598戦争時代などと呼ばれるくらい、当時はすごかったのですよね。
私が小学校から中学生時代の頃でしょうか・・・。
私は自分が生まれる前の製品に興味がありますが、
598スピーカーや798アンプに興味をもったことがありませんでした。
以前した質問の回答で「598スピーカーと798アンプ」に
触れて回答してくれた方がいました。
ちょっとバブル期のオーディオが気になりました。
この時代の製品って正直どうなんでしょうか?
音質的にすぐれていたのでしょうか。
それとも、時代の流れで大量に出回っただけで、
実際に中身の伴っていない製品が多いのでしょうか。
手を出さな方が無難ですかね・・・?
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
No.5です。
性懲りも無く、また書き込んでみます(^^;)。>アンプが気になっていることは事実です
798アンプの質自体は良かったと思います。特にSONY製品など、現在の軽量級で薄味に過ぎるサウンド傾向の同社のアンプとはまったく違う、骨太の音を出していたと思います。
ただし、今調達するとしたらやっぱり経年劣化が懸念されますし、たとえ部品を取り替えてリファインしていても、往時のサウンドとは別物になっている可能性が高いでしょう。電源ケーブルを交換出来ないものが多かったことも敬遠される点です。
まあ、店頭で試聴して良いと思ったら(そして、十分安ければ)、試しに買ってみるのも良いかもしれません。もちろん、メンテナンス面も考えて「自己責任」の範疇での話になりますが。。。
それにしても、798アンプは黒一色でデザインは面白味がありませんでしたが、アルミ無垢のツマミ類を採用するなど、質感は高かったですね。今は数十万円のアンプでも平気で樹脂製の安っぽいツマミ類を搭載しますから。。。
余談ですが、前のアーティクルで「当時の開発陣には、真に音楽好きなスタッフは不在だった」と書いてしまいましたが、これって現在の国内メーカーにおいてもあまり変わっていないようです。
以前、某国内メーカーの高級スピーカーを試聴したことがあるのですが、3分と聴いていられないような無味乾燥でパサパサの音しか出ておらず愕然としました。
たまらず居合わせたメーカーの営業担当者に「あなたのところでは開発スタッフに音楽好きはいるのか?」と聞いてみました。すると「確かに音楽好きはいるが、多人数の合議制で音決めされるため、製品に突出した個性が付与されることは無い。しかも、最終的に販売決定のゴーサインを出すのは音楽体験も無ければ理系でもない経営陣だ」という答えが返ってきました。その後でくだんの担当者は「でもこの製品は稀少な部材と手の込んだ仕上げが採用されていて、コストパフォーマンスはとても高く。。」などという講釈を得々と続けましたが、私はロクに聞いていなかったのは言うまでもありません(笑)。
「どういう音が出るか」ということよりも「どんな高級な部材を使っているのか」ということを前面に押し出すような宣伝のスタイルを目の当たりにして、やっぱりかつての598スピーカー&798アンプの時代と似たような状態なのだなぁと思った次第です。
でも、オーディオ関係の掲示板を見ても、今でもスペックの数値や部材のコストに異常なほど執着するユーザーは少なくないようですし、メーカーもそれに準拠した製品作りをせざるを得ないところもあるのでしょうね。
もっとも、そういう「スペック至上主義」や「コストパフォーマンス万能主義」とは別のところにいる、とにかく自身のライフスタイルに準じた形で良い音を聴きたいという「真っ当な音楽ファン」のニーズに即した商品展開を(今も、そして昔の598スピーカー&798アンプの時代も)していなかったメーカーに責任はあるとは思います。
この回答への補足
今日は色々と出かけてきました。
すると、まさにタイムりーな雑誌をみつけてしまいました。
「ステレオ時代」っという雑誌で、なんと表紙に大きな文字で「1986年の”798”」っと書いてありました。
chandos様のおっしゃるとおり、sonyのアンプの登場で798が加熱したと書いてますね。
そのアンプが「ta-f333esx」みたいですね。
「素直な回路で、パーツも吟味されている、変わったことはしていない」「とてもいいアンプ」だと書いてます。
もしお店でみかけたら、試聴さえてもらおうかと思います。
以前、メンテナンス済で2万円で売っていました。
おっしゃるように、使用部品とカタログスペックにだけこだわっているような会社からは、悪いものはないでしょうが、聴いていて楽しいものはないかもしれないですね。
その点でいえば、「ガレージメーカー」は音楽が好きでたまらな人が作っていますから、その人に共感ができれば最高の製品をてにすることができるかもしれませんね。
私の手元にあるアンプもいつの間にか、既製品は一つもありません。全員誰かの手作りの真空管アンプです。
スピーカーもアジのあるスピーカーを探していますが、なかなか難しいですね・・・。
No.11
- 回答日時:
