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No.2
- 回答日時:
電解精錬の場合は単極で見るのではなくて正極、負極の両方をセットで見ることになります。
どちらの極も電極にはCu、電極の浸されている水溶液の中にはCu^2+があります。
Cu ⇔ Cu^2+ + 2e^-
の釣り合いがどちらの極でも成り立っているとすればいいでしょう。
その状態で少し電圧をかけます。
正の電圧のかかった方の電極では⇒の向きの変化が起こります。
負の電圧のかかった方の電極では←の向きの変化が起こります。
Cuのトータルの量、Cu^2+のトータルの量は変化しません。
Cuの存在する場所が変わったというだけの変化です。
この変化は電圧がかかっておりさえすればいいのですから、「必要な最低の電圧はいくらか?」と問いに対しては0Vというのが答えになります。
普通の電気分解とは異なります。
電圧をかけて無理に反応を起こさせているのがふつうの電気分解です。
2本のガラス管A,Bをゴム管でつないで水を入れます。
連通管ができます。水位は等しいです。
片方のガラス管Bを少し下げます。内部の水はAからBに少し移動します。
初めBの位置を高くしておきます。Aには一杯水が入っていて、Bはほとんど空という状態です。でも水面の高さは等しいです。Bをゆっくりと下げて行きます。Aの中の水はほとんど全部Bに移って行くということが起こります。電圧を加え続けるということで反応を持続させるというのは水位の差を維持しながらBを下げ続けるというのに対応しています。でもこの水位の差はごく小さいものでいいのですから電圧が小さいものでいいというイメージも取れるだろうと思います。
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