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トリプシンでdishに接着している細胞を剥がすことができるのはどのような原理によるものなのでしょうか?また、死細胞の場合、接着細胞でも浮遊しているのはなぜなのでしょうか?

A 回答 (1件)

細胞がdishなどにくっつくためには細胞表面のタンパク質が働いています。


例えば「接着分子」と呼ばれるタンパク質があります。
それらのタンパク質が「手」となりdishをつかんでいるのです。

トリプシンはタンパク質分解酵素です。

なので、トリプシンによって、接着に関与するタンパク質が分解されるので
細胞がはがれるというわけです。

もちろん、このトリプシンを強く作用させると、細胞自体が分解してしまいます。
それで、「やんわり」と分解するように調整されています。
また、できるだけ短時間で処理する必要があります。

死細胞の場合、接着に関与するタンパク質が作られませんし、いろいろなことが起こって分解されたりします。
それで、浮遊してしまうのです。
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