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イージス・アショアの導入について。
イージス艦より陸上イージスの方がコスト的なものや人員的なものなど負担が少ないと、無知な人間からすると思います。
今日、イージス・アショア導入というニュースを見たのですが、何故、陸上イージス導入がこんなに遅いのでしょうか?
そもそもイージス艦より簡単な?陸上イージスを先に導入されている方が自然に思います。
日本の国防というより、同盟国であるアメリカが攻撃された時にその場に移動できるという事で、アメリカの犬的にイージス艦が重宝されているのでしょうか?
日本は海に囲まれているので、海上戦での母艦防衛を想定されてのイージス艦という事、艦で陸上もカバーできるから陸上はあえてはいらなかったということでしょうか?

まとまりのない質問ですが、国防、イージスシステム、歴史、他、詳しい方、何でもいいので教えて頂きたいです。

A 回答 (9件)

自衛隊は艦が少ないので、ダミーとしての導入では

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簡単に言うと、イージスはレーダーたくさんの物を時差なく正確に捉えるか?に


かかっています。
レーダーの範囲は限られています。陸上に置いてしまっては、
届く範囲は限られます。また地球には地平線があり、それより下はレーダーでは
見えません。だから、動けるように海上に浮かべて、移動できるようにしています。

また、地上で動けない重要設備は、強固に守らなければなりません。
しょって逃げられませんから・・・・
しょって逃げられるのがイージス艦です。
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この回答へのお礼

海に出た方が障害物はなく、より広範囲で捉えられるのですね。
アショアのメリットばかり考えていましたが、守る難しさを改めて気づく事ができました。

ちょっと関係ないですが、
二段腹となぜ分かった?と一行目を見てちょっとドキッとしましたが、お名前だったんですね、、

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/22 00:06

もう№4様から詳細な回答が出ているのでおまけと思ってね。



>何故、陸上イージス導入がこんなに遅いのでしょうか?
 ⇒陸上イージスのほうが後発だからです。イージスシステム搭載艦の配備は1980年代から、アショアは2010年代からですからできたばっかり。遅いって言われたってなかったんだからしかたがないです。
 それから、アショアがミサイル防衛に役に立ちそうだぞって理由の一つは、装備するミサイルの射程が飛躍的に伸びてきたからです。初期にイージス艦に装備されたスタンダードミサイルの射程はそれほど大きなものではなかったので、移動できるプラットホーム(艦)でなければ役にはたちませんでした。アショアになってカバーできる距離が大幅に広がったことで、日本だったら二か所に配備するだけで全国カバーできるじゃないか、固定式でも使えるぞってなったわけですね。

>日本の国防というより、同盟国であるアメリカが攻撃された時にその場に移動できるという事で、アメリカの犬的にイージス艦が重宝されているのでしょうか?
 ⇒もともと艦隊防空システムなので、自衛隊が装備するのは実はアメリカの空母艦隊の護衛用じゃないの?って疑いは確かにありました。そういう使い方がされればアメリカの犬的って見方も間違ってないかもしれません。ただ当時は日本の仮想敵国もソ連であり、その爆撃機によるミサイルの飽和攻撃が最も大きな脅威でしたので、護衛艦隊自身を防備するためのシステムとしては最も有効と考えられたわけです。だから海自が導入したのは妥当な話だと思います。

>日本は海に囲まれているので、海上戦での母艦防衛を想定されてのイージス艦という事、艦で陸上もカバーできるから陸上はあえてはいらなかったということでしょうか?
 ⇒繰り返しになりますが、当時アショアは無かったからです。
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この回答へのお礼

なるほど。確かに、昔はそんなにミサイルの飛距離もなかったし、艦の方が都合がいいというより艦が理にかなっていたのですね。

質問に対して的確に回答いただき、とても分かりやすかったです。ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/21 23:56

検知器の配置を変えられないからです。


しかし、米国の北朝鮮ICBM対策としては十分です。
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この回答へのお礼

ロシアが導入反対している所を考えると、北だけではなくロシア、中国対策としては十分なのでしょうね。

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/21 23:51

冗談のような話に思えるかも知れませんが、反対活動家の工作などで、地元の了解がなかなか取れないという事情があるからです。



また、コストは消して安くないです。
イージス艦の建造費用は500億円で、アシュアの半分です。
しかし艦の運用人員の必要がない為に、何百人も隊員は必要でないことがメリットです。
また、艦は半年に一度はメンテナンスでドッグ入りです。

NHKが、退役した海将のインタビュー取ってましたが、笑えました。
どうにもアメリカの言い値で買うことに納得されてないみたいですね。
日本で自主開発できないから買うのにね。
東大にでも文句言う話ですね。
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この回答へのお礼

横須賀軍港巡りをした時に、イージス艦の建造費は1500億と言っていましたが、間違っているのでしょうか。米韓合同練習で使用されていた空母ロナルドレーガン帰港していたので見れたのですが、サビだらけになっておりメンテナンス中でした。艦は維持費がかなりかかるのだと実感しました。

