
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
RailSukimaさん、こんにちは。
海外物は出ちゃってますね。
「夢果つる街」 トレヴェニアン
「クリスマスのフロスト」 R・D・ウィングフィールド
「樽」 クロフツ
は独特の哀愁が漂っていて、私もおすすめです。
忘れちゃいけないピーター・ラヴゼイのダイヤモンド刑事モノ。いかにも英国っぽくて好みです。
『最後の刑事』
『バースへの帰還』
『猟犬クラブ』
国内からは高村薫の合田刑事モノを。違った意味で女性にとても人気の高かったシリーズですが、現役女流では屈指のストーリー・テラーが創りだすミステリーは重厚で秀逸です。
『マークスの山』(このミステリーがすごい誌一位 直木賞)
『照柿』
『レディ・ジョーカー』(このミス一位 出版文化賞)
『太陽を曳く馬』(読売文学賞)
など。(「冷血」という作品もありますが、未読なので保留しておきます)
もう一つだけ。主人公は警察官だけど、推理するのは彼が想いを寄せる美少女、という愛川晶の根津愛(ねつあい)モノ。キリンさん刑事と愛ちゃんシリーズもおすすめしておきます。
『巫女の館の密室』
『ダイニング・メッセージ』
『カレーライスは知っていた―美少女代理探偵の事件簿』
愛ちゃんはカレーを食べるだけで犯人を当てちゃうんだぞぉ。。。愛川さんは本格ミステリー作家です。念のため。
ご返事ありがとうございます。樽は懐かしい作品です。実家の本棚に「死の鉄路」などと並んでありました。読むには読みましたが当時の私にとっては難解だったように記憶しております。今であれば違った感想になるかもしれませんね。思い出させて頂きありがとうございました。多数の紹介にも感謝です。
No.7
- 回答日時:
全て解説不要の、もはや基本書ともいえる作品群です。
「警察署長」スチュワート・ウッズ
「夢果つる街」トレヴェニアン
「クリスマスのフロスト」R・D・ウィングフィールド
「羊たちの沈黙」トマス・ハリス
「骨と沈黙」レジナルド・ヒル
「刑事の誇り」マイクル・Z・リューイン
「ブラック・ダリア」ジェイムズ・エルロイ
「笑う警官」マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー
「レディ・ジョーカー」高村薫
「果断」今野敏
ノンフィクションながら、
「オニオン・フィールドの殺人」ジョゼフ・ウォンボーは圧巻。
No.6
- 回答日時:
なんと言ってもまず読むべきなのは、エド・マクベインの87分署シリーズです。
架空の都市アイソラを舞台に、刑事たちの地道な捜査をリアルに描き、警察捜査小説という分野を確立したシリーズです。
第1作『警官嫌い』から第53作『最後の旋律』まで、ハヤカワミステリ文庫とハヤカワミステリ(新書判)で出版されています。
第10作『キングの身代金』は、黒沢明監督で『天国と地獄』として映画化されました。
製靴会社の重役ダグラス・キングは全財産を抵当に会社乗っ取りを画策している。突然電話が鳴った。見知らぬ男からで、息子のボビーを誘拐したという。身代金は50万ドルだ。だが犯人は勘違いしていた。誘拐したのは運転手の息子だったのだ。身代金を払えば会社を失う。だといって、運転手の息子を見殺しにもできない。キングとしては人間として苦しい立場に追い込まれる。
もう一つは、スウェーデンの夫婦作家、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーのマルティン・ベックシリーズでしょう。
こちらは、スウェーデン・ストックホルム警察庁の殺人課主任警視マルティン・ベックを主人公とした警察小説で10作あります。
角川文庫から出版されています。
第4作『笑う警官』はアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞した傑作です。
大胆な意表を突く大量殺人の導入部。
マルティン・ベックは大量殺人を動機の面から追求し、ついに意外な犯人を逮捕するのです。
このシリーズには、高度福祉社会スウェーデンのひずみをさまざまな角度から直視する鋭い社会的批判に貫かれているのが特徴と言えます。
ご返事ありがとうございます。海外作品は、87分署シリーズとマルティン・ベックシリーズが評価が高いようですね。食わず嫌いを治す良い機会かなと考えてます。ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
