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この連休中に山で遭難しなくなられた方が沢山でました。
ありがちな発言ですがこのような事故がおきると必ず
「山をなめているからだ!」とか「無理な計画をしたからだ!」
などと外やから様々な声が聞こえてきます。
しかしながら、自分が思うには実際のところ、多くの登山者は
ルールを守り、登山計画を提出し、装備もしっかり準備し、
無理せず、リーダーに従って登山しているのではないでしょうか?
違うのかな!?もちろん様々なケースがあるのでしょうが・・・。

登山に詳しい方、よく行かれる方からの回答をお待ちしてます。

A 回答 (10件)

 登山歴35年ほどです。


 内、いわゆる「リスクが高い」登山をしていた時期が大学山岳部時代を含めた4~5年で、他に北アルプスの山小屋で4シーズン働いていたので(これらの時期は一部被ってます)、救助活動にも数多く携わっています。
 その他の時期も、いわゆる山岳保険の「登攀」の方でなければ保険金がおりないような登山が主体です。一般登山道だけを歩く登山をしていたのは、登山を始めた中学から高校の前半までですね。高校の後半にはロープ担いで沢登りをしていましたから。

 まず直近の遭難事例については判断できません。新聞報道くらいしか情報がありませんし、それらは必ずしも正しいとは限らないので、その情報をもって「甘かった」などと知りもしない第三者が気軽に断言するわけにはいかないでしょう。実際に救助活動に関わった事例でも、後の報道がかなりズレている例はたくさんありましたから。
 それに事故直後で、家族や関係者がまだ現実を受け入れることすらできていない時点で死者に鞭打つような神経も持ち合わせていませんから。

 なのであくまで一般論で。

 事故が起きた後で、「計画がずさんだった」とか「ここで判断を誤った」というのは簡単です。後ろから逆にトレースしていけば「ここが決定的な分岐点」を特定するのは容易いですから。
 未来が判らないその場では、後から見るほど事態が「明白」ではないことがほとんどなので、そんなにきっちりとした判断をすることは難しいです。

 判断とは、
1.事態がこの先どう動くか
2.その事態(1で読んだそれぞれの事態の推移)に、それぞれどのような対応の選択肢があるか
3.その「事態の読み」が裏目に出たときのリスクはどれだけか
4.そのリスクに対応できる実力が自分にあるか

 といったことを総合して、装備や行動を決定するわけです。1や3、4のどれかが外れ、その結果事故に至れば「甘かった」ということになるわけですが、実際は多くの場面でどれかを外しているのが普通です。たまたま事故に至らなかったので誰も「甘かった」と言ってくれないだけです。
 それらを後で自分で事後評価することで「判断の精度」が経験と共に上がっていくのですが、多くの登山者はほとんどそういうことをしませんね。

 事故を起こした事例を第三者の目で見て、「これは事故を起こさない方が不思議」、「遭難して当然」と思う事例も多々あるのは事実です。
 でも、それよりは「ミスがないわけではないけれど、事故ってしまったのは不運だったな」と思う事例の方が遙かに多いです。
 さらに、上の2つを足した数より、事故は起こしてないけれど「これで事故を起こさないのが不思議だ」と思う人の方が遙かに多いです。

 「自分は無理をしないから大丈夫」と思っている人の多くは、実はけっこう危ない人です。私だって家族や他人にはそう言ってますけど、自分で本気でそう思っている人は危ないです。実は「山に登る」という行為自体がある程度の「無理」を孕んでいるのですから。
 また、あまりにリスクを避けた登山しかしていない人だと、本当に悪条件に巻き込まれたときに対応できません。

 山の怖さは実際に遭遇しないと判りません。自分の実力も、限界付近を試さないと判りません。
 上で挙げた「判断」も、本当の山の怖さや自分の実力が判っていないと3と4の正確な評価ができませんから、最終的に的確な判断などできません。

 質問者さんが言われる、「装備、、無理しない、リーダー」は、実は一体のものです。的確なリーダーがいれば他の要素は全て揃いますし、いなければ全てが程度の差こそあれ「甘く」なりますから。どれかは満たすけどどれかは満たさない、ということは基本的にはありません。

 また、これには100点満点はありません。
 私も含めて全ての登山者はどこかで何かの「ミス」をしています。もちろん90点の登山者より50点の登山者の方が事故を起こす可能性は高くなりますが、50点の人が無事に帰ってきて90点の人が遭難する、ということは実際にあり得ます。
 どこから及第点なのか、というのも明瞭ではありません。90点でも事故を起こしてしまえば不合格ですし、50点でも無事に帰ってくれば「自分がたった50点の危なっかしい登山者」だということすら自覚できませんから。

