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中島敦の傑作の1つの中に出てくる単語、「精霊」と「霊」、の違いはいまいち分かりません。
というのはなぜ殆ど交合的にその言葉を使っていますか。

「精霊」と「霊」との間に根本的な違いがありますか?
それとも中島先生が単に「霊」もしくは「精霊」の連続使用が文学的に良くないと思って交合に使うことに決めましたか?

例の傑作(個人の感想ですけど)、文字禍はここで読みます:  http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/card622.html

ご意見、何卒宜しくお願いいたします。

A 回答 (4件)

簡単に纏めると 精霊は元から霊体で生まれたもの



霊は元は人 人が死に 霊体になったもの

この回答への補足

お返事、有難うございます。
だとしたら、その二つそれぞれに当てはまる外国語の候補に大いに絞りますが、それらの言葉を説明している正式な関連サイト若しくは書物を薦められますか。
宗教などと言えば、手元には陰陽道についての書物3冊だけですから。^^;

補足日時:2014/02/08 04:49
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結局は「コインの裏表」なのでしょうが…。


精霊…外在性:アニマ(anima;精気)、スプライト(splite;(妖)精)
霊  …内在性:ソウル(soul:霊魂)、スピリット(spirit;精神性)

「交合的」は熟れない言い回しですね。
ここでは「交互」とか「混在」「混ぜこぜ」の意味合いに取りました。
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  「文字禍」を青空文庫で読んでみましたが、霊・精霊・悪霊・死霊、さまざまな語が出てきますが、果たして使い分けされているかというと、わたしにはそうは思えません。



 事実・文字化・歴史との関係をテーマにして面白いものがあるは思いました。「書かれなかった物は歴史ではない」という命題は今も話題になっています。しかし、それを発展することもなく終わります。(小説だから当然か)

 主人公は、文字化することは抽象化であるため、その書かれた対象物だけでなく、すべてが実体のないものに思えてくる。それは「文字の霊の禍い」だから、文字の崇拝を改めなけねばならないという研究報告を提出したため、王に疎まれて地震によって死ぬ

 といった内容ですね。中島敦は人間の悲しい宿命に心をよせた作家のように思います。

 問題の「精霊と霊」には違いがないとわたしは判断しました。

この回答への補足

両方のご回答は大変考慮させたもので参考になりました。
結局、殆ど同じような結論に辿りついて色々な決着がつきました。深く感謝しております。

アシリアの神話と言語を咀嚼しながら調べ続けたら悪霊と死霊はやっぱり違うように思えてきました。要するに死霊は必ずしも悪霊ではないことが判明しましたが、それが翻訳に反映した方が適切かどうかは別の問題になります。^^

ご回答、有難うございました。

補足日時:2014/02/23 05:01
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しばらく考えたら、ちょっと考えが変わったので、再度言い直します。

と言っても精霊などの使い分けではなく、むしろやたらに出てくるという状況が、文字の中で圧死するという洒落た結末に効果的かと思います。ご期待には添えませんが。
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