
Blu-Spec CDやSHM-CD(以下、高品質CD)など、既存のCDDA規格の枠の中で音質向上を謳った製品がリリースされていますが、これらには音質向上などのメリットはないのでしょうか?
よく、このような質問への回答として、「高品質CD版はリマスタリングされているから」というのを見ます。リマスタリングされていれば音質には差があって当然です。
ですがそうではなく、通常CD版と高品質CD版、どちらも同じデータが収録されているとしたらどうでしょうか?
友人の一人には、「ジッターが低減しても、CDにはエラー訂正があるから読み取ったデータに差異はない。その程度で読み取り結果が変わるのはあり得ない。」という風に言われました。確かに理論的にはそうかもしれません。実際、Blu-Spec CDのレビューで、音質は確かに違うが、データの中身は同じだったというのを見かけたことがあります。
しかし、メーカー側もいくら売りたいと思っても、新規の作品をわざわざ高品質ディスクでリリースする必要性はありません。それどころか、変化が全くない物に手間とお金をかけて研究開発をする必要性は皆無です。ということは、違いは絶対にあると思うのです。
こういう物には、実際に高品質CDを用意して、私自身で比較するのがベストなのでしょうが、残念ながら私が欲しい作品はリリースされておらず、確認ができません。
高品質CDで実際に違いを感じた体験、またはこういう理由で音質が変わるのではないかといったお話を是非お聞きしたいです。よろしくお願いします。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
「個人的な感想です」とコメントを入れない限り、「音質が向上した」と宣伝するのはまずいんじゃないかと私は思ってます。
ご承知の通り、CDDAというのはデータの入っているCD-ROMと物理的には同じものです。CD-ROMには、Blu-Spec CDなんてありませんが、それは読み取りミスが無視できる位少ないからです。コンピュータのソフトなんか1ビット間違っていただけで動作しないので、それこそ大問題になります。コンピュータがCD-ROMを読み取るときには、再読込が何度もできるから問題ないがオーディオはそうは行かないのでは?という意見もあるでしょうが、数回の試して駄目なら永遠に駄目ということが殆どです。つまり、本当に駄目でなければ通常は数回読めば読み取れるのです。ということは、読み取り処理を早め早めに行い読み取ったデータをメモリにバッファリングしておけば、多少エラーがあってもCDプレーヤはデータを完全に再現できるのです。その前にエラー訂正システムが組み込まれているので1ビットの誤りなどは瞬時で修正してしまうので、いままでの話は訂正不能なある程度大規模なデータエラーがあった場合です。これを考えると通常のCDDAであっても、データは完全に再現できているはずです。盤面が汚れているとかであれば話は別ですが、Blu-Specだって盤面が汚れていれば正しい再現は望めないでしょう。
この話題になるとジッタの話が出てきますが、再読取によって生じるデータの読取の揺らぎがDACのクロックにジッタを発生させることは基本的には考えられません。というのは、DACのクロックがマスタ・クロックになっていて読み取りは早め早めに行い通常はバッファが一杯になるまでに先読みしておきます。バッファに入っているデータをDACはマスタ・クロックに従って読み出して行くだけなので、バッファが空にならない限りCDからデータを読み取る部分で発生して問題がDACに影響を及ぼすことはありません。ただし、データ読取部分が忙しくなるとその部分の消費電力が大きくなり電源にノイズが乗り、それがDACのクロックにジッタを発生させるという可能性はあります。DAC出力に揺らぎが生じるので当然音質に影響してきます。しかし、Blu-Spec CDを購入するようなオーディオマニアが使用している高級機であれば、データ読取部分が忙しくなると電源にノイズが出てそれがDACの動作に影響を及ぼすようなチャチな造りではないと思います。皮肉なことに、電源回路のプアな安物だと違いが出るかもしれないというのが私の推測です。
昔、CDに切り傷を入れると音が良くなるなんていう迷信がありましたが、これは、訂正不能なエラーが発生したために原音が変化し、これは「音が良くなった」と勘違いしたためだと私は思っています。訂正不能なエラーが出たときは、とりあえずスピーカを破壊してしまうような音が出ないようにデータを修復している(エラーコンシールメントと言う)ますが、これを「音が良くなった」と感じる場合があるのは否定できない事実だと思います。
No.6
- 回答日時:
>高品質CD版はリマスタリングされているから
詳しくないので間違えているかもしれませんが、高品質とうたえるのはリマスタリングされているから(でなければ不当表示(や違法?)になる)から、ではないでしょうか。
つまり、リマスタリングだから高品質(これはウソではない)、でついでにBlu-SpecやSHM-CDにしておく、すると勝手に消費者が勘違いして、それらの板が高品質だと思い込んでくれる。そんなでも売れれば勝ちなのが企業です。
他の方とは違い、私はディスクによる音色の違いには懐疑的です。読み取り精度云々がDACの出力に与える影響はない(多大にあるなら製品に問題がある)、エラーによる電流変化がなどは本当にそれが認識できるのか疑問、など。むしろ聴く人の心理的な要因による音の違いという説明のほうが素直に受け入れられます。そんなのごちゃごちゃ考えてやっぱりダメだななどと思い込んだら、それだけで音は悪くなります。
回答ありがとうございます。
リマスタリングされていれば、それが高音質かどうかは別として音質に変化があるのは当然ですね。
それを踏まえた上で、同じデータが収録された場合はどうであるのかというのが気になった次第です。