 報道される遭難事故の中には、「自分でも同じことをやってしまうかも」と思うような事例はたくさんありますよ。
 何年やっていようが、どれだけ慎重に準備をしようが、それを上回る事態というのは常に起きる可能性がありますから、誰でも遭難する可能性はあります。
 そして事故を起こしてしまうと、「ここがミスだ」とか「甘かった」というのは必ず言われるものなのです。
 そのリスクを少しでも減らすために努力すべきなのですが、それは「無理をしない」などと簡単に一言で済ませられるような簡単なものではないので、むしろ「無理はしない」というお題目を唱えることで自分は安全だと思ってしまう方がよほど危なっかしいです。
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この回答へのお礼

長年登山をやってこられた方ならではの回答に感謝。
なかなか考えさせられました。
非常に詳しく、奥の深い回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/06 18:11

山で必要なものは体力、経験、装備だと思います


(一言なら経験ですが)

今回の白馬、爺ヶ岳は経験が足りなかったのではないかと思います
白馬の方は手袋さえ持ってない人がいたという報道もあり
爺ヶ岳の方は1日で五竜岳までいくような報道もあります

今まで北アルプスでは数多くの遭難話がありますがそんなこと
微塵も知らなかったのかも知れません
特にこの時期はメイストームなる言葉があるように
ひとたび荒れるとかなり危険なのですがそんなことも知らなかったようです

穂高のほうでも何件か遭難があったようですがこちらは装備もしっかり
していたようです しかしながら遭難してしまった

遭難にはさまざまな理由があり簡単に防げるようなものから頑張ったけど結果的に遭難
などいろいろあると思います
登山者は遭難しないように努力すべきと思いますがその意識が希薄なほど安易な遭難につながるものと思います

安易な遭難からまず減らすべきと思いますが完全に遭難がなくなるとは思えません
登山者がいる限り遭難が全くなくなるとことはないと思います

さらにもう少し言わせてもらうと

単独行は危険などと言われますが今回6人も一度に亡くなっています
また以前トムラウシでも多くの方が亡くなっています
集団登山でも危険はかわりないのではないかと思います

また山岳会に入ったほうがいいなどの声もありますが山岳会の遭難話もよく聞きます
例えば北アルプスだと横浜山岳会の槍ヶ岳での遭難話はかなり有名です

いい山岳会に入れればいいのでしょうが いい会かどうかわからないのが現状だと思います

他にもゴールデンウイークしか休みが取れない
(有給がとりずらい環境にある)なども遠い原因にあるのかもしれません

いろいろ考えられますが近年の登山ブームにより高齢者の登山者が増えてるようなので
遭難の件数も減ることはないのではないかなと思います
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この回答へのお礼

装備をしっかりしていても遭難することもある、
単独と団体と遭難の関係、山岳会のことなど
わかりやすく、丁寧に回答して頂きありがとう
ございました。安易な考えだけは持たぬよう
注意したいです。

お礼日時:2012/05/07 07:13

 No.7のJagar39です。


 直近の具体例には触れない、と書きましたが、少しだけ。

 この事例では「軽装であった」ことが強調されていますが、どの記事でも見られる「夏用の雨合羽」というのは別に「装備の不足」ではありません。冬用のアウターでも基本的には夏用レインウエアと構造は同じですから。
 下記の記事では多少詳しく遭難者のウエアが書かれていますが、ここには「断熱材のない雨具に綿のズボン、ウールのシャツ、下着などの軽装だった」とあります。
 この「綿のズボン」というのは?ですが、その他はこの時期の北アのウエアとしては、決定的におかしいとは言えません。
 「断熱性のない雨具」というのは要するに夏用のレインウエアということなのかもしれませんが、冬山用のアウターだって断熱性はありませんから、ここは特に問題視されるところではないでしょう。

http://mainichi.jp/select/news/20120506k0000m040 …

 GWの北アは冬山と同じ、というのは本当の冬山を知らない人のセリフで、ここは本当は「荒れれば冬山と同じ」というのが妥当なところです。
 好天下では半袖Tシャツ1枚でも歩けます。まあ本当に半袖で歩けば凄まじい日焼けに見舞われるのは明白なので極力肌の露出面積は小さくするのが普通ですが。酷い場合は広範囲がケロイド状になって脱水→行動不能に陥るので、ある意味吹雪より怖いくらいです。
 GWの山の難しさは、「冬山と夏山が頻繁に入れ替わる」ところにあるので(もちろんピッケルとアイゼンをきちんと使えるという程度のことは基本中の基本として)、「GWに下着とシャツだけというのは決定的に不足」と言えるほど単純な話ではないです。

