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1.御情のほど身にしめてわするまじく候
2.心の花も桜井の 父の遺訓を身にしめて
3.にほひくる隣の風を身にしめてありし軒端の梅ぞ恋しき
4.潮騒の不断の力 身にしめて共に進まん わが理想

上記4つはすべて同じ意味でしょうか。
漢字でなくと「染める」「占める」どっちでしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

あくまでも個人的な印象でしかないのですが、あえて漢字を当てはめてみました。



1.身に侵めて…心に刻み込んで
2.身に締めて/標めて…心を引き締めて/わが所有である標を付けて
3.身に染めて…身に染ませて
4.身に占めて…わが身に具有して

他動詞下二段活用の「しむ」には、1)染む/侵む、2)占む/標む、3)締むの三傾向があるとされています。
1)「染む」は自動詞で「そむ」とも、その点他動詞の「しむ=浸透する」は「侵」へと「漸次分裂対応するようになったと思われる」(原田芳起「古語大辞典」小学館)。
2)占有する内でも、印を付ける「標」と、身に備え持つ「占」。
3)心を引き締めて事に当たる。
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日本語の隙間をついたよいご質問だと思います。



1。文の要素
   この点から「しめる」は、自動詞の「しみる」に対する他動詞で活用はマ行下一、文語の時代にはどちらも「しむ」で自動の方はマ上二、他動の方はマ下二、です。4例とも意味は同じだと思います。

2。漢字
   自動の「しみる」には染、沁、浸、滲、が『日本語大辞典』に出ています。他動の「しめる」には、締、絞、閉、搾、が出ています。
    僕の考えは、4例とも、染、沁、浸、滲、系統の漢字を選ぶのがいいように思います。

この回答への補足

ありがとうございます。
し・む=しみ・る=しめ・る
と、考えると、
「身にしめて」=「身にしみて」
となり、
1.人知れず我身にしむる秋の夕風
2.悪習にしみる
3.寒気が身にしみる
などの用法、意味と同じことと考えます。

補足日時:2012/05/26 16:23
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