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金曜ロードショーやゴールデンシアター、日曜劇場などの放送映画の選び方ってどうやって決めているのでしょうか?

A 回答 (1件)

外国映画の場合、TV局に作品を供給するための配給会社というものが存在します。

洋画番組のエンド・クレジットで声の出演者などの後に、こうした配給会社の名称が出る場合があります。たとえば、ワーナー映画を主に配給しているワーナーブラザーズ・テレビジョン、フォックスやユナイトなどの作品を主に配給しているムービー・テレビジョンなどです。そして、こうした配給会社と、TV局の映画番組担当スタッフとのあいだで、争奪戦で映画の放映権を獲得します。
 担当のスタッフの方が「この作品なら絶対視聴率が稼げる」「ぜひともうちの局でこの作品を放映したい」といった作品に目を着け、配給会社と交渉の上
放映権を獲得します。もし、複数の局が同一作品の放映を希望した場合は、いわゆるセリにかけられ、もっとも高い放送権料を付けた局に放映権が与えられます
 しかし、世の中には、争奪戦になるような名画ばかりとは限りません。どこも放送したくないような凡作の映画も数多く存在します。そこで、配給会社は、名作映画の放映権を獲得するには、こうした凡作映画もいわば「抱き合わせ販売」します。こうした作品は、とてもゴールデンの枠で放送できる代物ではないため
深夜や昼間の時間帯で放送されたり、キー局では放送されずにTVKやサンテレビといったローカルU局で放送されたりします。
 この放送権料がどのくらいだったのか、ちょっと古い本ですが、近代映画社発行「声のスターのすべて」を参考に回答させていただきますと、1971年に放映権を獲得した「大脱走」「史上最大の作戦」が3千6百万円、73年の「ベン・ハー」は、凡作映画10本との抱き合わせで1億円、74年の「風と共に去りぬ」は6億円(これも抱き合わせ込み)75年の「ゴッドファーザー」はやはり抱き合わせ込みで18億円といわれています。
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