
下記のような記事を見ました。報道だけではいまいち意味ががわかりません。つまりどう考えてどう対処しろといいたいのでしょうか?
1.セシウムは花粉に乗ってやってくるので、花粉の季節にマスクをしていればよい(花粉のような媒体が無ければセシウムは単体では飛んでこない)。
2.花粉の来ない今の季節であってもセシウムは単体で飛んできているので、それをシャットアウトするのに花粉用マスクが役に立つ。
3.セシウムは単体では飛んでこられないので花粉のようなキャリアが無い季節には気にしなくともよい。
4.セシウムは単体で飛んできた場合には粒子が小さいので花粉対策マスクでも効果が無い。
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被曝予防に花粉マスク有効 セシウム通さず 東大実験関連トピックス原子力発電所
花粉用マスクをつければ、浮遊しているセシウムをほとんど吸い込まずにすみ、内部被曝(ひばく)量を減らせるとの実験結果を、東大アイソトープ総合センターなどがまとめた。30日に横浜市で開かれた日本放射線安全管理学会学術大会で発表された。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
某大学の放射線施設に勤務しているものです。
この学会には同僚が参加しており、講演予稿集の内容と聞いた同僚からの話から書かせていただきます。
結論から言いますと、
屋外空間線量率を測定するために、マスクを付けていたので、その花粉症対策用マスクでどれ位の効果があるか検証してみた。
マスク表面に付着した放射性物質をGe半導体検出器で測ってみたところ、いくつかの核種が測定でき、定量も出来、それと外気のダストサンプリング結果を比較してみた。
放出された放射性物質の一部(多く?)はチリに付着した状態で拡散したものも多くあったことが確認でき、花粉症対策マスク程度のでも内部被ばく低減のために十分な防護効果があることが分かった。
といったところです。
検証されたデータでは、外気のダストサンプリング結果と併せて検証をされており、また、マスク表面に付着した放射性物質をイメージングプレート(繰り返し使えるX線フィルムのようなものです)で画像化して、マスク全体に付着していたことも確認されていました。
事故後の検証になってますから、今後今回の事故のようなことがあれば、マスクの着用というだけでも一つの対策にはなりますよという内容でした。
No.4
- 回答日時:
新型インフルの時の花粉用マスクを連想しました。
花粉の粒子はインフルエンザのウィルスと比較して、
とても大きいので、花粉用マスクでは乾燥して浮遊
するインフルエンザウィルスの空気感染は防げないが、
せきをした時の濡れた飛沫からの飛沫感染予防には
かなり有効なので、インフルエンザの予防に有効。
つまり、花粉用マスクでは、単体で浮遊するセシウム
を防げなくても、大量に浮遊する花粉にくっついている
セシウムを防げば、吸い込む放射性物質の量をかなり
抑制できるので、内部被曝量の抑制に有効。
花粉用より、感染予防マスクを使えば、インフルエンザの
ウィルスより小さい放射性物質を防げなくても、花粉より
小さいインフルエンザウィルス位の大きさ迄の放射性物質
もかなり防げるので、内部被曝量の抑制に、もっと有効。
感染予防マスクは、空気感染予防 「PFE>99% 0.1µm」
(0.1µmの粒子を99%除去)位の性能のものを。
歯医者さんが使っているマスクだと、飛沫感染予防なので、
「PFE>95% 0.3µm」 (0.3µmの粒子を95%除去) 程度の
性能しかありませんので注意。
杉花粉 30µm(マイクロメートル、旧ミクロン)
インフルエンザウィルスを含む気道からの飛沫物質 0.30µm以上
空気中に漂うインフルエンザウィルス 0.08~0.12µm
放射性物質 0.01µm~100µm
あと、黄砂にもセシウムが含まれているそうなので、
春先の黄砂の頃にもマスクが必要かも。
【中国から飛来した黄砂から放射線物質セシウム検出、
韓国が警戒感】
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=03 …
お付き合いありがとうございます。具体的に浮遊物の粒径によって効果の有無はあるでしょうね。そしてセシウムがそういう粒子に乗っかれば飛んでくることはあるでしょう。後は
・そういう粒子が無い季節にセシウム単体で飛んでくるのか
・季節関係なく何らかのチリや砂埃にのって飛んできているのか
・結局事故直後だけで後は減っているのか
がわかれば満点なんでしょうね。報道もそういう風に自分で考えてニュースにしてほしいものです。なんか単なる伝言やさんですね。
No.3
- 回答日時:
風吹けば桶屋が儲かる、先週はダイワボーHDなどマスクを作ってる会社の株が値上がりしましたね。
ブロックなどの割れ目を埋める液を作っている日本触媒の株は下がった。汚染水の流出防止に使えるかなと思い買ったのに。アゼアスの売ってる防護服も捨てる場所がなく山積みのようですが、セシウムのついたマスクはどう処分したら良いのでしょうか。お付き合いありがとうございます。マスクも燃やしたら8000ベクレル超えるかもしれないし、そのままなら引っかからないとかあるんでしょうけどね。
No.2
- 回答日時:
・花粉用マスクというのは、杉花粉のような微少な浮遊物をブロックすることが出来る。
・セシウムは単体で存在するよりも、塵や埃に付着して浮遊する性質がある。
なので花粉用マスクを使えば、セシウムの付着した微少な塵もブロックする可能性が高い。
という事なんじゃないのか?
今現在、その辺をセシウムが漂っているのかどうか?という疑問(つまり、今頃そんな事言われてもなぁ)は感じるけど。
次回、原発で水素爆発なんかがあった際には花粉用マスクする様に心がければ良いんじゃ無いのか?
或いは、除洗の際に舞い上がる埃を吸入するのを防止するには良いのかも知れない。
そう言う意味での発表だったのかも知れないが、そう言ったフォローが無く『こんなに成果があった』とアピールされても・・・・
この回答への補足
被曝予防に花粉マスク有効 セシウム通さず 東大実験関連トピックス原子力発電所 [PR]
花粉用マスクをつければ、浮遊しているセシウムをほとんど吸い込まずにすみ、内部被曝(ひばく)量を減らせるとの実験結果を、東大アイソトープ総合センターなどがまとめた。30日に横浜市で開かれた日本放射線安全管理学会学術大会で発表された。
同大の桧垣正吾助教は、福島第一原発事故直後の3月15日午後3時から翌日午前9時までの18時間、東大本郷キャンパスで、市販されている不織布の立体型マスクを着用した。
花粉やほこりに付いて、空中を浮遊している放射性物質と、マスクに付着した放射性物質の量などを調べた。この結果、花粉用マスクで、セシウムのほぼ全てを吸い込まずにすむことが確認された。マスクに付着した放射性物質の量から換算すると、仮にマスクをせずに体内に吸い込んでいれば、内部被曝は9.3マイクロシーベルトに相当していた。
来春、スギ花粉からセシウムが検出される可能性も指摘されており、林野庁は今秋から実態を調べている。桧垣さんは「除染の際も、放射性物質が舞い上がる可能性がある。気になる人は、マスクを着用すれば防げる」と話している。(岡崎明子)
http://www.asahi.com/science/update/1201/TKY2011 …
お付き合いありがとうございます。
>(つまり、今頃そんな事言われてもなぁ)
まさにそういうことなんですよね。シャットアウトできた云々よりも今シャットアウトすべきぐらいにそのあたりを飛んでいるのか、もしそうならそれはどの用にやってきたのかという事のほうがはるかに問題です。実際のところどうなんでしょうね。
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