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個人的な疑問です。
「客観的真理」の成立可能性(人間の認識と客観との一致の可能性)、一般に「真理」と言うものの成立可能性・必要性について、どう考えますか?
デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ考え方も入れながらどう考えますか?

A 回答 (2件)

※成立可能性について



>>> 2004-09-25 の 私の日記からの引用です
「科学的・客観的に事物を見る。」といったとき、観測者である「この私」と「あなた」とが「交換可能」だという限定された条件を持ち込んでいる。ようするに、「この私」と「あなた」とが入れ替わることで変化する要因があったとして、対象に対する影響の割合のうち、そういったものの影響を「無視できるぐらい極力最小」ないし「入れ替わるときに発生する影響度を確率的に予測可能な範囲」にとどめおくことで、観測可能であるときのみ、「科学的・客観的に見る」ことが可能だということを意味する。

すなわち「この私」と「その他」とは、決して切り離すことができないということである。

>>>>>>「言語的思考へ、脱構築と現象学」、竹田青嗣、径書房p.90-p.91
カントの先験的哲学が表現する「超越論的動機」に関して、”誰もメタレベルに立てないという原則の確認”といった解釈もあるが、妥当とはいえない。それが意味するものは、当時の文脈に即してより正確に言い直せば、誰も「主観」の外に出て「客観」を直接確認できないという認識論的原理の確認であり、認識問題はこの前提の上でのみ構想されねばならないという思考原則の提示である。
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このことは、ゲーデルの不完全性定理とも密接に関連している事項になるでしょう。

※必要性について

個人的な疑問であろうと、レポートの主題であろうと、どちらでもいいのですが、「ご自身で、どこまでどのように考えたか?」を記述されるべきだと考えます。
このことは「教えて○○」系での一般的な真理でもなく強制でもないし、私個人の考えに限局するかもしれませんが、私にとって「必要」な要件になります。
それが「真理」であろうと「虚偽」であろうとにかかわらず、そのものの「必要性」は、個人レベルでの判断に依拠することでしょう。
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通常、「客観的真理」の『客観』と『真理』は比例するものと


考えられている。
しかし、量子論的に「有限的性質(存在性)は観察(主観)によって
派生する」とか、不完全性定理において「公理系は不完全(正しい
と証明されないものの導入)ゆえに無矛盾であり得る」とされる
など、先述の2要素は対立するものである事が明らかとなっている。
その原因は、宇宙の第一原因が“外なる絶対者”などではなく、
自分自身である事による(絶対化=無)。
(自我仮説(時間的流れ)と時空仮説(空間的広がり)の相補分化=
認識体自身の存在のための必要(ただし現象的自我の「必要」では
なく、原理的根源にまで遡った補完)
神を意識した西洋哲倫は、もはや歴史的研究の対象ではあっても、
生きた哲学ではない。
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