プロが教えるわが家の防犯対策術!

先日実父が急逝致しました。父は超亭主関白&守銭奴で自己財産は無論母の通帳も保持管理しておりました。急逝故か遺言書は無く、何処を探しても(貸金庫は無)誰に尋ねても一切の通帳・カード、有価証券、実印・印鑑登録証・・見付けられず不安で一杯です。取り敢えず銀行の財産保全は済ませたのですが、遺産額が高額らしい事もあり、10ヶ月の間に一体どうすればよいのか、父任せできた家族(母・兄・私)皆で途方に暮れております。記録魔でもあったので手帳・日記帳等、手掛かりになりそうなものも読み漁りましたが何一つ判りません。情けない話ですが、どうかお知恵をお貸し下さい。

A 回答 (2件)

まずは相続人を確定しましょう。


お父様の戸籍謄本(除籍)を出生から亡くなったことの記載があるものまでを取得しましょう。家族でも知らない事実がある場合もありますし、第三者に証明するためにも必要です。ほとんどの役所や金融機関での手続きで必要となりますから、大切に扱いましょう。ほとんどが原本を提示のうえでコピーをとり、原本を返してくれます。

お父様の実印・印鑑登録はなくなった時点で無効となっているでしょう。あなた方のものが含まれているのであれば、印鑑を用意の上、再登録をすべきです。悪用防止にもなりますし、今後の手続きで必要となるでしょう。

取引金融機関ですべての取引の残高証明を取得しましょう。
これにより、正・負の遺産の一部がわかるでしょう。
さらに、残高証明には口座番号などがあるでしょう。それを元に取引履歴の照会を行いましょう。出来るだけ遡って確認をし、生命保険などの加入による引き落としなどがわかるほか、口座振替による返済などをしているクレジットカードを含む借入などもわかる場合があります。配当などもわかるかもしれません。

負の遺産が大きい場合には、相続放棄の手続きが必要です。こちらは期限がありますし、家裁での手続きとなります。今後の手続きのためも含み、司法書士などへ依頼されることも考えましょう。

不動産などは、不動産の所在地の役所から固定資産税などが通知されることになりますから、課税明細を取得されると、不動産の所在地などがわかります。その上で登記簿謄本を取得されると良いでしょう。

相続放棄をしないことを決めた後であれば、預金の一部の引き出しは可能な場合もあります。生活資金のためです。

相続は、被相続人の亡くなった事実、相続人の調査、正・負の遺産の調査・遺産分割協議書の作成・協議書に従った預貯金の解約による按分や不動産などの名義変更となります。そして、10ヶ月以内に相続税がかかるほどの遺産であれば、相続税の申告を相続人全員で行うことになります。

相続税以外の各種手続きは、司法書士が専門です。相続税は税理士が専門です。ご自身で出来ない場合や相談は専門家にしましょう。答えは一つではありませんから、よく考えて計画的に行動する必要があります。

上記で相続人調査や遺産の調査の書類の入手について書きましたが、これらの証明書類等は、相続人の権利で簡単に入手が出来ます。専門家はその依頼により職権で入手が可能ですが、手間賃となる報酬をしっかりと取られます。ご自身で行うことで、最初の相談などで詳しい話まで相談が出来るでしょう。
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この回答へのお礼

早速ご丁寧ご親切なご回答をどうもありがとうございました。八方塞がりで直ぐにでも専門家に依頼かと思い詰めておりましたが、まず出来る事からやってみようと思います。アドバイスそのものと共に精神的にも助けて頂きました、感謝です、本当にどうもありがとうございました。

お礼日時:2009/11/27 10:26

相続財産について。


銀行の保全と書かれていますので銀行は全て把握されていることでよろしいですね。
遺産額が高額と書かれてあり、有価証券が不明と書かれてありますが、不動産と株が分からないということでしょうか。
不動産所有しているにもかかわらず詳細不明であれば来年の固定資産価格決定通知書を待つしかありません。
株は配当通知か証券会社の通知を待つしかありません。

相続財産が銀行預金だけでしたら、現金の合計が相続財産となりますので、ネットで相続税の計算は出来ます。
相続税が発生しない場合は相続税の申告は必要ありません。

銀行の名義変更は銀行窓口に行けば用紙をもらえます。

お父様の生まれてから亡くなるまでの除籍謄本は前の回答者の説明とうりです。
代々同じ所に戸籍があれば役所に行けば相続ですと言えば昔までさかのぼって除籍謄本がとれますが、本籍が地方でしたり転籍が何度もある場合は戸籍の読み方やどこの役所に請求していいか分からないため煩雑となる場合があります。
その場合は司法書士に依頼すれば1カ月程度で全て除籍謄本を取り寄せできます。
遺産分割協議書はネットにひな形があるので、それを参考にしてもいいですし、司法書士に依頼してもたいしてかかりません。

相続税が発生する場合は税理士を窓口として戸籍の取り寄せと遺産分割協議の作成を依頼する、相続税が発生しない場合は司法書士を窓口として依頼することで処理されます。

専門家に依頼するかご自分でなさるかは報酬を聞いて判断してください。

一応の目安として確定申告をご自分でなされているのなら相続税の申告は税務署の説明書どうり書けば出来ますが、不動産がある場合は専門家に依頼した方が無難です。

年金受給者の場合は社会保険事務所または役所への届けでが必要となります。

国民健康保険の弔慰金の手続きは除籍謄本と国民健康保険証を持って役所に申請してください。

通常の戸建て住宅なら相続税は殆ど発生しません。
現金が1億円超えている場合は税理士と相談した方がいいと思います。

質問内容に、遺産が高額とありますが1億円なのか10億円なのか分かりませんし、不動産のことが書かれていないため一般論しかお答え出来ません。

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございました。不動産は持ち家のみ(只、境界線や違法建築等、多少問題有)株の銘柄は把握しております。(無智で要領を得ない書き方で申し訳ないのですが)銀行口座名義を相続分割前に母に書き換えても問題無いのでしょうか?母が唯一独身時分から所持している口座について、兄が「専業主婦がそれ程高額貯めているのはおかしい、母の持参金・親戚からの小遣・地域委員の報酬だというのが事実だとしても、税理士には、父からの生前贈与、父の管理下での資金運用とみなされるはずだ、よって母名義であっても遺産分割範囲に入れるべきだ」と迫るのです。そのせいもあり税理士さんに相談にいくのに二の足を踏んでいる状態なのです。更なるアドバイスを頂ければ幸いです、どうか宜しくお願い申し上げます。

補足日時:2009/11/28 22:08
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この回答へのお礼

お礼が遅れ、失礼致しました。無事四十九日法要を終えたばかりです。頂いたアドバイス、大変参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/12/25 08:55

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