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地熱発電による発電量は火山活動の状況に左右されるものでしょうか。
火山活動が活発であろうとなかろうと、地熱発電は可能なのでしょうか。
根本的に理解できていないと思いますが、教えていただけないでしょうか。

A 回答 (2件)

大学で電気電子工学を学んでおり、多少の発電に関する知識があるので、その中からの回答ですが宜しくお願いします。




発電量は火山活動の活発・非活発には影響されません。
それよりも、地熱発電所の地下にマグマがあり、そこに地下水が十分にあるか否かの方が重要です。

地熱発電は、マグマの熱で高温高圧になった地下水(水蒸気)を地上まで引っ張ってきて、タービン(扇風機の羽根の部分と同様)に吹き付け、タービンと繋がれた発電機を回すことで発電します。

そのため、火山活動が活発でなくても、地下にマグマと地下水さえあれば、地熱発電は可能です。
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この回答へのお礼

迅速で明確なご回答をありがとうございました。
大変わかりやすく、助かりました。
一番に回答して頂きましたので、ベストアンサーにさせて頂きます。

お礼日時:2012/04/27 00:58

「火山活動」が噴火しているかしていないかという意味なら、噴火していなくてもマグマがあるなら可能です。



マグマ近くまでボーリングをして何個かの穴を開け、高圧の水を注入し、地熱で発生した高温高圧の水蒸気を別の穴から引き出し、その圧力でタービンを回すもので、原発の炉や火力発電所のボイラーの代わりに地熱を使うだけで、発電方式は全く同じです。
発電に使った水蒸気は水になりますが、それは再び注入水として循環します。

太陽光発電や風力に対して、天候に左右されないで安定した発電が可能なので、今後の発電には期待したいですね。

ただ、ボーリングでうまい位置に当てられるかどうかと、火山がある場所が観光地や国立公園が多いので、これがキーになるようです。
ボーリング費用も高価だし・・・・。
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この回答へのお礼

迅速でわかりやすい説明をありがとうございました。
もう一人の方のほうが回答がやや早かったので、
そちらをベストアンサーにさせて頂きましたが、
wagamichi様には地熱発電の問題点も教えて頂き、
大変参考になり、助かりました。

お礼日時:2012/04/27 01:01

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