
トロボッチという魚について
澁澤龍彦の短編『魚鱗記』にトロボッチという魚がでてきます。これによると、江戸時代の長崎で行われたヘシスペル(魚遊び)に用いられた魚で、トロボッチの泳ぐ水槽の中に酢または硝酸銀をたらすと、身の色をめまぐるしく変化させながら外へおどりでるのだそうです。そう大きくない水槽に4,5匹泳がせていることから、体長は長くても30センチ程度かと思われます。
このトロボッチという魚は、現在では何という名称なのでしょうか。ネットで調べたのですが、いまいち判然としません。また、実際のトロボッチに酢または硝酸銀をたらすと、同様の変化が起きるのでしょうか。小説の話なのでそんな魚は存在しないのかもしれませんが、なにかご存知の方いらっしゃいましたらお教えください。カテゴリ違いだったらすみません。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
トロボッチはヒカリメとも呼ばれる干物にされる魚で正式名称はアオメヒソです。
アオメヒソは深海魚の一種で目が光る事からヒカリメの別名があります。
http://www.himonoya.net/himono/ht-041.htm
私もネットで調べた際にメヒカリにたどり着いたのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。私には、江戸時代の技術では深海魚を生きたまま陸上の水槽に入れておけたとは思えません。アクアマリンふくしまでさえメヒカリの飼育が話題になっている程なので、当時それが可能だったとは考えにくいのではないでしょうか。またメヒカリ=トロボッチの名前の由来を調べてみたところ、「トロール漁」から命名されているとの記述がありました。そのトロール漁が日本に導入されたのは明治時代であるため、江戸時代にそういった呼称があったとも考えにくいです。
質問文に大事なことを書き忘れてしまっていたのですが(ごめんなさい!)、「トロボッチ」は肥前の土語あるいは蘭語の可能性があるそうです。
ただ、「トロボッチ」という特徴的な名前が偶然一致するものとも思えませんので、やはりメヒカリ説が有力なのかもしれません。引き続き回答を待ってみることにします。回答ありがとうございました。

No.1
- 回答日時:
作者が澁澤龍彦さんでなければ必死に調べたいところですが、著者名だけで「あっちの世界」へ逝ってしまうため、気力が起きません。
回答ありがとうございます。確かに「あっちの世界」かもしれませんね(笑)
トロボッチの話は『崎陽年々録』という本に記述されている、と作中で述べています。ですので『崎陽年々録』(筆者不詳)の記述ということでなんとかなりませんか?ただ、『崎陽年々録』という本自体、いくら探しても見つけられなかったので架空のものかもしれませんが。とりあえず、なにかご存知の方が現れるまで気長に待ってみることにします。
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