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こんにちは。原価計算の見習いです。
初歩的な質問で恐縮なのですが、お聞きしたいことがあります。

標準原価による予定配賦を行っているメーカーを前提にします。

①予算作成時、年間の固定費発生額を100万円、製品製造個数を1万個と見積もりました。
②製品一つ当たりの固定費配賦率は100万÷1万で100円と算出されました。
③ところが、実際には需要が弱く、8千個しか製造されませんでした。
 固定費は見積もり通り100万円発生しているため、
 100万円ー100円*8千個=20万円が、製品に配賦しきれていない固定費として残りました。
 これは操業度差異として扱われます。

という議論をざっくり理解しております。
手許の入門者向けテキストでは、固定費の見積もり額と実際発生額が一致しているケースばかりなのですが、もし固定費の予実績に差額が出たら、操業度差異の計算方法はどうなるのでしょうか?

上記の議論で

③'実際に製品は8千個しか製造されませんでした。
 このままでは操業度差異が発生してしまいます。
 ところが、固定費を予算時点では高めに見積もっていたことが嬉しい情報としてわかりました。
 予算の固定費100万円に対して、80万円の実際発生額でした。
 8千個の製品に対して、既に80万円の固定費は配賦してあるため、
 結局、固定費の実際発生額を全てバランスシート上に計上できています。

このような出来事が起こった場合、操業度差異は結果オーライでゼロとなるのでしょうか?
基準となる操業度を年度初めに見誤った事実は確かなので、その分はどこかでマイナス影響として表現されていないとおかしいような気はするのですが……。

あるいは、操業度差異は予算対比で計測して、あくまで▲20万円、そのかわり予算差異が+20万円と認識するのでしょうか?

詳しい方、お教え頂けると大変ありがたいです。

A 回答 (1件)

予算ー実績の対比と、差異分析を混同している様ですよ。



一旦、承認された予算なので、たとえ間違いがあろうと、予算との対比上は、操業度差異はあくまでゼロです。

ただ、操業度が低下しているのに、差異が生じないことがおかしいワケで。
差異分析は、差異が出た科目の原因だけではなく、差異が出るハズなのに、差異が出ていない原因を究明するのも差異分析です。
ご質問のケースでは、「予算時の固定費計上に間違いがあった」と言うのが、固定費の差異分析の結果です。

また、それを「結果オーライ」とするのか、予算時の固定費計上間違いを問題視するのかは、経営判断です。
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