#5です。
私見で構わないので音質評をとのことなので。
598スピーカーは
30cmウーハー搭載の割には低音不足、
中高音はドライでメリハリの利いた音調。
798アンプも同様でドライで中音域の明瞭度を重視した音調。
低音と高音はそれなりに伸ばして若干アクセントが付く。
総じてロボットアニメを見てるような音調でした。
その音が好みならば抜群のハイCPとなりますが
著名画家の風景画を見てるような音が好きとか
ソフト&メロウ、潤いのある音が好みの方からは嫌われて当然です。
しかもそのようなロボットアニメ的音調をすべてのメーカーが模倣しました。
音調だけでなく外観、サイズまでも模倣。
メーカーポリシーをかなぐり捨ててまで右へ倣えでした。
さて今現在の中古市場についてはさほど詳しくは無いのですが
5年くらい前には598、798の製品は店頭に並んでいない状況でした。
並んでいたとしても明らかな「難アリ」の品ばかりで手を出すのもはばかられます。
そのような「難アリ」の品を修理するのが趣味なら止めませんが
純粋に音楽を楽しむ道具としてはお勧めしません。
この回答への補足
そうですかぁ・・・やっぱり結構みんな否定的なんですね。
その頃の流行りの音だったのでしょうか。
CDが普及し始めた頃とかもその音調に関係しているのでしょうか。デジタルとはこんな音だよ。みたいな。
難アリ品を修理するのは趣味ではありません。
そんなそんな修理する知識も技術もありません。
でも、修理したものを使うことにはなにも抵抗はないです。
音楽を楽しむ道具としては、良くないっと言うことですね。
No.9
- 回答日時:
1986 年から 1991 年を Peak とする Bubble 期に小学生から中学生であられたのならば現在は 30 台後半?
ならばまだまだ Bubble 時代を体験されるだろうと思いますよ(^_^;)。
Abenomics が何処まで功を奏するのかは判りませんが、少なくとも Bubble 期以降の「失われた 10 年」や小泉構造改革以降を含む「失われた 20 年」は脱却し始めているようで、Bubble 期のような急激な消費経済膨張は望めないまでも消費者市場に於ける様々な流行の創成は活発化しています。
Bubble 期の 598、798 流行は作れば売れるという時代でしたので猫も杓子もといった感じで様々な Maker が新規の製品分野に参入してきました。……例えば Cassette Deck 専業 Maker であった NAKAMICHI 社は Amplifier を Line-Up しようとしたり Phono Disc Player や DAT (Digital Audio Tapecorder) を発表したりしましたね。
私の感想では 598、798 は儲けるための手抜き製品群、それで儲けた資金で企業 Image を高める無謀な程の High End 製品開発に挑戦する……というものでしたね。
特に NAKAMICHI 社の Disc Player や DAT は結局 1 種類しか製品化されず、NAKAMICHI 社自体が Bubble 崩壊で力尽きてしまった感があるのですが、TX-1000 なんて Disc Player はもう 2 度と作られないでしょうね。
NAKAMICHI に限らず、普及価格品に高級感を持たせたり謎めいた理論や主張を入れた広告によって実質以上の価格で売りまくった儲けで HIgh End 製品を開発したり、興味深い技術を開発したりするのはどこの Maker にも見られた時代です。
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/tx-1000.htm
http://www.audio-heritage.jp/NAKAMICHI/etc/nakam …
http://www.audio-heritage.jp/NAKAMICHI/Player/na …
まぁ NAKAMICHI 社は Cassette Deck の 1000 や 700 Series にせよ、Amplifier や FM Tuner なども組み込んだ System 600 にせよ、最初に投入される製品は度肝を抜かれる技術力を見せてくれたものですが……。
http://knisi2001.web.fc2.com/nakamichi610.html
Audio 市場の Bubble 期は経済の Bubble 期よりも先行しており、CD (Compact Disk) が発表された 1980 年代前半には既に Bubble の兆しが始まっていました。
これは 1971 年に $1=¥360 であった円相場を $1=¥308 に切り上げ、1973 年には変動相場制に移行したことにより舶来品の販売価格が下がって舶来信奉著しい Audio 業界を一気に活性付けたことに因ります。
