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こんばんは。
二十歳の頃でしたからもう30年も昔の事になってしまいますが、
現代ギターと言う月刊誌に収録されていた譜面でその標題は下記の通りです。
主題と変奏(庭の千草より:スコットランド民謡)作曲:フェルナンド・ソル
(古い記憶ですから曖昧、スコットランドはアイルランドだったかも?)
フェルナンド・ソルはベートーベンとほぼ同時期のギタリスト兼作曲家です。
今日のクラシックギターの礎を築いた人物と言っても差し支えないと思います。

庭の千草より:スコットランド民謡
ココを知りたいです、この主題と変奏のテーマとなった原曲を知りたい。
旋律は覚えています、下記に記しました。
()内は3連符だったか又は変拍子かも、ドレミはハ長調感覚で書いています。
(ソルはト長調で書いていたと思います。)

A1:ドファーファソーファソ、ラドーラソーファソ、(ラーソーファ)(ファーレード)
  ドーレーファーソー、
 (タタァ―ンタタータタ、タタァ―ンタタータタ、(ターターター)(ター・・)・・)

A2:A1と同様、最後の二音ぐらい違います。

B:ファドーレドラーファ、ドーレドラーファ、(ドーラーファ)(ドーラーファ)
  レードーラーソー、
 (タタァ―ンタタタータ、タァ―ンタタタータ、(ターターター)(ター・・)・・)

以降A1から繰り返しです。3部形式と言うのでしたっけ、唱歌みたいな構成です。

いかがですか?明らかに日本における庭の千草ではありません。
でもどこか懐かしい鄙びた、いかにもあちらの方のフォークソングと言う感じです。
ユーチューブで庭の千草で見ると日本の庭の千草しか出て来ません。
(片っ端から見た訳ではありませんが)
庭の千草と言うのが私の記憶操作ではないか、と言う思いもして来てしまいました。
旋律だけで判断して頂いた方がいいかもしれません。
書きながら自分の記憶に自信が無くなってきました。

50歳近くになって最近気になって仕方がありません。
宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

こんにちは。


御覧になった作品は、フェルナンド・ソルの「スコットランド民謡による幻想曲と変奏曲作品40」です。楽譜には、原曲名は書かれていません。目録には、sur un air Écossais(エコセーズのメロディーによる)と書かれていますが、エコセーズは本来2分の2拍子の速い舞曲なので、この記載は誤りです。

フェルナンド・ソル「スコットランド民謡による幻想曲と変奏曲作品40」の楽譜
http://javanese.imslp.info/files/imglnks/usimg/0 …

原曲は「庭の千草」ではなく、「Ye Banks and Braes o' Bonnie Doon(ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ)」という歌です。よくあることですが、作詩、作曲者がはっきりしている歌でも、あまり有名になると「民謡」として広まって、作者が忘れられる場合があります。この歌の作詩者は、スコットランドの有名な詩人、ロバート・バーンズ、作曲したのは、エディンバラの統計局で書記官をしていたジェームズ・ミラーという人物です。

Ye Banks and Braes o' Bonnie Doonの紹介と歌詞
http://www.darachweb.net/SongLyrics/YeBanksAndBr …

ロバート・バーンズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90% …

Ye Banks and Braes o' Bonnie Doonの、ロバート・バーンズによる自筆原稿
https://www.bonhams.com/auctions/21763/lot/81/

Youtubeには、この歌のいろいろな形での演奏が出ています。いくつか御紹介しておきます。



https://www.youtube.com/watch?v=qnTLR54Coz8

https://www.youtube.com/watch?v=ICyPsEF5mU0

パーシー・グレンジャー編曲
https://www.youtube.com/watch?v=8xxCUViHU1Q

御参考まで。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。ズバリです。
あっさり解るか、長期戦になるか、どちらかと思ってました。
こんな貴重な譜面が残ってるんですね。
でも現代ギターの譜面とは全然違うんですねこれが。
「Ye Banks and Braes o' Bonnie Doon」を主題としている所は同じで間違いないです。
今にして思うと庭の千草問題、これで検索しても出る訳ないです。
じゃあジュリアーニ版はどうなる?
ここから新たな謎が・・・・・
・・・・・・・続く。
では。

お礼日時:2015/04/14 23:24

N0.1です。

少し補足があります。

「Ye Banks and Braes o' Bonnie Doon」という歌の題の日本語訳は定まっていないようですが、「美しきドゥーン川の岸辺」という訳が比較的多く使われているようです。

http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/fd1a6e437bf39bf …

なお、「庭の千草」がなぜ出てきたのか考えてみましたが、フェルナンド・ソルと同時代のギター奏者・作曲家のマウロ・ジュリアーニに「6つのアイルランド民謡」という作品があり、その2曲目に「庭の千草」があります。もしかすると、これが一緒に「現代ギター」に掲載されていたのかもしれません。

ジュリアーニ 6つのアイルランド民謡(楽譜)
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/8 …

上記2曲目「庭の千草」の演奏
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この回答へのお礼

私30年もやもやしている間に頭ん中で大分作ってました。
ボーカルを聞くと節回しがけっこう違います。
現代ギター(G)編はジュリアーニ(J)編に相似点が多いです。
J編のテーマがG編の変奏の一つだと思います、
で最後のファイナルは、まったく同じです、主題はJもSもGも違います。
G編はゆっくり目で低音でリズムを出すような感じは無かった。
察するにS編とJ編を元に編曲したのがG編ではないかと。

古典期のこの二人が同じ曲に触発されていたのも興味深いです。
(この二人は親交があったのかな?)
作詞者は蛍の光、故郷の空も書いてる有名人なんですね。

いやでも懐かしくて曲の雰囲気も相まって感動してしまいました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2015/04/14 23:48

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