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音楽が大好きなんですがそれとは裏腹に音楽にはよくわからない事が多くて困ってます・・・

先日、友人たちがジャズの話をしていたのですが、私が「ジャズってどういうものがジャズっていうの?」って聞くと「はぁ・・・・」と言われてしまいました;

私は「音楽は音楽」という見方をどうしてもしてしまうのでジャンルなどはあまり考えた事がありませんでした。
もちろん洋楽とJ-POPの違いくらいはわかりますがジャズとクラシックの違いがいまいちよくわかりません。

どなたか私にジャズというジャンルを教えていただけませんか?

A 回答 (4件)

何がジャズかという定義はかなり難しいです。

これさえあればジャズ、という決まりは実はほとんどないに等しいです。
まず基本形から。例外を言い出すときりがないので、ここでは触れません。

楽器の編成はリズムセクションと呼ばれるものとフロントラインと呼ばれるものに分けられます。リズムセクションはドラムとベースが基本です。ここに多くの場合ピアノが加わります。

そしてこのリズムセクションの生み出すリズムにフロントラインがメロディを重ねたものがジャズです。フロントラインに使われる楽器はトランペットやサキソフォンなどの管楽器が中心です。そしてそれぞれの楽器が全部即興演奏、つまりその場その場での思いつきで演奏をするところにジャズの最大の特徴があります。

思い付きとはいっても、ある程度の決まりはあります。まず演奏形式もイントロダクションに続いてテーマリフと呼ばれる部分が演奏されます。テーマリフ自体はあまり崩さずに演奏されます。たとえば枯葉(Autumn Leaves)という曲が有名ですが、最初に「枯葉」のメロディが奏でられます。
テーマリフの長さが大体1コーラスになります。またテーマリフのコード進行がその後も繰り返されます。枯葉だったら枯葉のコード進行パターンがずっと繰り返されます。ここはあまり思い付きでは演奏されません。

しかし1コーラスの長さと曲のテンポ、コード進行以外は各演奏者が自由に思いついた演奏をその場で繰り広げていきます。即興演奏とかImprovisation、アドリブとか言われるものです。リズムセクションに乗ってフロントラインの楽器の奏者が順番に一人ずつ思い思いの演奏をします。ソロと呼ばれるものです。ソロの順番も大抵は決まっています。思い思いの演奏、と言ってもコード進行上使っていい音は大体決まっているので、そんなにめちゃくちゃにはなりません。

リズムは4ビートと呼ばれるリズムが一番ジャズらしいとされます。4ビートというのは一小節に4つのビートを均等に奏でるリズムです。全員が同じリズムに乗って演奏するので、こちらもある程度のまとまりが生まれます。

ソロが一通り終わったらもう一度テーマリフを演奏して、エンディングを経て曲が終わります。
以上が一番典型的なジャズの演奏です。

このような形式のジャズは大体1940年前後に米国で成立したと言われています。もちろんその前からジャズという音楽はありましたが、即興演奏の範囲や長さが限られていたり、リズムが未完成でした。たとえば4ビートをベースで弾くという発想がなかったり。1940年代にチャーリーパーカーやチャーリークリスチャンなど多くのジャズの天才たちが現れてアドリブの方法論が確立し、今われわれが聴いているようなジャズが誕生しました。

またその後もいろんな試みがなされ、たとえばコード進行を単純にして自由にアドリブをできるようにしたり(モードジャズ)、テンポやコーラスという概念をなくして自由にアドリブできるようにしたり(フリージャズ)、ロックやラテンのリズムや電気楽器を取り入れたり(フュージョン)、とバリエーションが増えていきます。

演奏者も他のジャンル出身者がジャズに取り組んだり、ということもよくあります。クラシックバイオリン最高の名手と言われるイツァークパールマンもジャズのレコードを録音しています。

以上が大体ジャズの概要ですね。

ジャズは最初のうちは、延々と楽器による演奏が繰り返されるだけのように聴こえるので難解な感じはしますが、音楽の構造を分かってみるとかなり単純で、長く楽しめると思います。
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この回答へのお礼

簡単にジャズって言いますけど、定義をしっかり把握しようとしたらかなり難しいんですね。ただみんなはこの定義に合ってるからジャズだとか思ってるわけではなくて聴いていてなんとなくジャズってわかるようですね。やはり音楽は難しいなと思います。でもそういうことまでわかるともっと面白くなってきそうですね。詳しい説明本当にありがとうございます。

お礼日時:2010/11/26 23:26

あえて言うとジャズとして演奏されているモノはどんな音楽であっても全てジャズです。



典型的なジャズはいわゆるフォー・ビートですが、ジャズの帝王とされるマイルス・デイビスをはじめとする有名なジャズメンがフォー・ビートではないジャズ(ロックのリズムなどを使った曲)、アドリブ無しの試み、フリージャズと言われるようなスタイル、などなど多くのジャズの常識を打ち破る表現をしたため、どんな要素の音楽をジャズと言うかが難しくなっています(典型的なジャズの要素ではジャズ全体をフォローできない状態です)。

余談ですが戦後の日本ではクラシック以外の舶来音楽を全てジャズと呼んでいた時期もありますので、日本で「ジャズ」と言う場合はさらに話がヤヤコシくなります(つまり、日本だとどういう意味のジャズなのかも問題になって来ます)。
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この回答へのお礼

なるほど「ジャズとはこういうものだ!」と一言でいうことはできないというわけですね。
ジャズとして演奏されているモノをたくさん聴いてみます。
また、そのような知識をたくさんつけることは理解を深めますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/26 23:55

ウッドベースを弓でこすっているのはクラシック。


ウッドベースを指で弾いているのがジャズ。

目に見えて違うのはこれくらいかなぁ・・・
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この回答へのお礼

へえ~、そんな違いがあったんですか!全然知りませんでした。
そういうとこに注目して聴いてみたらまた違った楽しみ方ができるかもしれませんね^^
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/26 23:45

ジャズはググレばwikiでも出てくるので、そちらを参照すればウンチクは手に入るかと。


私はボサノバが好きだけどね~。

車に興味ない人にセダンとクーペの違いや、MRとFRの違いを熱く語っても「はぁ・・・・」と言われるのと同じで興味ない人には同でもいい話。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャズ
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この回答へのお礼

確かに音楽は実際に聴いてみるのが一番かもしれませんね。

ボサノバですか~。それもいいですね。ボサノバについても全然知らないので、もっと音楽を聴くのとwikiなども参考にして知識もつけたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/26 23:39

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