ただ、心理的な要因というのは大いに納得できますね。深く考えない方がいいのかもしれません。
No.4
- 回答日時:
ここでは、あまり受けませんが
外部クロックを採用しているシステムを 構築していれば 明らかにその差は出ます。
パルスが インダラに立ち上がる たとえば 45度 と スパッと90度で 上がる。機器があり
それが、ランダムに起きると、パルスの+と感知する電圧が一定とすると、隣のパルスと隣のパルス
の時間軸がずれます。このずれが、いたずらを起こします。
よって、+- の信号は デジタルだから みな同じ・・・は 信号は同じでも、その正確度が異なります。
再生システムもそこまで追い詰めた物なら、差は感じられます。
No.3
- 回答日時:
私は、メーカーの技術者で、品質管理をやっています。
元の音源が同じとき(たとえば、マスタリングが同じ)、
もし、Blu-Specが優れるとすれば、
出荷時の品質管理を強化しているかどうかですね。
ご存じのように、CDあるいはSP/DIF系のデジタル音声信号は、
パリティチェックさらにはハンドシェーク(再送要求)が無い
垂れ流し信号です。
また、これも常識ですが、CDの加工方法は、スタンパという印鑑と同じ
原理で機械加工しているのです。
本来なら、ウエハを加工するように、フォトマスクから露光すれば、
エラーは減るんですが、そんなコストは掛けられません。
そのため、印鑑と同じで穴が潰れたり、つながったりしていると、
(これはジッタとは言いません)というエラーが発生します。
また、穴がティアドロップ(涙型)になったりしていると、
読み取り側で、ON時間が足りず、それがジッタエラーになります。
これらは、ご友人がおっしゃるように、
再生側のDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)で
エラー訂正することになります。
そのアルゴリズムが、チップによってちがうので、DSP(あるいはDAP)を
交換するなんてことが、マニアの間で流行するんですよね。
問題は、このような加工不良がどれだけあるかで、音質が左右されますが、
そのために、CDの出荷時に抜き取りで信号チェックをして検査します。
それをどのような基準でやるか・・・
でも、通常のCDとその他で変えているという話は無いと思います。
もし、音質が良いとすれば、「CD-R」でしょうね。
一品一品焼いて提供されるからです。
No.2
- 回答日時:
はじめまして♪
従来の製品に比べて、製造方法の工夫と素材の変更等でより高品位なCDを提供すると言う部分です。
規格的には「CD」と同じ。
データの読み取りやその他の微小部分で、より理想的な状況に成るようですが、それがイコール高音質と感じるかどうかは、利き手側の判断次第です。
私も外周を緑に塗った事が在りますねぇ(^o^)
自分が気に入れば、それで良いのでしょう。
ほぼ100%の誰でもが感じられる程変化し、それがみんなが良い音と感じ取れるのでしたら、それらが一般化して従来製法は駆逐されるはずです。
そうなっていないのは、感じられない人も居るし、価格(販売のみならず、製造コスト等)の問題等も在るからかもしれませんね。
一時記憶等をせず、直接リアルタイム処理を前提とするオーディオCDプレーヤーに対しては、焼き込みピットの正確性や盤のブレの減少、レーザーの拡散反射などが少ない程、理論的には有利に成る可能性は有ると思います。
ただ、それが音質評価に直結するかどうかは他の要因も多いので、定かでは在りません。
高音質化に対して効果が得られる可能性が有る、という事でしょう。
CD製造側が出来る範囲としては、なかなか御苦労されているとは思います。
オーディオと言う世界は、極僅かな変化も聴き取ろうと努力して行くと、基本的にはドコカを変えれば音が変わる、何をしても変化は有る、とも言えて来ます。
ただ、その変化が有効なのか、あるいは有効と感じられるかどうか、とても微妙で、私には効果的と感じても他の人には好まない音の方向への変化と感じてしまう可能性は充分にあるので、評価する人によっても判断は変わって来たりします。
そもそも、極僅かな変化を、対して変わらない、と言ってしまえば、それもアリなんでしょうけれどね。
まぁ、さすがに、○○さんが「気を込めた石」を乗せると、、
そういうオカルトまがいな部分は、私は足を踏み入れませんけれどね(笑)
No.1
- 回答日時:
音質が向上するか否かは聴く人の感じ方によって異なります・・・音質は計測数値で表せるものではありませんので・・・。
1990 年代に CD Disc の外周や Label 面を油性塗料で様々な色に塗ることが流行りましたが、私も外周を緑色に塗ったものが最も気に入る音色になったことから AUDIO TECHNICA の CD Protector Ring AT6079 を愛用しました。・・・既に販売終了となってしまいましたが、一時は 100 本以上持っていたほど愛用しており、今でも 50 本以上残っています。
Label 面を赤く塗ったものは読み取り不能となり、この時初めて Label 面を傷付けてはならないものだと知りました(笑)。
外周は様々な色を試しましたが、音色が変わる理由は Laser の反射に原因があるようですね。・・・詳細は未だに推論でしかなく、証明されているわけではないので御自分で御調べください。
しかし、科学的根拠が証明できなくても音が変わると実感する人が多いからこそ商品化するものは Speaker Cable を始めとして数多くありますので、CD Supplier 側も商品化する意味があるのでしょう。
ただし、高音質化などという言葉に振り回されていはいけません。・・・音質の善し悪しは聴く人次第なのですから、音質が変わることを高音質化すると言い表すのは誇大広告です。
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