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太平洋戦争当時のプロペラ機の始動は”慣性始動機”なるものが使われていたようですが2,000馬力ものエンジンをクランキングさせるクラッチ(書物でトラブル時エンジン本体や始動機を守るためクラッチの強度を下げているとあります)はどのようなものだったのでしょうか。

 航空機以外でも戦車のエンジンを慣性始動機で始動している(船舶用大型エンジンの始動方法とは違っています)動画がありますがこちらのクラッチもどのようなものか教えてください。

A 回答 (1件)

>”慣性始動機”なるものが使われていたようですが


ここのページの「飛行前点検及びエンジン始動方法」を参照下さい。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cocoro/sub50.htm

大出力の星型エンジン始動は回転は遅くていいものの、大きなトルクが無いと
外部からは回せません。そこで、一旦フライホイール(弾み車)を手動
または電動で高速回転させておき、クラッチでエンジン側につないでこの
回転の勢いを一気に使って始動する、というものです。

このクラッチはマニアル自動車のクラッチ同様、多板クラッチをスプリング
で押し付けてその摩擦で駆動するものだった様です。
もし完全に直結するドッグクラッチや車のギア同士の噛み合いのようなもの
だと、星型エンジンでは下方シリンダにオイルが溜まって回らない状態で
あったりするとエンジンを壊しますし、始動後もスターター側がフリーにならず
固着したまま逆に高速で駆動されるとスターター側が過回転で壊れます。
「クラッチ強度を下げて他を保護」している旨の記述はそういう意味だと
思います。

ジブリ映画「紅の豚」でも主人公が飛行艇のエンジン始動時、何かクランク
で回している描写がありますが、このスターターを意味しています。

>航空機以外でも戦車のエンジンを慣性始動機で始動している~こちらの
>クラッチもどのようなものか教えてください。
戦車のことは解りませんが、同様方式と思います。また航空機、戦車の
ピストンエンジン始動は今回のものと別に火薬式のコフマンスターターが
多用されたという記述もあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%95% …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

ご紹介いただいたサイトでクラッチの様子が解ってきました。

お礼日時:2012/12/11 07:31

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