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「系統連系規程(JEAC 9701-2006)」の

 高圧配電線との連系要件

によると、保護協調の為に発電機は過電圧継電器(OVR)は必要とされています。
逆変換の有無、逆潮流の有無に無関係です。

当然、過電圧が発生した場合に解列する為ですが、不思議なのは設置相数です。
第229条中の表の一つ229-2表では、OVR設置相数は1となっています。

これは、
・三相三線でも一相、つまり一個だけで良い
・三相三線だと、一相につき一個なので、合計OVR×3個
のどちらなのでしょうか。

一相だけの後者だと、例えばR-SだけOVRで監視していてもT相の異常高電圧は発見できないと思います。

A 回答 (1件)

OVR(過電圧継電器)は、三相三線式の一相、一つのみ設置が求められています。


検出条件が「JEAC9701-2012」に記載されていますが
a.発電設備の発電電圧が異常に上昇した場合に、これを検出し遮断する。
b.単独運転により電圧上昇が生じた場合に、これを検出し遮断する。

同期発電機などの場合に励磁回路の不具合で異常な電圧上昇、また単独運転となった場合には負荷遮断と同じように電圧上昇が生じますが、電圧上昇としては三相全てが同じように上昇することが想定さてます。誘導発電機が単独運転となって自己励磁現象で異常高電圧を発生しても三相同時。
異常時に単相のみの電圧上昇の可能性が無いとの考えで規定が定められていますし、何十年前からOVRは、一相のみの設置となっています。(不足電圧は三相ですが)
事故(一相地絡、二相地絡、二相短絡、三相短絡、一線断線、二線断線)の場合においては電圧上昇が想定されません。

おっしゃるように不足電圧と同じように過電圧も三相あるのが理想だとおもいますが、規定では発電設備異常では単相過電圧は発生が無いと考えているようです。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。

よくわかりました

今後もお願いします。

お礼日時:2015/07/09 11:06

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