プロが教えるわが家の防犯対策術!

タイトルの通りなんですけど身近な出来事で抑圧と投射と反動形成って何がありますか?みなさんの実際経験した例でいいので教えてください

A 回答 (2件)

フロイトの防衛機制としての「抑圧」「投射」「反動形成」でよろしいですか?



まず「抑圧」ですが、これはある記憶を意識すると強い不安や苦痛など不快な感情に襲われてしまうため、それを無意識化しておくという自我の無意識的な働きで、防衛の基本だと言われています。日常的には、そのことを忘れてしまったり、思い出せなかったりするという形で表れます。僕がよくやるのが、約束をすっぽかすことです。嫌だなとか、気乗りしないなと思ってした約束は、まず予定を書き込まなかったりします。いいや、あとで書けば、なんて思ってその場をあとにして、予定を書いておくことを忘れてたりします。で、日にちが近くなってから、不意に思い出して焦ったり、そのまま忘れっぱなしで、すっぽかしたりするわけです。

「投射」という言葉には、あまりお目にかかりませんが、「投影」と同じと考えてよろしいでしょうか?もし「投影」と同一概念であるなら、それは抑圧したかったり、うまく表現できなかったりする自分の気持ちを、他の人をスクリーンにして映し出す機制です。例えば、「主語」が逆転する場合。僕が彼女のことを好きなのに、僕が考えているのは、「彼女は僕のこと、好きなんじゃないかな…」となります。「ストーカーじゃん!」なんて言われそうですが、ひどくなければ、誰にでもある思考ですよね。電車の中とかで、ときどきそういう会話を耳にします。また、罪悪感を投影する場合というのもあります。自分の中に強い罪悪感があるとき、相手の気持ちを確認していないのに「あの人は怒ってるに違いない」と思い込むことです。

「反動形成」は、押さえ込みたい感情の性質を逆転させて、自分の中にある感情とは、まったく逆ベクトルの感情をもって対応することです。小学校のとき、好きな子にいじわるしませんでした? 後で考えれば、その子のことが好きだったのに、当時はまったくそんなこと微塵も考えてなかったなぁ、と思うと、無意識というものの力を見る思いがします。あるいは、一生懸命、誰かを誉めちぎってる場合、あとで冷静になったところで考えてみると、その人のことあんまり好きじゃないかも…と気づくときがあります。誉めすぎてるときは要注意です。

いずれにしても、すべての防衛機制は無意識が前提ですので、機制が働いている当時は、原理的に自覚できません。従って、すべて反省的思考の中で発見されることです。自分がした、いろいろな失敗談を思い出してみると、意外なところで防衛機制の働きにであることがあるようです。ぜひ、ご自身の例も探してみてください。
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この回答へのお礼

こんな丁寧に教えてくれてありがとうございます。とても分かりやすかったです!自分の例ってありそうだけどなかなか思い出せなかったんですよね・・・(苦笑)回答ありがとうございました!

お礼日時:2003/10/12 11:53

抑圧・・・嫌なことを忘れようとする


投射・・・試合に負けたテニスプレーヤーがラケットに八つ当たり
反動形成・・・好きな相手に冷たくする

(・・・以上、身近な出来事かどうか分かりませんが;)
こんな感じで良かったでしょうか。。
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この回答へのお礼

こういう事身近にありますよね。なかなか思いつかなかったんですよね・・・参考になりました。回答ありがとうございます!

お礼日時:2003/10/12 11:54

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