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IPアドレスについて勉強している学生です。
従来から使われている方式(IPv4)によるIPアドレスの中央在庫は、2011年にすべて割り振りを終了したといわれています。
そこで質問なのですが、「限られたIPアドレスを有効に利用することができる技術」を教えてください。

A 回答 (2件)

学生なら、こういう答え方の方がいいかもしれません。



IPアドレスは限られた資源なので、極力プライベートIPアドレスを振って、それを限られたグローバルなIPアドレスに変換する仕組みがあるとIPアドレスが限られていても何とかなります。
それには、プライベートIPアドレスをグローバルなIPアドレスにネットワーク層とトランスポート層で変換する方法と、アプリケーション層で変換する方法があります。 なお、IPアドレスはネットワーク層のプロトコルなので、それ以下の階層で変換しても無意味です。

まず、ネットワーク層とトランスポート層で変換する方法にはNATやNAPTがあります。
NAT (Network Address Translation) という場合は、大抵はNAPT (Network Address and Port Translation) を指していると思います。単純なNATだと同一portから通信を出せなくなってしまうので、別のportに書き換えます。
特に、IPv4アドレス枯渇の話題で出てくるのはこのNAPTをプロバイダーなどのレベルで実施するCarrier Grade NAT (略してCGN) でしょう。
NAPTはIPアドレスをportという少し広い空間にマップするだけのことなので、こちらも取りうるport番号の広さに律速されてしまいます。よって、CGNにすると、NAPTした変換ルールをどれだけの時間維持するか、どうやって公平な割り当てをするかなどの問題がさらに顕在化します。

アプリケーション層で変換する方法にはHTTP proxyやSOCKSなどがあります。
ターゲットとなるサーバーに直接通信するのではなく、proxyと呼ばれるプライベートIPアドレス内にあるソフトウェアにHTTPのリクエストを出すと、proxyが代わりにサーバーと通信をします。こうすることで、グローバルなIPアドレスがなくても、proxyさえグローバルなIPアドレスを持っていたら通信ができるようになります。
逆に、HTTP proxyをHTTPサーバーのふりをして外部に見せておいて、そこからプライベートIPアドレスで動作している内部のサーバーにつなげるとreverse proxyいう方法もあります。この場合は、サーバー側のロードバランスになるのと同時にサーバー側のIPアドレスの節約になります。
SOCKSはこれをクライアントからHTTP proxyを使うのを他のプロトコルにまで汎用化したようなものですが、実用している人を見たことはないですね。


と、色々と言葉を散りばめておいたのであとは検索して調べてみてください。
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この回答へのお礼

細かな説明ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2012/07/08 23:55
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。NATですね。難しいですがわかりました。

お礼日時:2012/07/08 23:54

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