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Q:中国における資本主義の定着・強化は、現行の台湾問題を解決する助けとなるか?

上記の題目でレポートを提出しなくてはなりません。。。
政治制度がそのまま(民主化はせず)の状態で、台湾独立を公に承認することはまず無いと思うので、台湾の実質的(経済的)「併合」が「解決」ってことになるのかな~と思うのですが、専門的な知識も無いためよく分かりません。。。同問題で共通見解のようなものってあるのでしょうか?

また、同問題に関連して、下記の質問にも回答をもらえるとありがたいです。

○ 中国経済にべったりの台湾と資本主義国・中国との間の経済関係強化は軍事的緊張緩和に繋がりますか?また中国経済にべったりとなった米国は今後(長期的には)台湾への武器売却という切り札の使用が難しくなりますか?
○ 三通の自由化などを通して、台湾経済が中国に過度に依存するようになり、中国抜きでは経済が立ち行かなくなった時、台湾が中国に政治的に歩み寄り、最終的に中国内の自治国家となるようなシナリオは考えられますか?
○ 中国が台湾を経済的に完全に影響下に入れたとして、中国は台湾の領土的「併合」を志向しますか?(民主主義的思想を持つ人民を国内に大量に抱えることはデメリット?)
○ 資本主義の国は必然的に民主主義に近づきますか?(他国の例など)

上記質問のうち、どれか1つだけでも良いので、回答をいただけると有り難いです! m(__)m

A 回答 (2件)

現在の地政学的な位置で考えれば、台湾問題で


緊張を高めたくない。これは関係国の総意と
考えてよい。

また、中国の軍隊は台湾を攻撃する能力を有す
るものの、占領する能力はない。これは中国の
軍隊が弱いとかの理由ではない。

民間人の被害を極力少なくする必要があり、
また、陸上部隊を中国本土から台湾に送りこむ
海上輸送手段が低いからです。

現状では軍事的な併合は不可能となる。

経済的な併合はありえないです。なぜならば、
経済活動がグローバルに展開する環境下では、
経済的な併合はコストが高すぎる。中国本土側
にとって、台湾を経済的に面倒をみる余裕もなく、
それに伴うメリットも少ないからです。

香港やマカオは中国本土の窓口としての役割の
メリットがある。香港は中国企業の資金調達の
窓口になっており、マカオはギャンブルで世界
1位の地位を確保しており、ここでは言えないが、
中国本土の表の世界と裏の世界の接続部分となって
いる。

台湾は中国本土のとって、政治的な問題以外に
実質的に支配するメリットがないのです。台湾を
通した中国の対外的な窓口にはなれないからです。
窓口になるものがない。

中国共産党は、欧米諸国のような民主主義と資本
主義を目指した国家運営を行わない、と明言して
いる。ということは、中国は資本主義の恩恵を
存分に受けるが、民主主義を目指さない。

資本主義で成功した後に民主主義化して成功した
国はない。日本はどうなるのか?という疑問も
生まれますが、日本は明治時代、大正時代に民主
主義が完成した国です。第一次世界大戦後に日本
が軍国主義に傾いただけのことで、戦後に民主
主義が完成したのではない。
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この回答へのお礼

なるほどー。資本主義になっても中国は変わらなそうですね。そして、どの国にとっても現状維持がベストである以上、今後も台湾問題で大きな変化は無さそうですね。
丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/04 10:01

>Q:中国における資本主義の定着・強化は、現行の台湾問題を解決する助けとなるか?



 資本主義の定着・強化については非常に困難な課題を含んでいると言わざるを得ません。近代資本主義の成功例を考察すると、宗教と切り離せない部分があります。それは「汚職」に対する倫理観に至るのです。

 中国の経済活動の成功を見ると、資本主義の定着・強化が進んでいると考えがちですが、一党独裁の政治体制下に、倫理観の低下が起こらないわけがありません。党員の所有する企業が多数存在し、それに対する裏融資は膨大な金額に膨れ上がり、GDP1年分の不良債権と言われています。公的機関の構成員が、私企業を保有運営する事自体がおかしいのに、それに対する融資が略無制限なんて、資本主義とは程遠いものです。いずれ発展、衰退、崩壊と旧ソ連と同じ道を辿ると考えます。

>軍事的緊張緩和に繋がりますか
 中華思想の中国にとって、台湾は併合すべき領土です。台湾が併合を拒否する限り、軍事的緊張はなくなりません。

>最終的に中国内の自治国家
 香港方式は考えられないではありませんが、民族の同じ台湾ではありえないと思います。

>中国は台湾の領土的「併合」を志向しますか
 一貫して中国は「併合」を目指しています。方向転換は、チベット、ウイグルも独立にも繋がりかねません。民主主義と「独裁は」相容れません。併合が無くても、独裁解消の力学は働き、選挙が施行される時代が来ます。

>資本主義の国は必然的に民主主義に近づきますか?
 資本主義ながら民主主義ではない国は、幾らでもあります。不正選挙の報道がある国々は民主主義ではありません。中国は、資本主義を導入した、社会主義です。つまり都合のよい方を常に選択するでしょう。総選挙が無く、共産党員だけの選挙で運営される国家は、決して民主主義に移行しません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
やはり中国、というべきか。資本主義も中華バージョンなのですね。
・・・民主的な資本主義が負け組、独裁的な資本主義が勝ち組となって世界を席巻していくのかと思ってましたが。。。
ともあれ、間違っても台湾が独立できる気配は無さそうですね。やはり最後は金の力が物を言うのでしょうね~(>_<)

お礼日時:2010/03/04 10:23

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