プロが教えるわが家の防犯対策術!

直流電流増幅率のhFEは、hybrid forward emitterの略だと、検索をかけて1つのサイトからやっとわかりましたが、それでもhybrid forward emitterがどういう意味で直流電流増幅率になるのかわかりません。
それにhは小文字でFEは下付の大文字で表わすのが正しいようです。これもどうしてなんでしょうか。hFEのことを説明しているサイトのほとんどは単に「直流電流増幅率(hFE)」などと書いているくらいです。HFE、hfeなどの書き方もたくさん見られます。下付の大文字をきちんとテキストレベルで表記しているサイトもありますが、下付の大文字なんてどうやって入力するのかもわかりません。
トランジスタの基礎から勉強を始めています。決してどうでもいいことではないと思うのですが教えていただけないでしょうか。

A 回答 (4件)

hFEの h は4端子回路の特性を示すパラメータの一種でHybrid parameterからきています。


4端子パラメータには、Zパラメータ、Yパラメータなどが有ります。
hパラメータはZパラメータとYパラメータの雑種なのでhybridなのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E7%AB%AF% …

トランジスタは3端子の素子なのでこれを4端子回路にするにはどれかの端子を2本にして4端子にする必要が有ります。
エミッタを2本にした回路はエミッタ接地回路と呼ばれます。hFEのEはこの事を表します。

forward は増幅率の高い方を順方向とするのでforwardになります。

トランジスタで何故hパラメータを使用するのかと言うと測定のし易さが理由です。
ZパラメータのZ11、Z21を測定するときはI2=0を条件として測りますが、
エミッタ接地の出力インピーダンスは高いのでI2=0にしようとすると出力電圧がトランジスタの動作範囲を超えてしまいます。
YパラメータのY11、Y21ではV2=0が条件ですが、これは定電圧源につなぐことで実現できます。

Z12、Z22についてはI1=0が条件ですが、これはエミッタ接地のベースを電流源で駆動することを意味しますが簡単に実現できます。
Y12、Y22についてはV1=0が条件です。
これはエミッタ接地のベースのインピーダンスは比較的に低いのでわずかな変動でも入力電流が変化して測定値に誤差が生じます。
その為、V2=0とI1=0の条件で測定するhパラメータが使用されます。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

Wikiの「二端子対回路(四端子回路)」の項目読みました。パラメータの一つのhパラメータで、エミッタで2端子分をくくっているのでFEになるということは(まだ全然正確ではありませんが)何とかわかりました。初学者の自分には「行列」やZパラメータ・Yパラメータの電流・電圧条件に関しては正直いって理解はまだまだ先のようです。でも昔、何もわからないまま作っておいたhFEチェッカを改良しながらまずは基礎をおさえようと思っています。早々のご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/21 22:44

hFEとhfeの大文字と小文字の違いは、FEは、直流に対する電流増幅率で、feは小信号増幅率を表しています。

要するに、直流か交流化の違いで、厳密には値が異なりますが、hFE≒hfeとすることも多く見かけます。
式で書くと、
hFE=Ic/IB と hfe=⊿ic/⊿ib という違いになります。

HFEは、日本では一般的ではないですね。たぶん、洋書からきてるのだと思いますが。

hybridは、自動車でもハイブリッドカーというのがありますね。意味するところは同じです。2つ以上の異なるものを持つ(混成)という意味です。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

大文字と小文字の違いハッキリしました。とりあえず今、自分が扱っているのはhFEのようです。これから何かの折に記述をする時にはきちんと使い分けます。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/21 23:27

hパラメータはトランジスタの特性をよく表すものです。

4つの定数で1組のhパラメータとなります。hfeはそのうちの1つです。

hybridと言われる理由
他のインピーダンスパラメータやアドミタンスパラメータのように一種類の物理単位でなく、インピーダンスや増幅率等の複数が含まれるからです。

hfe
エミッタ接地で動作させた場合の、順方向電流増幅率、という意味です。

パラメータ
hybridパラメータ インピーダンスパラメータ、アドミタンスパラメータ、散乱パラメータ等、色々あります。どれも入力と出力間の回路特性を記述するもので、入力、出力とも1個ずつ(つまり2ポート)ならば4個の定数で1組になります。ある1つの回路の特性をどのパラメータでも表せるので、目的に応じたパラメータを使用します。hパラメータも変換操作を行ってインピーダンスパラメータに換算可能です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

今勉強している受験内容では「パラメータ」ということばまでは出て来ていなかったので、当たり前のことですが奥の深さを感じています。でも教えていただいたレベルまで少しでも理解できれば一歩先にいけそうです。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/21 22:57

向学心、探究心旺盛な方と見受けます。


必要は発明の母、探究心は?の父
頑張ってください。

まずwikiで「hパラメータ」をお調べください。
そのあと下記URLでトランジスタのhパラメーターを
勉強してください。

参考URL:http://www.teu.ac.jp/tbcs/class/electronic/elec9 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

「hパラメータ」ということばがキーワードだったんですね。とてもすぐには色々な「パラメータ」の全体まで理解することはできそうにありませんが、hFEチェッカやブレッドボードを使って検証しながら、基本をおさえていこうと思います。早急なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/21 23:12

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています