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竹林で思い出してしまったのですが、カテゴリー違いでしたらご指摘ください。

観光スポットでなくても京都周辺って竹林が多いですよね?
私が知らないだけかも知れませんが、あれだけ広大な竹林って他の地域では見られないように思います。
京都周辺だけ元々そういう特殊な植生だった訳でしょうか?
それとも何時の時代か人為的に植えられたものなのでしょうか?
ご存知の方いらっしゃいましたらお願いします。

歴史カテとかで聞いた方が良かったですかね?

A 回答 (2件)

竹の原産地は中国です(一部日本の自生種もありますが)


従って文化の先進地である京都周辺での栽培が盛んになったものと思われます。当初はお寺の庭園に植えられたものと思われますが、竹を加工品(カゴ、柵、その他の建材)として又竹の子として利用が盛んになり、お寺から農家の栽培用に広まったのでしょう。消費地大阪に近かったことも竹の子栽培が盛んになった理由でしょう。

京都に限らず温暖な地方では竹は盛んに栽培されたのが、農村の過疎化で竹林は廃れてしまったものと思われます。

京都府八幡市の岩清水八幡宮の境内には、エジソンの記念碑が立っています。これは白熱電球のフィラメントにこの山の竹が使用されたことを記念したものです。
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この回答へのお礼

なるほど、納得できそうなお答えで大変勉強になります。
ご回答を有難うございました。

お礼日時:2003/06/16 12:09

(1)京都周辺って竹林が多いですよね?


→これは、京都の土地利用図を参照された方が良いと思います。

(2)京都周辺は、タケ(ササ)が多い植生なのか?それとも、人為的に植えられたものなのか?
→モウソウチクなどは、ほぼ100%人為的に植えられたと考えて構わないと思います。放棄された竹林から、周辺の雑木林にモウソウチクが侵入している場合も多々あります。
→また、放棄した田畑にネザサ類が入り込むこともあります。ネザサなどは本来の植生ではなく、代償植生と呼ばれます。
→さらに、天然更新に失敗した天然林でも、ササ類が侵入して問題になっています。この問題は特に深刻で、ブナ林の例が有名です。

(結論)
日本の本来の植生では、タケ(ササ)が表徴種となる植生はあっても、タケ(ササ)が優占する植生というのは無いと思います。この点に関しては、宮脇昭氏の書いた「日本植生誌」を参照されると良いかもしれません。
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この回答へのお礼

専門的かつ御尤もなお答えで大変勉強になります。
ご回答を有難うございました。

お礼日時:2003/06/16 12:09

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