以来 1980 年には $1=¥250 となり、1986 年の Bubble Peak 期初めには $1=¥160、Bubble 期には Louvre 合意で Dollar 相場下落に歯止めをかけようとしたものの結局 $1=¥120 まで進んでおり、Bubble が崩壊しても 2000 年台には $1=¥100 を切るまでに進みました。
本来、円が高騰すれば輸出業界が厳しい状況になるものなのですが、世界で最も Audio に熱心なのは日本と英国と言われるほどですので、Bubble 期の日本 Audio 企業は仕入れ価格が安くなった海外の材料で作った Cost Performance の高い製品を国内で売りまくることで波に乗り、Bubble 崩壊後も Multi Media などという言葉を生み出してガラクタ(笑) を大量に世に送り出しました。
例えば EL Cassette、CDV と LD と VHD、DAT と DCC と MD……いずれも数年から十数年で衰退して今では可動する中古品を手に入れても Media がないとか、Media を大事に保管していたのに Player がないなんてことになっていますよね。
私は Multi Media という言葉が流行りだした時に「Multi Media は Multi Expences (多角浪費) に過ぎない!」と唱え、「せっせと宗主 Maker に御布施を投じて Obelisk のように機材を積み上げた部屋から家人を追い出し、Pin Point 化した Listening Point である Obelisk の前に信心深く頭を垂れて身じろぎもせず、狂信的な宗教家みたいに半眼顔で楽音を唱和する Audio 趣味は嫌だぁ!」と叫んで必死に抵抗したのですが(笑)、それでも車が買えるほどの学習費を浪費させられました(^_^;)。
598、798 という価格は「作れば売れる」という時代に価格競争に陥り、安価で見栄えの良い、例えば 38cm Woofer を Base とした 3 Way、 4 Way Speaker で 3 万円、円高になっても 4 万円、 5 万円といった価格で売っていては流石に儲けが少ないので、暗黙の Cartel と言うか、自然に形作られた価格で、中味は 3 万円、4 万円、5 万円時代と大して代わり映えのないもの……宣伝文句と化粧板を変えてあたかも進化した素晴らしい製品かのように見せていた製品群です。
現代でも
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=12885788
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6418
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=8603726
辺りを
http://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=70 …
http://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=70 …
http://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=70 …
の安価な素子と組み合わせて 1 万円以下の板材による大型 Enclosure に入れれば 30cm 3 Way System を 1 本 2 万円で作れますし
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=8147
辺りを加えれば 45kHz まで Cover してハイレゾ(笑) 音源にも対応する 30cm 4 Way System を 1 本 3 万円で作れますので、仕入れ価格で仕入れて大量連続生産する Maker ならばその半分以下の原価で作れることが想像できるでしょう。……これを適当な宣伝文で広告して 598 や 798 で売り裁ける時代であればウハウハですよね(笑)。
現在は 598、798 の暗黙の Cartel が崩れて 2 万円前後の低価格競争で卓上 System や「Studio Monitor!」などといった戯れ言の謳い文句を並べ立てた Powered Speaker System の戦争が過熱気味になってきているのですが、いずれまた x98 の暗黙の Cartel が生じてガラクタが増えてくるような気がします。
PC Digital Audio 時代になって Digital IC Chip 価格が下落したことにより ¥100 の IC Chip を用いた¥1,000 の乾電池駆動 Amp' でも 192kHz 24bit ハイレゾ対応(笑) 機ができるようになりましたので「192kHz 24bit の迫力をこの価格で!」みたいなガラクタが幾らでも出てくるようになるでしょうね。
そうなれば再び Audio Bubble 期です……1990 年代前後の製品に興味を抱く必要はありません(笑)。
>手を出さな方が無難ですかね・・・?