 ですから綿のズボンは謎ですが、「下着にウールのシャツ」というのは、荒れてさえいなければGWの白馬岳に登るウエアとしては別に普通、という感じです。
 逆に晴れているときにフリースなどを着て登れば、暑くて大汗をかく→汗冷えで低体温症あるいは脱水→行動不能、ということになりかねません。

 これが現実には大荒れだったわけで、その中で発見された遺体が下着とシャツだけだった、ということであれば「軽装だった」ということになるのは当然ではあるのですが、では果たして彼らがフリースやダウンジャケットなどの防寒具を持っていなかったのか?というのは情報がありませんよね。
 稜線上で吹雪かれていて、風を避ける場所がない状況だったら、防寒具は持っていてもそれを着ることなどまずできませんよ。

 下の記事では、6人の周りにナイロン生地が散乱していたという目撃情報があります。

http://mainichi.jp/select/news/20120506k0000m040 …

 これ、私はツェルトを出そうとして飛ばされたのでは?と思えるのですが。ツェルトを被ってしまえば、その中で防寒具を着込むこともできるのですが、猛吹雪の中でツェルトを出して被るのは非常に困難な作業です。ひとつ間違えばツェルトが飛ばされてしまいますし、飛ばされまいと意地になって掴んでいると、風の強さによっては人間ごと飛ばされかねませんから。

 もし、ここで推測したような、防寒具もツェルトも持っていたが猛吹雪の稜線ではそれらを有効に使えなかった、という状況だったのであれば、本事例での最大のミスは、「山を舐めきっていて必要な装備すら持っていなかった」のではなく、「それほどまでに過酷な状況になった時に、その稜線上にいた」ということだったのかもしれません。
 知人に北アの山小屋に入っている人がいますが、今回の荒れ方はGWとしてはちょっと珍しい酷い荒れ方だったようです。
 そこまで荒れる、ということを読み切れずに大荒れになったときに稜線に取り残されてしまっていたのかもしれませんし、上の記事によると本格的に荒れる前に、既にかなり体調を崩しているメンバーがいたらしいという目撃情報もあるので、退却したくても迅速な退却もできない状態に陥っていて、そのため逃げ遅れた、のかもしれません。

 救助隊も別に遭難者のザックを開けて装備を調べるわけではありませんし、1人の救助者が知り得た情報が即座に全ての救助隊メンバーに周知されるわけでもありません。彼らの使命はこの時点では「救助」であって「原因究明」ではありませんから。

 ザックの中身、当日の行動の時系列など、全ての情報が揃って初めて「何が最大のミスだったか」ということが判ってくるのです。
 私も断片的な報道情報から、少し今回の事例を「弁護する」方向で推測してみましたが、本当のところはまだ誰にも判りません。

 本当は他の回答者さんが言われるとおり、実はザックにも防寒具は入っていなくて30点くらいの登山者だったのかもしれません。でも、もしかしたら60点か70点の登山者(平均的な)が、全てがドツボに嵌る方向に事態が転んでしまってこういう事態になったのかもしれません。

 きちんとまとまった情報が入らない限り、本当のところはまだ誰にも判らない、というのが現在の状態だと思います。
 世間から注目された事例では山岳雑誌などでかなり詳しい分析がされたりするので、私たちもそれなりの考察ができるのですが、多数ある報道記事の内容も少しずつ矛盾していたりするような状態では、家族や関係者の心情を考慮すれば、あまり知った風なことを言うのはどうかと思いますね。
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この回答へのお礼

さらに詳しくご丁寧な追記に感謝致します。
ありがとうございました。
真実は何か今はわかりませんが、いずれ
解明されれば、今後多くの登山者の方々の
教訓の一つになるかもしれないですね。

お礼日時:2012/05/07 07:20

>多くの登山者はルールを守り、登山計画を提出し、装備もしっかり準備し、


無理せず、リーダーに従って登山しているのではないでしょうか?
違うのかな!?

