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学校の授業で、”ベーコンの反乱のため、黒人差別がより強まった”と教わったのですが、いまいちよくわかりませんでした。その理由はなんですか?詳しく教えてください。

A 回答 (1件)

アメリカが植民地だった当時、白人の年期奉公人から黒人奴隷への移行の時期でもありました。


白人の年期奉公人よりも、黒人奴隷の方がコスト的に割安になってきたなどが原因です。
気が付けば、数が多かったはずの白人年期奉公人と同程度数まで黒人奴隷が増えてきたのです。
まずはこれを踏まえておいてください。

いつの時代も同じなのですが、特権階級の人達は現場にいないくせに良い土地の地主として君臨し、本国から政治的権力を行使していました。
年期奉公人や小農夫、奴隷らは、特権階級の人達が近寄らない、原住民からいつ襲われるか解らないような辺境の土地でしか働けず、かなり不評をもっていました。
ベイコンのいたバージニア州は、今ではタバコの産地として有名ですが、当時は低品質なモノしかできなくて、その価格は下落していく一方でした。
インディアンやオランダ人などから交易を守るために税金も上がっていき、更には酷い天候や災害なども追い打ちをかけ、年期奉公人などの人達の不満は最高潮に達していました。
ベイコンはそのような貧しい奉公人や奴隷達のなかで、広い支持を持つ人でした。
彼は政府に働きかけて、インディアンから身を守るために武器の所持権を獲得したりと、一定の功績をおさめました。

インディアン達や政府と色々なやりとりや、出来事があり、結果的にベイコンをはじめとする貧しい農夫や奴隷達は政府に反旗を翻すことになります。
その結果政府側を圧倒するほどの力を持ちました。
長いのでその後ははしょりますが、これがベイコンの反乱です。
ポイントは、貧しい白人奉公人達と黒人奴隷が手を組んで、大きな軍になってしまったという事。

ベイコンの反乱に反省した政府は、黒人奴隷を最下層として、差別して扱うことにより、白人と黒人の結託を防ごうとしました。
これにより、黒人が差別される土壌が生まれたということです。

っていう風にずいぶん前に本で読みました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!わかりやすいです。

お礼日時:2015/03/13 18:01

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