発売された 1980~1990 年台当時でさえガラクタに近かったものですし、年月を経た今となっては老朽化して本当にガラクタになってしまったものが殆どですので「良い音なんか鳴らなくても良い。見て触れさえすれば楽しい。」という骨董趣味でもない限りは御勧めしません(^_^;)。
素敵な Audio Life を(^_^)/
この回答への補足
バブル期の製品を使っている人がみたら、「泣く」のではないかというくらい否定なさってますね・・・。
商売ですので、「売れるものに飛びつく」っというのは、いつの時代も変わらないと思います。自然なことだと思います。
ハイレゾに勝負をかけて、USB-DAC、アクティブスピーカーを安く提供する会社が増えてもおかしくはないですよね。
しかし、そのような物作りでは名器はうまれづらい。っということでしょうか・・・。
回答者様の回答をみていたら、無償にスピーカーが作りたくりました。
No.8
- 回答日時:
>私はオークションはやりませんが、実際にこれからどれくらいの値がつくものなのでしょう?
最低落札価格もないようなのでこのまま入札がほかに入らなければ1000円で落ちます。
それがオークションです。
実際、次から次へと同じものが出てくるものや滅多な事では出ないものまで
それらに付けられるスタート価格や最低落札価格、即決価格
ほかの入札者との競り合いなどいろいろな要素で最終的な策札価格は変わります。
オークションは一期一会、珍しいものだとまた出るだろうと思っていたら数年たっても出ないなんて事もあります。
No.7
- 回答日時:
スピーカーのエッジに関して追記しておくと
エッジがウレタン・ゴムであれば保管状態にもよりますが確実に時間とともに劣化し朽ちます。
これは現在発売されているスピーカーでも同様です。
クロス(布系)であれば20年や30年朽ちることはありませんがダンプ材など塗られている樹脂や塗料が固まり動きが悪くなることがあります。
この場合は固まったダンプ材を剥がしたり柔らかくしたりする必要があります。
また、朽ちたエッジは市販のエッジを購入し自分で張り替えたりショップで張り替えたりできます。
中にはエッジそのものを作って張り替える人もいます。
598や798にこだわらず当時のアンプやスピーカーを探してみるのがいいと思います。
DIATONE DS-77Z
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u6 …
安いですね~
でも、重いので送料が怖いです。
http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-77 …
いまどきこの値段でこんな重量のスピーカーはなかなか難しいでしょう。
この回答への補足
私はオークションはやりませんが、実際にこれからどれくらいの値がつくものなのでしょう?