と、思うのですが、今回のケースを新聞報道だけを信じれば、

・白馬岳のケースは防寒具は合羽だけ?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120505/k100149 …
・爺が岳のケースは高齢の女性単独。です。
しかも関係者への取材では信じがたいコメントがでています。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp …

どちらも、GWの北アルプスは冬山となんらかわらない。
という事実を知らずに、もしくは軽視して入山したのではないのか?と

つまり、報道が正しいとすれば、その手の判断能力をハナから
欠いていたのではないかと思われます。
(ちなみに回答者は無雪期なら単独でもそれらの山域に行きますが、
GWならよほど信頼の置ける経験者との同行でなければ
行く気もしません。)

もっとも、この手の新聞報道も事実と異なる、
というのはよくある話なので、
今のところ、遭難したかたがたの登山歴や実際の事故の
真相を待つよりない状態ではあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
今はマスコミからの情報
しかありませんので真実は
わからないですね。

お礼日時:2012/05/07 07:26

>多くの登山者はルールを守り、登山計画を提出し、装備もしっかり準備し、無理せず、リーダーに従って登山しているのではないでしょうか?



無謀なリーダーで無い限り、多くのパーティは無事に登山して無事に下山してきますね。

>事故がおきると必ず「山をなめているからだ!」とか「無理な計画をしたからだ!」などと外やから様々な声が聞こえてきます。

まあ、事故を起こしたのですから批判されても仕方が無いでしょうね。

この度の遭難事故では、「山をなめているからだ!」「無理な計画をしたからだ!」と言われても当然の感がしますね。

登山ルート自体は高齢者でも比較的に楽なルートですが、行動時間の設定に疑問を感じます。
さらに5月の北アルプスで防寒装備をしていなかったとは、「自殺行為」なのです。

九州から北アルプスに登山に来て、高齢者が大量遭難したのはこれで2回目なのです。

前回の遭難が何も教訓として生かされていません。

「無謀なリーダーによる、山をなめた無理な計画」が今回の遭難の原因です。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/06 18:12

こんにちは!田舎に暮らし、アウトドアの指導、スキーのコーチなどもしている関係から、捜索に携わることもあります。

私の体験のみの独断と偏見で書かせていただきますと・・・

ほとんどの方は自然の怖さを知りません。これは地元の者でも同じことです。なぜなら、怖い体験は稀な時にしか経験できませんから。

つまり、ほとんどの人は比較的天候に恵まれた時に登山したり、トレッキングしたりして、雨や台風そして吹雪など天候が悪化しそうな時は止められる人が多いし、それはとても良い事だと思います。

中にはあえて厳しい条件で挑戦したいという人もいますが、そういう方々もほとんどが知識と経験を積まれている人の割合が多く問題を感じません。

では今回のような落とし穴は?ということになると、まず人数の問題で単独か10人近い大人数などがあげられます。特に人数が多いと必ず体調の悪い人がいるはずなのに、みんなに悪いと断れず決行してしまいがちです。

また最近ではツアーが増え、こちらもスケジュール通りにしないと苦情が出るなど、強行してしまうような登山に問題点を多く感じます。

最後に、一番よくあるパターンとして「せっかく休みを取ったんだから」というもの。忙しい中、コツコツお金を貯めてようやく実現したのに天気が悪い、しかし・・・」これで数多くの遭難者を見ました。

日本では諸外国のように「なすがまま」「神のおぼしめし」「なるようになったんだから仕方ない」と諦める習慣が少ないように感じます。「せっかくだから」、こういう考えが一番危険。今回の方々も装備の問題も確かにありますが、遠く九州からわざわざ来たんだからと決行してしまったように感じました。死を覚悟した時は後悔と恐怖だったでしょうね。周囲の方々の心痛を考えると胸が痛みます。

ベテラン、経験者、初心者・・・己を知り、敵を知りそして一番重要なのは引く決断ができるかどうかでしょう。最後は自分との闘いになります。
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この回答へのお礼

>「せっかくだから」、こういう考えが一番危険。
肝に銘じたいです。
貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。
回答に大変感謝しております。

お礼日時:2012/05/06 18:16

実際のところ、はじめての登山では、ルールも何も知らず(登山計画書なんてものは名前も聞いたことありませんでした)、地図はバイク用のツーリングマップ、靴はボロボロのテニスシューズ、ボストンバックにズボンのベルトを組み合わせた自作のリュックサックに寝袋と食料を入れ、当時すでに廃道化しつつあったルート(地図が古かったからで、廃道化しているとは知りませんでしたが)に一人で突入するという、無謀極まりないことをやってしまいました。

