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わが国では、業界に対する護送船団方式の規制や税制上の優遇、地方に対する補助金など、裁量的な政策によって格差是正を実現するという、自民党政権による擬似社会民主主義的政策が採られてきたが、その行き詰まりに対し、保守の側から新保守主義的改革路線が打ち出された。これに対して左派は、擬似社会民主主義を真の社会民主主義へと改革する政策を持たねばならなかったが、旧来型の政策に安住し、経済システムの改革に関して建設的な政策の提示を怠ってきた。その結果、西欧左派は、新保守主義的な改革によって伝統的福祉国家の弊害が打破された後に、現代的福祉国家の再構築(伝統的な大きな政府ではなく、官僚制の病理を克服し、市場活力と共存できる洗練された政策)という課題に取り組めたのに対して、日本の左派は、自民党政権による擬似社会民主主義的政策体系の解体と現代的社会民主主義の構築という二重の課題に直面したということができる。


という政治学者の文章を読みましたが、ここで言っている、左派に本来求められる真の社会民主主義とはどのようなものでしょうか?

A 回答 (8件)

かなり的確に日本の政治をとらえている一節ですが、少し足りない部分として、社会民主主義がうまく機能していた理由は経済の成長期であったためですね。

みんなで同じ道を行ってたから国民も不満がなかった。現在それがなぜ問題かというと、政治家、官僚のパイプが作りやすい大企業が断然有利に社会主義的会社経営が可能になった。本来の社会主義的民主主義というのは、経営者と労働者の関係において、なるべく公平であるかが、主題なんですね。

日本の左派は政権を取れないくらいに落ち込んでいる最大の理由は、企業につくしかない大マスコミの論調統制で国民がなにも知らない状態だからと言えましょう。従順が美徳と古くから権力に飼いならされていたため、急な変化ができないのが現在の政治でしょう。従順が平和で豊かではないことは、先の世界大戦の不幸をみれば納得できるはずです。つまり左派の問題よりはるかに、左派を潰しすぎる点が大問題なんだと思います。

米国の政治のように、右派、左派が混ざった状態が国民に優しいのです。大統領すら時には左派にもなりますね。もちろん完全などありえませんが。
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私は世界で一番成功してる社会主義.共産主義魏はキューバが唯一と見て居ます他は全て失敗状況で、



キューバの医療体制から失業者対策.農民対策等は共産国.社会主義国では一番充実してますねー。

米の経済制裁でソ連側に行っただけですキューバは、日本にも助けて下さいとエレネストチェゲバラも日本に来てましたが米公の圧力で頓挫ーーで頼ったのが当時のソ連です。
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日本の左派は、翻弄して、犯していた。

戦犯その物でしょう。奴隷化する為の組織ですね。
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>左派に本来求められる真の社会民主主義とはどのようなものでしょうか?


その政治学者の空想の世界でのことです。真と民主は付けたしで昔の社会主義のことです。
20世紀は社会主義の世紀でしたが、ソビエトの崩壊で経済的には敗北したのです。
政治的には平等を目指したのでしょうが、平等では経済はやってゆけないのです。
平等のメリットは戦争に強かったのです。社会主義の国が戦争で負けたことがありません。みんなが死ぬことを恐れなかったからです。
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日本の左派って、地図上の左派でしかありません、



中国寄り(左派) アメリカ寄り(右派)

ですので、社会主義を目指すのは日本社会党と供に消えました。
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今では、



残党が、民主党と自民党に分散、吸収されたの(減税日本の名古屋市長河村たかしさんも、そうです)で、
めだちませんが
旧 民社党に代表される
・健全な愛国心ののナショナリズムに基づく外交国防政策
(「日米安保」は、維持しつつ、国連軍に積極参加、シーレーン警備にもあたる)
・労働者中小企業自営業者を保護しつつも、日本経済の競争力拡大にも配慮する。
などです。

まー民主社会主義といっても、シンガポールとスリランカでは
大違いですから、いちがいに言えませんが。。。

zzzzzzzzzzzzzzzzz
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右左も重要ですが、最近は科学が大切にされ、解答は一つという傾向にあるように思えますので、意見とはどうあるべきかがもっとも重要なんだと思います。

だいたい解答がある程度の幅にあるにせよ、見方が2つ以上は好ましいと思ってます。


サルトーリはうまく民主主義が機能する方法として、二大政党制と穏健な多党制があるといってますし、レイプハルトは合意形成型民主主義がよいともしました。

ダウンズは単峰型社会の2大政党を研究しているようです。

議論は2つ以上から物事をみてというのは大事かとおもいますし、社会が単峰型か双峰型など分析も必要かと思います。

大きくイデオロギーに差があると路線変更も大きいわけですし、対決型がいいとされているわけでもないです。少数意見を代表させるにはコンセンサスが大事とも。

私は日本はある程度思想に幅があると思ってます。


今の日本はやはり対立軸はじゅうようですね。

自民党は右とも左ともいえる政党でどのように対立軸を立てるか。中道より右ととらえるなら中道より左が大事かと思います。保守に対して革新まで行かなくても進歩は大切です。


日本では、倫理の分野があまり注目されないように思えます。分子生物学や同性婚など。

やはりそういった分野での進歩的な見方と保守的な見方というのは本当に意義があるように思えます。

経済政策ってとれる範囲ってかぎられているともいえて、護送船団方式がある程度成功だったとすれば、同じアジアで2大政党をとっている台湾など参考になるのかもしれないですね。

上記から左派の意義がみいだせるように思えます。

ぜひ、まだ私自信では途上ですが、ぜひ調べてみてください。
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本来は、『国際協調と国際社会との共生』です




しかし、危険思想の近隣諸国と協調しようとしているのが最大の課題(難点)

参考URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
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