diatoneは好きではありませんが、この立派なスピーカーが部屋にあったら見栄えするでしょうし、音も好みなら安い買い物になると思います。
ようは好みかどうかっということですね。
JBLの38cm+ホーンのスピーカーを初めて買ったとき、エッジがウレタンで本当に参りましたね。もうさわれば崩れるっという感じだったので、事務所にあった「スプレーのり」をウーハーとエッジに吹きかけて強引にエッジが朽ちるのを防ぎました。
それでまたしばらく聴いてましたね・・・。
No.6
- 回答日時:
HS-500をご存知ということは感激です。
この製品はLO-Dの初期のフラグシップと言える製品で、HS-400はその後この技術をもとに少し大衆化した製品です。HSー500の今の価格はどちらかというとアンティークとしての値段としか思えません。ただこれらの製品に使われているギャザードエッジは経年変化がほとんどなく、598時代のウレタンエッジよりもはるかに安定しています。
598のスピーカーですが現物を見られて、エッジがへたっていないことを見ないことには何とも言えません。私の保存していたユニットも久しぶりに出してみたらエッジがぼろぼろでした。
そういうことではオークションでの購入はちょっと勇気が必要です。
私は以前近所のフリーマーケットでビクターのSX-3というベストセラーを見つけまいした。かなり汚れていて誰も買い手がなく500円で買いました。自分で掃除したところ機能的には何も問題なくしばらくテレビのスピーカーとして使いました。最近知人に上げたところ良い音が出ると大変喜んでいました。
要は自己責任で自分の目で確かめて買うかどうかですね。
好いものに当たれば本当に掘り出し物です。
この回答への補足
HS-500の音は素晴らしかったです。
やっぱり名器はいつまでも色あせないものだと思いました。
そのような製品が、バブル期には少ないっということなのでしょうか。
ブームがすぎると、すぐに色あせてしまった。
その中で色あせない名器はなんだったのでしょうね・・・。
あると思うのですが1つくらいは。
SX-3が500円ですか!それは安い。
sx-3もリサイクルショップには沢山ありますね。
でも、美品になると1万円以上しています。
綺麗にしてもらって、それを譲り受けた人はラッキーですね。
SX-3かぁ・・・いいかもなぁ。
むかしSX-500dolceも使っていたことがあるし・・・。
No.5
- 回答日時:
たぶんその「598スピーカーと798アンプをネタにして好き勝手に回答した者」ですが(大笑)、あの時代の798アンプに関してはともかく、少なくとも598スピーカーについては良い印象を持っていません。
まあ、当時私は(幸いにも)598スピーカーよりもワンランク上の価格帯のスピーカーを手に入れることが出来たので、このクラスの製品は購入対象にはならず、それだけ一歩引いた立場で見ていたせいかもしれませんが。。。(^^;)
なぜどれも似た価格設定なのか、なぜ皆30cmウーファーを搭載した大型ブックシェルフなのか、なぜ重量の大きさや新素材投入ばかりを強調するのか、なぜ示し合わせたように毎年モデルチェンジを繰り返すのかetc. まるで釈然としないことばかりです。
もっとも、その頃の私にしても「某ブランドのスピーカー以外はスピーカーにあらず!」みたいな偏狭な考えを持った若造だったので偉そうなことは言えませんが(笑)、それでも598スピーカー群の変な「画一性」みたいなものには違和感を覚えざるを得ませんでした。
その「画一性」は定格や外観だけではなくサウンドにも及んでいて、確かにそれぞれ音色は違うのですが、どれも「低音がバーンと出て、高音もパーンと出る、いわゆる店頭効果が高い音」というコンセプトを狙っていたのがミエミエでしたね(もちろん、そういう音が好きな層も存在したのでしょうけど)。
オーディオ装置で音楽を楽しむ際に重要だと思われた要素、たとえば音の明るさとか、陰影とか、音場の奥深さとか、艶とか、温度感とか、色気とか、滑らかさとか、そういうものとは無縁な音作りの製品群でした。
たぶん、当時の開発陣には、真に音楽好きなスタッフは不在だったと思われます。