しかも、道に迷った末、とにかく上に登っていけばそのうち頂上に出られるだろうという、昆虫並みの短絡思考で、岩場に取り付いて登って行ったりして…。生きて帰れたのは運が良かったとしか言いようがありません。

もちろん、こんな無茶は最初だけで、その後はしっかり計画を練って、準備して、無理のない登山をこころがけています。一人で登るのは変わりませんけど。
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この回答へのお礼

貴重な体験談を聞かせて頂きありがとうございました。
自分も今から思えば、危険だった登山がありました。
今後も気を付けたいと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/06 18:18

>山での遭難について


この連休中に山で遭難しなくなられた方が沢山でました。
ありがちな発言ですがこのような事故がおきると必ず
「山をなめているからだ!」とか「無理な計画をしたからだ!」
などと外やから様々な声が聞こえてきます。
しかしながら、自分が思うには実際のところ、多くの登山者は
ルールを守り、登山計画を提出し、装備もしっかり準備し、
無理せず、リーダーに従って登山しているのではないでしょうか?
違うのかな!?もちろん様々なケースがあるのでしょうが・・・。

       ↓
遭難された方々並びに関係者に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

さて、質問の件ですが・・・

◇文中にある通り、仰る通りだと思います。
「自分が思うには実際のところ、多くの登山者は
ルールを守り、登山計画を提出し、装備もしっかり準備し、無理せず、リーダーに従って登山しているのではないでしょうか?」

◇その上で、人間の才知・経験や見識を超え、想像を絶する、変化と様相を示し起こすのが、大自然なのでは・・・
私は、多少の山岳登山の経験がありますが、その中でも危険・困難とされる冬山や岸壁や雪渓だけでなく、むしろ単純な思い込みや確認不足が招いたルートの誤りや天候の急変でのトラブル、安易な強行スケジュールや体調不良での危険&リスクの大きさを度々経験しました。

いわゆるヒヤリハットですが、素晴らしい景観や苦労を積み重ねの1歩1歩が頂上に立った喜び、山を征服したような満足感、達成感をもたらし、途中の苦しさや危険・リスクを忘れたり&軽視しがちですが、自然は山には私たちの想像を絶する力や変化を秘めている事を。

◇良い準備[無理のない登山計画・装備・日頃の鍛錬や下調べ]と冷静な判断や行動がリスクのミニマム化に繋がり、登山の魅力や楽しさの裏付けとも成りますが・・・
大自然は天候は山は、良い準備をしたから、山を愛してる→だからと言って、良い結果を保証してくれません!いつも優しく温かく穏やかに見守り接してくれる訳ではありません。

そこには矛盾するようだが、苦しさ困難さが試練・遣り甲斐となり、それが達成感や満足感の感慨が強まり深まると共に、大きな危険や事故のリスク要素であり大自然からの警告・予兆(ヒヤリハット)なのかもしれないのです。

個人的には、自然や天候や山に対しては、自分は無力であり、謙虚であれ、臆病であれと→計画実行に際しては、自覚自戒し心掛けております。
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この回答へのお礼

大変詳しい回答に感謝しております。
遭難にまではならずともヒヤリハットを
経験されている登山者の方は沢山
おられるかも知れませんね。
回答を読んで自分も山に行くときは
じゅぶんに準備と計画をして行かねば
と思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/06 08:18

>しかしながら、自分が思うには実際のところ、多くの登山者は


>ルールを守り、登山計画を提出し、装備もしっかり準備し、
>無理せず、リーダーに従って登山しているのではないでしょうか?
>違うのかな!?

その通り。
そうしない人が遭難するだけのこと。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/06 08:15

私は、52才で免許証を更新せず、60才を過ぎてからは、


2,000mを超える山の一人登山を一切止めました。

今は、若い方が同行してくれる登山のみ参加します。
(それでも、2,000m越えは行きません)

5月5日に報道された、6名の死亡は、貴方が言う、
計画性、準備、しっかりしたリーダーの
どれもが欠けていました。

若い山岳警察の警察隊の二重遭難が無いことを、祈るのみです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
素晴らしい決断力がある方ですね。
きっちりされています。

登山をされる方がみな、ご回答者様
のようであれば遭難もへることでしょう。

お礼日時:2012/05/06 05:19

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