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 台湾が独立したがっても中国が許さないという図式が続いていますが、そもそも台湾はそこまでしてどうして独立したいのでしょうか?。

 小さな国だから中国の経済特別区のリーダーとして、国家参加すれば、今伸びている中国に拍車が掛かりよりよい国益になるとも言えると思うのですが、どうして台湾は独立したがっているのでしょうか?。

A 回答 (6件)

 いわゆる台湾独立の場合、「中華民国」として独立するのでなく、「台湾」として独立するという考えもあります。


 つまり台湾は、大陸とは異なる文化圏であり、もともと台湾として独立していたが、国民党によって占領されたという考えです。言論の自由なども、李登輝前総統(台湾系)になってから認められたことで、それ以前の国民党時代(大陸系)では認められていませんでした。

『金美齢事務所』HPから「金美齢の提言」より
「ロジックから台湾独立を考える」
http://www.kin-birei.jp/suggest/rondan/200412.html
<私(注:金美齢)も長年使ってきた「独立」という言葉も不適切な含意を人に伝える。台湾はいまだかつて、1日たりとも中華人民共和国の一部であったことはなく、台湾人はかの国に対して1円の税金たりとも納めたことはない。台湾とかの国はそもそも最初から別の国なのだ。「分裂」の事実もないので、「統一」などまったくのナンセンス。
 戦後50数年間にわたって恐怖政治による植民地支配体制を続けてきた中華民国政府は、30年前に「中国正統政府」の虚構を国際的に否定され、21世紀に入ってからは、2度に渡る全民直接投票によって、台湾における政権をも失ってしまった。
 李登輝氏が言うように、中華民国はすでに存在しないのであるが、その虚構体制の残滓はいまなお台湾人を苦しめている。台湾人が「独立」と言うのは、端的にいってこの残滓の清算を指している。げに台湾問題とは「中国の内政問題」などではなく、台湾自体の内政問題なのだ>
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#2さんが書いているとおりです。

台湾(中華民国)は自由主義国で大統領選挙もあり、言論出版の自由もあります。
 中国は、共産党一党独裁の国で、言論の自由だけでなく、住所移動の自由もありませんし、県・省・国家レベル以上の選挙もありません。
 それ以上に、生活のレベル(平均年収)がおそらく10倍くらい違うでしょう。
 中国経済が今伸びているというのは上海や北京それに沿海部だけで、内陸部は極貧状態のようです。将来どうなるか全くわかりません。
  
 私は、台湾からの留学生を大勢しっていますが、中国に編入されたいというような若者は一人も居ません。
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まず第1に中国と台湾では政治体制が異なっています。

中国が統一するというのは、早く言えば台湾に「お前たちは共産主義になれ」と言っているのと同じことです。最初は香港と同じように1国2制度の線をもち出すでしょうが、反対されることは明白。果たして香港のように平和的に解決するだろうか大いに疑問のでるところです。
反国家分裂法の制定もしました。これは武力制圧を正当化する何ものでもありません。「中国軍は、最新鋭潜水艦の配備も急ぐため、15年には、台湾海峡の制海権と、潜水艦による台湾周辺海域の封鎖能力を持つと」台湾国防部は懸念しております。いわば武力解決の図式まちがいないでしょう。
 中国の国益といっても、台湾のためにはならず武力によって思うようにされるのは眼に見えています。現在の香港でもじわじわと締め付けをやっているようで、民主運動が盛んになっています。いま時、お前の国は共産国になれと言われて、「そうですか、なります」と言う国がありますかね。中国の体制も今後10年もつかどうかと囁かれている状態なのですからね。
私がこれを書いている時、前の方に先を越されました。重複するところが多いと思いますが、よろしくご理解のほどを。
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#1さんの書かれているとおりです。


例えば、日本の、九州が独立したいと言っている、というのとは違います。

台湾は、事実上は独立国です。国名は中華民国です。中華人民共和国の実効支配は台湾には及んでいません。

両方とも「中国」と略するので、わかりにくいですね。

日本は日中国交正常化の際に、大陸側の中華人民共和国を「中国」として承認し、台湾側の中華民国と国交を断絶しました(1972年)。
国連は中華人民共和国の加入を認めたため、中華民国(台湾)は脱退しました(1971年)。
それまでは、国連の常任理事国だったのも、大きな中国ではなく、小さいほうの台湾でした。

歴史で「1912年中華民国建国」「中国の国民党の蒋介石」といったことを習いますが、1949年の中華人民共和国成立後も、中華民国は滅んではおらず、台湾で存続しているということになります。
蒋介石はもちろん台湾に行き、1975年に台湾で死亡しています。
第二次世界大戦前・中に、日本が侵略し戦争をしたのは、国家としては、中華人民共和国ではなく、中華民国です。

日本では、ひとつの中国ということで、中華人民共和国のみを認める政策をとるようになったので、教育もそのようになっています。
台湾と国交断絶するまでは、中学校の地図帳にも、大陸側には「中華人民共和国」、台湾には「中華民国」と書かれていました。

特に中華人民共和国が、台湾と中華人民共和国の双方を国家として承認することを認めないので、国交はどちらかを選ぶ感じになります。
台湾を中国と認め、国交を結んでいる国は26カ国です(ただしほとんどが小さい国です)。


台湾の立場は、「共産党に国土の大部分を占領されている」です。
独立論は、それを放棄して事実を追認して、2つの中国になろうというものです。
中華人民共和国は当然認めず、台湾の中でも、賛否両論です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/中華民国
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No1さんが建国?時の経緯を書かれているのでそれ以外の理由を書きますと共産主義と資本主義の政治的体制の違いと中国の独裁体制への不安もあるのでしょう


現在でも続くチベットでの虐殺や天安門事件を見れば分かりますが中国は基本的に人権を重視していない独裁国家です
北朝鮮やクルド人を虐殺していたフセイン時代のイラクとなんらかわりがありません
そんな国に併合された場合の不安も当然あるでしょう
中国経済の発展にばかりとらわれないでもっと中国を良く知ったほうがいいですよ
恐ろしい国ですよ
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それは今の台湾政府の発足に至る経緯に理由があります。



今の台湾政府は、第二次世界大戦終了直後は、今の中国全土を治めていました。
しかしその後、今の中国政府となる共産党勢力との内部紛争に破れ、結果台湾に逃げ込み今の政府を立ち上げ、現在に至っています。

つまり、台湾政府からすれば「共産党が治める今の中国と自分たちは違う」というのは当然の論理なわけです。
逆に、今の中国政府が台湾を「逃げ出した輩が勝手に占領して騒いでいる」という見方をしているのも、当然の論理です。

同じような状況でも立場の違いで見方が変わる、典型的な例と言えるケースですね。
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