また、別の掲示板でも書いたのですが、この「598スピーカーと798アンプの隆盛」こそが、バブル崩壊後のオーディオ不況の引き金になったとも言えます。
「この値段でこれだけの重量を確保している。高価な部材を使った製品がこのプライスで実現出来る」といった、コストパフォーマンス至上主義みたいなものが一人歩きし、ユーザーの広がりを阻害すると共にメーカーの財務状況をも圧迫していったのでしょう。これでは経済情勢全般が悪くなると、一気に経営が左前になっていったのも当然です。ちなみに先ごろ完全消滅した山水電気は、バブル全盛時の89年にすでに赤字決算だったらしいです。
>手を出さない方が無難ですかね
現時点では手を出す価値は無いと思います。大抵が面白味の無い音ですし、(他の回答者諸氏の意見にもある通り)経年劣化により往時のパフォーマンスは期待出来ません。
ともかく、オーディオ製品の価値というのは「これだけの重量。これだけの新素材。これだけの新回路」みたいな、スペック上のコストパフォーマンスで推しはかれるものではないのです。どれだけリスナーが聴いて気持ちが良い音が出るか、どれだけユーザーの立場を考えた定格を考案するか、それらを主軸にして製品開発をすることが大事であるのは言うまでもありません。
それを無視して見かけ上のスペック競争ばかりに走った「598スピーカーと798アンプ」というのは、バブル期に咲いた徒花に過ぎなかったのだと思います。
この回答への補足
そうでございます。
chandos様の回答で、興味を抱いてしまいました(笑)
確かにおっしゃることは良く理解できます。
598スピーカーは、見た目ですでに個性が少ないと思います。
>当時の開発陣には、真に音楽好きなスタッフは不在だったと思われます。
だとしたら、なんか寂しい感じがしますね。
でも、Yorkminster様も「面白くない音」っと回答してくださっていますので、そのような背景があったのかもしれませんね。
NO.1様やno.4様の「物流投入」「技術をつぎ込んだ」っという回答も気になってはいます。
598スピーカーに興味は完全に失せましたが、アンプが気になっていることは事実です(笑)
No.4
- 回答日時:
実際問題、コンデンサーが劣化してダメになっているなんてことはありません。
酷使されていない限りは多少劣化していてもまだまだ許容範囲というのがほとんどです。
問題はボリュームなどコンデンサー以外の劣化ですね。
ボリュームをまわすと音が途切れるとかノイズが出る、エッジが朽ちているなどです。
そういったものが無いかメンテナンスが適度に行われているものであれば問題は無いと思います。
それでも、年数の経った中古ですから短時間で故障したりというリスクはつきます。
中身は物量投入時代ですから詰め込まれてはいます。
スピーカーは材質の進化はあれば基本的な構造は変わっていません。
当時の方が能率が高いものが多くノイズが聞こえやすかったり古くなってツイーターの音かおかしくなっていたりという可能性はあります。
まあ、スピーカーによってはスピーカーボックスの材質がチープだったりということはあるでしょう。
当時のものは当時なりのよさがあります。
状態の良いものであまり高いものでなければ一度手に入れてみるもの悪くは無いと思います。
この回答への補足
なるほどです。
当時には当時なりの良さがあるっということですね。
それが私の好みに合うかどうかっということでしょうね。
でもやっぱりメンテナンスやチェックはした方がいいっということですか。短期間で故障っというのは避けたいですから。
スピーカーよりも、アンプやCDプレーヤーに興味を抱いています。
No.3
- 回答日時:
「今の598スピーカー」と、「現在新品の、当時の598スピーカー」とを比べたら、後者の方が「手がかかっている」とは言えるでしょう。
どれだけ御託宣を並べても、20年ものの中古と新品では比べるべくもありません。電解コンデンサはすでに寿命を超えている上、支持部材も経年劣化しているので、最低でもメンテナンスが必要です。手を入れたところで、当時の音が復活する訳でもありません。