マイ・シュヴァール&ペール・ヴァールー作『笑う警官』(マルティン・ベック・シリーズ、角川文庫)。
角川文庫の「ハズレなし!」帯つきの海外作品は傑作ぞろいという感じ。本作は、若い警官の死を巡ってなぜ彼がそのバスに乗っていたのか調べるうちに秘密の生活の謎に近づいていくのですが、警官たちのキャラクター造型も面白く、最後のページでぐわっと心を揺さぶられます。スウェーデンが舞台。R.D.ウィングフィールド作『クリスマスのフロスト』ほか、フロスト警部シリーズ、創元推理文庫。帰ろうとすると電話だったり、警察署にやってきた市民の苦情・相談だったりで、別件にも担ぎ出される多忙極まりないフロスト警部が複数のばらばらの事件を快刀乱麻を斬るごとく、最終的には名推理で解決してしまう。ところが、読者は脈絡なさそうな複数の事件にフロストが首をつっこむのにあわせて鼻づらを引き回されて一体全体どういう決着となるのかまるで見当がつかない。殿山泰司よろしくひーひー言いながら読むしかありません。紹介する作品の中では、一番、入手しやすいでしょう。ウィングフィールドのフロスト・シリーズは、このミステリがすごい!ほか海外ミステリ部門ベスト10の常連で。新刊書店で創元推理文庫の海外作品を扱っていたら置いてあるはずです。また、ブックオフのような古本屋でも見つけやすいとおもいます。
ヒラリー・ウォー作『冷たい週末』、創元推理文庫。読み終わったとき連想したのが坂口安吾の『不連続殺人事件』。心理的な見落としに嵌ってしまい、真犯人はこいつだ!というページで、うわあと、となってしまいました。最後は派手なドンパチ場面ですが、そこに至るまでが松本清張の長編刑事ものみたいに淡々とした地味な調査の積み重ね。清張作品と違うのは、調査を積み重ねても不明点が次々と湧いて出て一向に真犯人の見当が捜査陣につかないままなこと。ほかのウォー作品とは違って田舎の警官が殺された死体発見現場で手際の悪い現場検証が続き、ひょっとしてユーモア・ミステリに挑戦した意欲作なのかと不安になりますが、わざわざこういう導入部を設定したわけが読後にしみじみ理解できます。
ご返事ありがとうございます。海外作品は翻訳を介するため読みづらい印象がありましたが、おかげで「これは読まねば!」という気持ちになりました。作品購入リストにエントリー決定です。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
今野敏さんの作品です。
キャラが立っていて、読みやすくて、主人公も好感が持てます。
『隠蔽捜査』
http://www.amazon.co.jp/%E9%9A%A0%E8%94%BD%E6%8D …
『ST警視庁科学特捜班』
http://www.amazon.co.jp/ST%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5% …
など。
ご返事ありがとうございます。隠蔽捜査…「隠蔽」という表現に警察の悪行をイメージしてしまい忌避しておりましたが、それと気付かずIVを読んだら痛快!勢いシリーズ全巻読んでしまいました。Vが出ないかなと期待しております。警視庁科学特捜班…紹介ありがとうございます。購入リストにエントリーさせていただきます。
No.2
- 回答日時:
先ずは 横山秀夫さんの「第三の時効」ですね。
警察官の心理描写が凄まじく、グイグイと物語に引き込まれます。
短編小説ですが、一話一話の説得力が半端ではありません。
次に 佐々木譲さんの「笑う警官」も良いですよ。
ストーリーが素晴らしく、テンポが良いので読みやすいですし、あっと驚くような展開に度肝を抜かれます。
3番目は 誉田哲也さんの「ストロベリーナイト」です。
グロイ描写はありますが、他に類を見ないような物語の展開にゾクゾクします。
ヒロインの姫川玲子がカッコ良いです。
お返事ありがとうございます。第三の時効と笑う警官…同感です!誉田さんのストロベリー・ナイトは「映像化決定!」の帯びを見てあまのじゃくな思考が働きスルーしておりましたが考えを改めます。ありがとうございました。
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