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ホームシアタースピーカーのアンプの最大実用出力について。
BASE-V20HDなどのようにセットで売っているスピーカーのアンプの実用最大出力は各30Wなのですが、アンプだけの商品たとえばVSX-820の実用最大出力は各95Wととても高のですが、出力が低いとなにか不便なこととかありますか?

教えてください。

http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/theaterpacka …
http://pioneer.jp/components/avamp/1020/index.html

A 回答 (3件)

>> 出力が低いとなにか不便なこととかありますか? //



実用最大出力というのは、「歪むか歪まないかギリギリのところで、短時間だけなら、ここまでパワーが出せる」という限界値を示すものです。これに対して、「連続して歪まず、故障せずに出せる」というのは定格出力というスペックで示されます。したがって、より重要なのは定格出力の方です。

ところで、アンプは、電気信号を増幅してスピーカーに送り出す装置です。スピーカーは、その電気信号を空気の振動に変換する装置です。したがって、アンプの出力が小さいと、スピーカーの動作量も少なくなり、小さな音しか出せません。

しかし、アンプの定格出力が小さいときに「本当に困るか?」というのは、また別の問題です。なぜなら、アンプの出力というのは、上記のように「ここまでなら壊れない」という限界を表示しているに過ぎず、「常にそのパワーを出している」という意味ではないからです。

いいかえれば、スピーカーが現実に消費しているのが1Wに過ぎないなら、定格出力10Wのアンプでも、1000Wのアンプでも、音量は同じです。そして、一般の家庭環境では、常時1~5W程度の出力でも十分近所迷惑なほどの音量を得られます(同じ1Wでどれだけの音量になるかを「スピーカーの能率」といい、製品によって最大10倍以上の差があります)。したがって、実際には、BASE-V20HD程度のパワーでも、ほとんど困ることはありません。

ところで、「大出力のアンプ=高音質」という幻想があります。確かに、一般論としては、高音質な高級アンプほど大出力に耐えられる構造になっているので、そういう傾向があるとはいえます。しかし、上記からも明らかなように、現実に1Wしか出ていないなら、定格10Wのアンプでも何ら不都合はないので、無闇矢鱈に大出力を求める意味はありません。むしろ、大出力のアンプをわずかな出力で使うと、かえって音質が良くないケースもあります。

また、オーディオ業界では、よく「駆動力」という概念が使われますが、これは数字によって比較できるものではありません。少なくとも、カタログ上、「駆動力=???」という数値が明示されていない限り、比較の基準が存在しないということなので、考える意味はありません(科学的に考えて、俗に駆動力といわれるものの正体が存在しない、という意味ではありません。たとえば、スルーレートや内部インピーダンスといったものと、ある程度関係していると考えられます。しかし、これらを明示しているメーカーは極めて少ないので、比較できない訳です。駆動力という言い回しは、なんとなく「アンプがスピーカーをグイグイ駆動しているような音に聞こえる」という感想を述べたものに過ぎない、といえます)。

なお、定格出力20W程度のアンプでも、「駆動力の高さ」を売りにしている製品があるので、その意味でも「出力の大小=駆動力の大小」と考えるのが唯一正しい考え方であるとはいえません。

以上要するに、(1)かなりの大音量を求めなければ、アンプの出力が不足するという事態は、あまり起こりません。もっとも、(2)一般論として高級アンプ=高音質=大出力なので、出力の大きいアンプほど音質面でも余裕が生まれる傾向にあるとはいえます。したがって、(3)出力の大小より、製品のグレードや実際に聞いたときの感覚の方が、製品選びの際にはより重要であるといえます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
V20HDでもいずれスピーカーだけ変えたくなるかもしれないので、アンプと別々で買うかもしれません。

お礼日時:2010/05/29 21:00

30Wあれば一般家庭で使用するなら殆んど不便は有りません。


各30Wでも家庭では普段1~3Wで限界の音量になり10Wも出したら近所から騒音のクレームが来ますよ(SP効率で変わります)パワーがあれば音が良いはオーディオ全盛時代のアンプです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
もう少し考えて見ます。

お礼日時:2010/05/29 21:01

大きなスピーカーや低能率のスピーカーを使用したときにボリュームが上がらない(十分な大きさが出ない)可能性がありますし


駆動力も弱いのでスピーカーの振動による逆起電力に負けて低音がボケたりします。
また、スピーカーの都合で出力を最大近くまで上げなければならないような状態であればアンプの負荷も高くなります。

BASE-V20HDだとD-108 Seriesのようなやや低能率のトールボーイだとボリュームが高めになるかも知れません。
なおSA-205HDXはスピーカーとのセットではなく単体での販売ですので別にスピーカーを買う必要があります。
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この回答へのお礼

やっぱり、よく考えて見ます。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/29 20:56

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