もし新品(20年間倉庫の置くに眠っていたという意味ではなくて、今まさに出来立てのホヤホヤという意味で)だとして、音質が良いかと言われると、正直?です。カタログでは偉そうな謳い文句が並んでいますが、けっこう酷いものですよ。見た目は豪華で「手がかかって」いましたが。
私が最初に買ったスピーカーはダイヤトーンのDS-77Zでしたが、今にしてみれば、よくあんな音で友達に自慢していたものだと背筋が寒くなります(DS-77Zと一緒に買ったアンプがヤマハのAX-1200だったので、ガキのクセに贅沢なものを買ったものです)。当時は人気製品だったので、音より「見栄」ですね。
で、熱が冷めてくると、何をやっても面白くない音しか出てこないのが分かってきて、スピーカーは粗大ゴミに出しました(笑)。無駄に電線やアクセサリーを買いあさる前に気づいて、むしろ良かったです。
今はペア10万円くらいのアクティブスピーカー(モニタースピーカー)なので、総額としてはかなり安くなっていますが、図体の大きさ以外でDS-77Zに負ける気はしません。多分に好みの問題を含むので、DS-77Zの方が良いと言う人がいても否定はしませんが、そういう人と話が噛み合うことはないと思います。
「予算2万円で20畳のリビング・ダイニングに合う大きなスピーカーが欲しい」とかいう話なら、まあ選択肢としてない訳ではありませんが、ノスタルジーやコレクション以外で(つまり純粋に音質や音色という意味で)今さら買うような代物ではないでしょう。
この回答への補足
ax-1200を買ったときがガキの頃?
俺よりも年齢若いですか?
私、そのアンプが販売されたころは社会人でしたよ。
大学行ってませんから。
DS-77Zとax-1200なら友達に自慢すると思います。
回答者様の好みではなかったんですね。
回答者様の意見としては、メンテナンスをしていても、購入する価値はない。っということですか。
No.2
- 回答日時:
私はあなたより10歳以上年上で598,798戦争を目の当たりにしてきました。
ですのでその方面での話題には事欠かないのですが長くなるので止めておきます。
~手を出さな方が無難ですかね~
その通りです。
製造から20年以上経過していますのでどこかしらに問題を抱えています。
今日の所は「完全動作」を謳っていても明日には壊れるかもしれません。
仮に入手されても修理必須と考えておく必要があります。
メーカー修理は絶望、修理業者頼みですが受け付けてくれても修理費用は高額になります。
モノと状態によっては購入価格よりも修理費用が高額になります。
中古品にそこまで無駄なお金を使うくらいなら新品を買ってあげてください。
バブル期の無茶な商品展開、バブル崩壊、リーマンショックによる痛手は未だに癒えていません。
消滅したメーカーすらあります。
現在も残っているJAPANブランドは希少であり絶滅危惧種といっても良い状況ですから
延命に少しでも手を貸してあげたらどうでしょうね。
この回答への補足
メンテナンスを考えると手が出づらいことは確かですね。
私はじつは数年前までは、新製品ばかりつかっていました。
定価の総額が200万から300万円のシステムを主に組んでいました。一番高いときは、400万円程のシステムを組んでいました。なんにも考えずに買っていましたが、以前は中古に全く興味がなかったです。ただのガラクタと思っていました。
しかし、色々と私の情勢も変わってきますので、なかなかお金を自由につかうことはできなくなりました。
そんなタイミングで、リサイクルショップが大量にできて、非常に嬉しい限りです。
いつしか、中古の3万円前後で掘り出し物をみつけては、喜んでいます。掘り出し物なんてめったにないですけどね。おかげで以前よりもお金をかけずにいい音をだす努力をしています。
回答者様の個人的な意見でかまわないので、「音」について回答していただきたかったです。
メンテナンスをして、今まで以上に音楽が楽しめるなら、「無駄なお金」とは思いません。
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