記した条件が整えばあとは水やり、施肥、日光という諸条件も欠かせない要素となるのです。
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一家言お持ちの方が多い中、書くのも気が引けますが、


培土による生育の差は大きいのが実情です。
(ちゃんと調整していないものでは下手すると発芽さえまともに
しないものもあります。)

金額がどうのうとかは言いませんが、一般的な作物でお勧めするのは
以下の3銘柄です。
スーパーミックス(サカタのたね):ホームセンターにもあります。
スパー子床(クレハ)
げんきくん(コープケミカル)
スーパー子床とげんきくんは農協さんじゃないと取り扱っていないかもしれません。

培土の基本はpHとEc、土壌の物理特性が大きくかかわってきますが、
けっこういい加減な製品が多いのが実態です。
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言い忘れたが、種蒔き用の土は無肥料の土が基本です。


ポット上げする土と定植する土は培養土を使うが、この土は同じ土の方が好ましい。
培養土でも発芽しないこともないが、ポット苗の段階では肥料は入れず、定植時に同じ培養土に肥料を入れた方が無難。
ポット苗が成長してくるようであれば、緩効性の肥料を1粒2粒ほど少量置き肥すれば良い。安いIB化成肥料のようなものでも構わない。
市販されているポット苗をみても、大体はそうなっているね。
液肥は定植して、根が活着してから使うのがよろしいかと思う。全般的に言えるが、培養土は水はけの悪いものは使用は避けます。
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筆者には近所に1ダースばかり弟子がいるが、その弟子の全てが中高年女性である事にいささか?な気がしないでもないが、それは筆者が幾分齢をくったとはいえ、若い頃のイケメンの面影を強く残しているから、やはり若い女性ではチョット恥ずかしい気持ちがあるのかな、と思いもしたが、やはり若い女性は仕事や育児に忙しく、「それどころではない。

」というのが真相のようだ。

閑話休題(どうでもよろしい。)

弟子と言っても、皆10年以上、20年以上のベテランぞろいではあるが、「どうしてもお宅のように大きくならない、花が沢山咲かない。」と言って嘆く。
まあ色々とアドバイスして差し上げるが、そのうちの一つに土の問題がある。
聞けば○○で買った○○円の土。どうみても安物である。水はけも悪そうだ。
筆者の場合は、基本的には赤玉土+腐葉土+山砂類であるが、フルイにかけたりして何かとメンドクサイ。草花類には市販の培養土で済ます場合も多い。草花類も経年のうちには大きくなってしまった。先日植え替えしたカサブランカは球根が増えてもう12号の深鉢である。まるで漬物樽のようである。12号分の土を赤玉で処理するのは、一種の労働に近い。

弟子には30Lで800円ぐらいのものを勧めている。一応は中級品の類であろう。高級品には元肥入りだのあるが、無機質の元肥ならばマグァンプKと相場が決まっているからあえて必要ではない。マグァンプならば単体で売っている。商売人は何かと付加価値を付けては値を吊り上げる。
しかし筆者は中級品の培養土でもそれから吟味する。一種の性(さが)か。
具体的にはマグァンプの他にも、リン酸系バットグアノや竹炭、それを少し中和するためのピートモスや鹿沼土、更に水はけを良くするためにボラ土の小粒や細粒を混ぜる。

安物でも結果が不満足ならば、やはり安物買いのなんたらであろう。中級品や高級品と言ってもパチンコで被害をこうむるほどでもない。思えば園芸も安上がりの趣味ではある。ゴルフほどの金もかからない。手間ひまはかかるけれど。
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この回答へのお礼

みなさんありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/10/16 14:08

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