プロが教えるわが家の防犯対策術!

父が良く冬には灯油の価格が値上がりすると言います。
これは本当でしょうか?

灯油を10月頃に大量に現物保有するよりも賢い選択(現物だと保管場所が必要な為)ですか?
また、これが本当であれば、灯油先物など相場に連動する金融商品を買っておけば、確実に儲かりますか?


また、これは分かれば教えていただきたいのですが、一般に灯油とガソリンではサヤが開くと思いますが、このサヤが閉じないと言うことはあるのでしょうか?また、閉じない場合、何が原因になりますか?

A 回答 (4件)

まず、先物証券市場価格と末端市場での現物取引は似てるけど実際には違うということをを理解してください。

というのは、末端市場価格というのは実際には運送代とか業者の都合やら規模による利益等色々な観点があるので、必ずしも原油だけの合理的な価格になるとは限らないからです。極論いえば、富士山の山頂ではジュースが1本250円でも買う人がいるのに対し、安売りスーパーでは1本50円とかで買い叩かれるようなもんですから。

あとは、現代の先物というのは一応期日はあるものの、実際にものが取引されるというわけでもないという点もあります。あくまで市場適正価格を決めるのに期日を細かく設定したものでやり取りしてるから、お互いの思惑によって価格差が出ないということです。逆に言えば、様々な理由によって現物の末端価格とわずかなずれがしょうじることも当然あり売るでしょう。

実際の小売に関してはガソリンや灯油価格というのは原油の精製過程でどれがどれだけの需要があると見越して保存量を調節したりもしますから複雑です。また、原油価格というのだって多く出しすぎるとかえって割安になるから政治的にコントロールしてたりする面も強いので、その辺の思惑や世界状勢等にも大きく影響が出るのはそのためです。仮に夏の安いうちに自前で保存しといて冬に売りさばく商売が可能だとして、当然それはやられてるでしょうが、個人がやるには保存状態等のリスクもありますし、大した利ざやが取れないのでとてもじゃないが採算が合わないでしょう。せいぜい、安い時に買っといて、近所の人に近くの灯油屋よりも安く売りつける程度の問題話です。が、例えば、田舎の方のトラックで回ってる灯油屋なんかはわざわざ買いにいくのがめんどくさい人が多少プレミアを払っても買ってくれるという需要を見越した商売だったりするわけで、人は必ずしも合理的な売買をするとは限らないのです。

証券会社の扱う金融商品はあくまで記録上のものであり、極論言えば今なんてそんなのは単に右から左へ数字データ上の数字を動かすだけのものですから本質的には何の意味もありません。ウォール・ストリート等が青天井の給料を得られるのは、それだけなのに大資本が動くから、その”勝ち馬”の仕組みに乗っかった一部の集団にとってそれは小売店などに比べて美味しい手数料商売だからです。だったら、自分もとやりたいところですが、好き勝手やられると金融市場が崩壊しますし、国の経済安全保障基盤を揺るがすことになるため、国が取り締まって誰でも好き勝手できないようになってるのです。ま、この辺は実は世の中うまくできてて、極論言えば豊田商事事件はそういう仕組みをちょこまかして実体のない”金”に金を投資させまくったので問題になりました。ま、利息を払うために他人からの金を使う仕組みだから一番の問題だったのですけど。そういう意味で、法律がうまくできてると言っていいのか、特定集団に利権を与えてるだけなのかは難しい部分もあるのですけどね。

仮想通貨なんかのいくつかのプロジェクトは、まさに期待感や市場心理で動いてると言ってもいいでしょう。よく誤解される単なる詐欺だのギャンブルだのというわけでもないから人は金を突っ込むんですよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。
個人の場合は確かに難しいかもしれませんが、ガソリンスタンドなどが余剰分のタンクを季節需要の投資目的で大量に保有するなどは考えられる気もするのです。また、このように思うスタンドが増えればタンク維持費分のみ上乗せする感じで、結果的に年間通して安定してしまう感じを想像しています。

富士山の例は確かにそこまでの輸送コストがかかりその価格になっているような気が致します。また、宅配などはその分の人件費が上乗せされた合理的な価格に思えています。

ホームセンターやガソリンスタンドの灯油の場合、これらの話だけで説明ができるのでしょうかね?

お礼日時:2018/01/03 22:29

冬季にかけて値段は上がりますが、先物は期限が遠いほど当然保管費用が上乗せされてるので高めになります。

また、寒冬が言われてるとかであればそれを見越した価格がつきますからね。

先物と現物の利ざやをとることなんてのは機関投資家なんかがよくやるやり方ですよ。でもどちらかというと日経とかの指標系先物とかのほうでしょうかね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。

当方、実際の所、株しか取引をしたことが無く詳しくは知らないのですが、基本的に合理的であり冬場に上がるというのであれば先物買いでヘッジできるのではないかと思ったのです。

理論上ですが、ホームセンターへ10月に行きタンク全てを買い取りどこかのタンクをレンタルしてそこに保管料を払う。12月に再度ホームセンターへ行き買い取ったタンク全量を時価で買い取って貰うイメージです。実際には精油所や金融派生商品になると思いますが・・・
こういった取引をする人が存在すれば、12月に高値が付くと言っても保管料分程度しか上乗せができないと思うのです。

他にも夏休みによく使われる金券(ANAの割引券)、冬休みのリフト引換券などそれ以外の季節に買い集めれば儲かるかと言えばそれを狙っている人もおり、実際には儲からない。むしろ、それを当て込んだ人がおり実際には損をすることもある。自由な市場にフリーランチは存在しない。こんな話です。

当方、こういった考えがどうも念頭にあり、そのため、父が、冬になると灯油は必ず上がっているという話に、どうにもガテンがいかなかったりしています。実際に、冬に上がるとのことですがこういった裁定?みたいな取引は、灯油市場では働かないのでしょうか?

お礼が長くなりすみません。

お礼日時:2018/01/03 18:02

確かに灯油の価格は冬場に高く、夏場に低くなる傾向があるようですが、天候の影響も受けますのでそう簡単ではないようです。



また、先物の場合は値上がりを見越して値が付きますので10月に買って12月に売ればもうかるという単純な問題ではないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。
先物が難しい場合、金ETFみたいに現物連動の金融商品があれば、儲かるのでしょうしょうかね?
父曰く必ずそのようになると言っているのですが、仮にそう出れば金融市場で必ず少し早く買う人がいるはずですし、季節要因による差という物は存在しない気がするのです。

お礼日時:2018/01/03 12:09

原油価格の動きを見ておけば良いと思います!

    • good
    • 0
この回答へのお礼

10月に買って12月に売れば儲かるほど単純ですか?
灯油の価格は単純というように父は言うのですが実際どうなのでしょうかね?

お礼日時:2018/01/02 17:49

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!