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/21 23:49

イージスシステムは元々は米空母機動艦隊の防空用のシステムですからね。


米ソ冷戦時代に、空母大国として殆ど唯一残った米海軍の空母機動部隊は、ベトナム戦争で海上から北ベトナム軍の脅威となりました。
北ベトナム軍には洋上から艦載機を発進させる米空母に対して、反撃を加える戦力も手段もなかったのです。
が、それを見ていたソ連は、米空母機動部隊に対して大型の爆撃機を大量に投入し、爆撃機に搭載している巡航ミサイルで飽和攻撃することで空母に対抗しようとしました。
それに対して米海軍は、原子力巡洋艦等を艦隊防空の基幹据えようとしたり、長射程ミサイルを搭載した戦闘機を空母に載せ、巡航ミサイルを打たせる前に迎撃しようとしたりしました。

原子力巡洋艦はコストが高く、イージスシステムほどの能力も無く、原子力故の欠点もあったため今では全艦退役してしまいました。

長射程ミサイル搭載の戦闘機は、F-111が政治的な圧力で空軍との共用を求められたため要求性能を満たせず開発失敗。
システムをそのままで海軍独自で機体を開発したのがF-14トムキャットとして艦隊防空に特化した戦闘機として成功を収めます。
トム猫は自分は好きだったんですが、艦隊防空に特化しすぎた為に退役も早くなってしまったんですけど…。

ソ連の巡航ミサイル飽和攻撃に対して、本命となったのがイージスシステムで、
8000トンクラスの船体にレーダー,情報処理システム,スタンダードミサイルを搭載することで、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦として、1980年代末に実現しました。
タイコンデロガ級は元々スプールアンス級駆逐艦の船体を利用していたため、レーダーの配置等で合理性を欠いていました。
それを基礎として開発したのがアーレイバーク級駆逐艦で、レーダーの配置やイージスシステムも見直されて多数に建造されました。
海上自衛隊のイージス艦はアーレイバーク級駆逐艦が基本となっています。

当初、イージスシステムはソ連の爆撃機や巡航ミサイルが対象だったのですが、
湾岸戦争等で弾道ミサイル防衛が必要とされ、それにイージスシステムを対応する為の改良が幾度も繰り返されています。

イージスアショアは弾道弾の迎撃を目的に開発開始が1990年代後半で、実験成功が2002年ですから艦載型よりも後発です。
欧州にイージスアショアの基地を造るとかの案が出ては消えで、弾道弾を迎撃する能力のあるイージス艦派遣で当初はしのいでいた感じです。
イージスアショアのシステム自体も動き始めてまだ直ぐの状態なのですが、艦上での運用実績があり実験も成功しているので、という所ですね。

どの種類の軍艦もそうなのですが、1/3は実戦体制、1/3は訓練状態、1/3は整備中という運用が、どの国でも最大の効率的な運用になっていて、
良くない海軍は、動かない艦が多いとかになります。
で、海自は良い方なのですが、それでも現在6隻あるイージス艦のうち、1/3しかすぐには出せない戦時だともう少し頑張れるという状態。
その6隻も、全てが弾道弾迎撃能力を持っている訳ではないです。
やはり恒常的に活用できる陸上型のイージスアショアが欲しいとなりますね。
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この回答へのお礼

大変詳しく回答していただき、ありがとうございました!!
イージス・アショアはかなり歴史が浅かったのですね。
イージスについてだけでなく、もう少し他の歴史についても調べてみようと思いました。
トムキャットは名前だけは聞いたことがありました。戦闘機なども歴史に沿って廃れたりと、面白いですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2017/12/21 23:40

高いモノを売りたいベンダーばかりに囲まれている中で、安いものを買うのは、買う側(防衛省の調達本部)に賢さと自主性、積極性が必要です。


日本の防衛省には、それが欠けてるから高い装備ばかり導入されます。
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この回答へのお礼

回答をいただき、そもそものイージス艦も国によって費用が大きく開きがあることが分かりました。各国の必要なものをつけるので自ずと費用も変わってくるとも書いていましたが。
調達本部もベンダーもおいしい思いをしている人達がいるのでしょうね、、

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/21 23:23

イージス・アショアは専守防衛には想定されてなかった兵器です。

北朝鮮の日本列島越えミサイル発射から考え直された防衛システムです。
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この回答へのお礼

最近の防衛システムということですね。
北のミサイルで考え直されたということですが、導入決定しても実際に運用されるのは数年後、、その間に何か北だけではなく中国ロシアでも動きがあるのでしょうかね、、

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/21 23:19

移動できないからね、地理的に優位なところに作ったほうが活用性が高いが、そういう場所は得てして防衛が難しいという問題があります。

 まあ、有事の際には最初の攻撃対象となるでしょうからね。
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この回答へのお礼

どちらもメリットデメリットありますね。

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2017/12/21 23:11

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