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観光庁の宿泊統計をもとに論文を書きたいのですが、よくわからないので、統計に詳しい方(自信のあるかた)に教えてもらいたいと思います。

従業員10人未満の宿泊施設は、サンプル調査と書いてあります。具体的には以下のとおりです。
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shu …
・ 従業者数5人~9人の事業所 : 1/3を無作為に抽出してサンプル調査
・ 従業者数0人~4人の事業所 : 1/9を無作為に抽出してサンプル調査

最終的に知りたいのは、従業者数0~4人の事業所から回答された宿泊者数が100人だった場合、統計上は、9倍の「900人」とカウントされるのか、実数の「100人」とカウントされるのかということです。

結果の推定方法というところ(以下のPDFの10ページ目)に、
http://www.mlit.go.jp/common/001139431.pdf
「未回収分については調査結果に施設所在地(47 区分)×従業者数(5 区分)の層ごとに母集団施設数に対する回収施設数の逆数(母集団施設数/回収施設数)を乗じて合算した。なお、標本の総和が 1,000人泊(人) 以上になる結果表セルにおいて 50%以上の シェアを占める標本については別途層を設け・・・」
と書いてあるのですが、調査票を送った施設のうち9割しか返ってこなかった場合には、9分の10を掛けるということなのか、9分の90を掛けるということなのか、よく理解できなかったので。
9分の90でなければ、統計としては意味が無いような気もしますが、それで正しいでしょうか。
つまり「母集団施設数」というのが、全施設数を言っているのか、調査票を送った施設数を言っているのか、どちらなのかわかれば、疑問は解消します。

A 回答 (1件)

あまり詳しく中身を見てはいませんが、調査方法や実際の回答率の如何にかかわらず、「統計データ」として記載されているのは「宿泊者総数の推定値」ということかと思います。


載っているのは「回答の実数」で、「宿泊者総数は勝手に推計してくれ」というデータにはなっていないと思いますので。
「結果の推定方法」には、そのときの「処理方法」が書いてあるのでしょう。

>つまり「母集団施設数」というのが、全施設数を言っているのか、調査票を送った施設数を言っているのか

「母集団」とは、未知の「全体」の集団のことですから、当然「全施設数」を言っています。
「調査票を送った施設数」は、単なるサンプルということです。

世論調査を行うときに、無作為に抽出した「1000人程度」に電話して調査しますが、その中の「有効回答者」(例えば800人)の回答データから、「母集団」である「日本全体」(あるいは有権者全体)の8000万人なりのデータを、信頼度95
%などで推計するわけです。

>9分の90でなければ、統計としては意味が無いような気もしますが、それで正しいでしょうか。

集計した実数を「9分の90」倍するわけではなく、集計の結果得られた「1施設当たりの平均宿泊者数 ± 標準偏差」のようなデータから、「全施設数」に対する「総宿泊者数」を推計するという操作かと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりましたが、ありがとうございました。勉強になりました。

お礼日時:2016/11/29 01:23

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