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外国人です。
「彼を注意する」と「彼に注意する」はどう違うのでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

「驚いたことに、ほとんどの辞書は「注意」は説明しているが、「注意する」はまともに説明していません。


 一番詳しかったのが、「明鏡国語辞典」です。
1.自動詞サ変
 気持を集中させること。気を配ること。 「車に注意する」
2.自動詞サ変
 悪い事態にならないように用心すること。気を付けること。 「風邪を引かないように注意する」
3.他動詞サ変
 言い聞かせること。忠告。 「部下の失態を注意する」「注意を受ける」
  
  青空文庫で検索したものの中より
「僕と同意見らしいから充分二人<に>注意する筈だよ」        浜尾四郎「殺人鬼」
たださだ子は父の様子<を>注意するために家に残るというのである。  浜尾四郎「殺人鬼」
先方の二人も亦た時々盗むやうに是方の様子<を>注意するらしい。    島崎藤村「破戒」
幾度か小首をかしげ、彼の挙動<に>注意することを怠らなかった。  島崎藤村「夜明け前 」
ただ、一つの興味ある事実<を>注意するだけである。    寺田寅彦「火山の名について」
顔の垢や、着物の襟など<を>注意すると喜ぶくせに、肝腎の心の病気を注意 高神覚昇「般若心経講義」
だから精神病院の療法はこの点<に>注意する必要があって、二度や三度 坂口安吾「安吾巷談」

 「に」は自動詞、「を」は他動詞といったが、その二つの差がよく分かりません。辞書の説明だと、「を」の場合は、「叱ったり、忠告したりになるはずだが。
 実際にそれに、相当するのは次のような一部のものだけでしょう。「を」が全部そうとは限りません。

顔の垢や、着物の襟など<を>注意すると喜ぶくせに、肝腎の心の病気<を>注意すると  高神覚昇「般若心経講義」
ちょっとの事<を>注意するにしても、なるべく気に障らないように、始めか 夏目漱石「行人」
葉子が、床の中で倉地に足のひどく冷えるの<を>注意されたりすると不思議に思った。 有島武郎「或る女」
鳥取営林署の「火<を>注意せよ」……等書いた立札が倒れている。   加藤文太郎「単独行」
たがいの、欠点や短所<を>注意しあういましめなどが、いっぱいのっていました。 オルコット「若草物語」
分教場の主任から特にその子供のこと<を>注意されたが、実は非常にいい子供だ。 坂口安吾「風と光と二十の私と」
長いこと消さずにおくことにきめた。僕がそれ<を>注意したら、彼は幸福そうに微笑んだ。 谷譲次「踊る地平線 」
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彼を注意する = 1. (Someone) warns him. 2. He is warned.



彼に注意する = 1. (I) give a warning to him. 2. Beware of him.
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物に 当たってる 気が します。

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追記


動詞一言ではダメ云々言いましたが、「使う」を例に考えたところ。
「これに使う」、も、「これを使う」もあり得ます。
ただ、これに使って・・・・・とすると、話の内容が収束に向かうのでは。
これを使って・・・・・・・・の場合は話の内容が拡散・拡大するように思いました。
前に蝶が・・・・・は死んでいる場合も・・に対して、前を蝶が・・・・は動き回り飛びさる・・・が容易に想像される?、この例に通じるのでは?。
収束なら、目指すは1点、拡散ならあらゆる別方向故、ベクトル・方向が必要と早合点してしまったかな?。
他人に教える、は本人にとっても非常に勉強になる!、教えるでなくとも説明しようとするだけでも大変勉強になるのでは?、大いに勉強になったつもりですが、所詮只の思いつきかも知れません、思いつき故、小出しについてのお詫び方々・・・
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補足


動き云々、ですが動詞一言で表現できる動きではなく、数学?のベクトルを持った動き、つまり方向または大きさ、激しさの表現が必要です。
また、これは全く個人的な考えのため、十分でもなければ完全でもありません、もし信用いただいたたとしても、これで使い分けを試みてもダメです、どろ沼にはまります。
おおくの事例に対し、これを当てはめて見れば、自分なりに整理できる糸口になるかもしれません、それが積み重なると感性になるのかも。
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・・・前に蝶が一匹二匹、詩の一部ですが、師匠に見せると、その蝶は死んでいるのか?。


師匠の訂正は、・・・前を蝶が一匹二匹、だったそうな。
俗に、「て、に、を、は」、といわれる助詞で日本語の難関の一つです。
文法的な理解から入ると迷路に入り込む可能性もあります、おおくの表現に触れて感性として身につけることが重要です。
彼を・・・、続く内容が動きを表現する内容になるように思います、やや無理をして当てはめれば、彼をして・・・する。
彼に・・・、単に目的(対象)を示すだけ
彼を注意する、状況によってはあり得ますが、ふつうの一般会話では×です。
彼に注意する○
彼を見る○
彼に見る×(彼の行動の中に見習うべきものを見る、といったような表現の省略ではあり得ますが)。
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「彼を注意する」は「ヲ格」(目的語)を伴った他動詞的用法になります。

この場合の動作は「注意を払う」のような意味ではなく「叱る」のような意味合いになります。「彼に注意する」の場合は「に」が動作の対象を表し、「注意を払う」「注目する」「気をつける」という場合が多く、自動詞的用法になりますが、時に「彼に向かって注意を与える」という叱責の意味になることもあります。
 意味が共通している場合があるのですね。問題は「注意する」の内容が単純でなく、幅の広い意味があるからかも知れません。
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「彼に注意する」は二つの意味があり、省略(しょうりゃく)されているのでこれではわかりません。

文脈(ぶんみゃく)で判断(はんだん)する必要があります。

「彼【の存在】に注意する」
「彼に【〇〇と】注意する」
の二通りです。

「彼【の存在に】に注意する」
だと注意しなければならない対象(たいしょう)が「彼」です。彼が危険(きけん)な人物(じんぶつ)である場合(ばあい)などです。
たとえば、
「泥棒(どろぼう)に注意する」と同じです。

「彼に【〇〇と】注意する」
だと注意しなければならない対象が「彼の行動(こうどう)、言動(げんどう)、態度(たいど)、服装(ふくそう)」などです。
たとえば、
「【石を投げた】こどもに【それはいけないことだと】注意する」
などです。

「彼を注意する」はあまり言わないかもしれないです。
でも言うとすれば
「彼に〇〇と注意する」の意味と同じで彼自信を叱る(しかる)場合でしょう。

わかりにくくすみません。日本語むずかしいですね。
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「彼を注意する」は「pay attention to him」、「彼に注意する」は「warn him」

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