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こんにちは。
23歳の男です。太平洋戦争についてお教え下さい。

私は小中高の歴史授業において、
真珠湾攻撃に事を発する日米の戦争を「太平洋戦争」と習いました。

一方で、少しずつ社会を学び新しい情報を手にしてゆく中で、
学校では教えない歴史の事実があることを知りました。
太平洋戦争のもう一つの側面や、現在も摩擦のある日中間の諸問題など、
どれも今までの自分の常識を覆すモノばかりです。

そしてそれは、決して過去のモノと安易に目を瞑れる内容ではありません。
歴史認識とは、現代の社会を判断する上においても
非常に重要である事を学びました。

そこで質問です。
a)敗戦後、何故「大東亜戦争」から
「太平洋戦争」へと名称を変えるに至ったのか。

b)また、単なる(と言っては語弊があるかもしれませんが)
名称に過ぎないはずの戦争名を、
「大東亜戦争」と言うと右翼、あるいは軍国主義者などと呼ばれるのか。

何故このような質問をさせて頂くかと申しますと、
私自身の考えですが、
「太平洋戦争」でも「大東亜戦争」でもその戦争自体を指すのであって、
軍国主義を望むがゆえに後者を用いる訳ではないと思うからです。
それとも、それぞれの名称に隠された意味でもあるのでしょうか。

お時間の空いている時で構いません。
もし、お分かりの方がいらっしゃいましたら、是非ともお教え下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (10件)

 『大東亜戦争』という名称を『太平洋戦争』に変えたアメリカの意図は、日本人から『戦争の大義』を徹底的に奪うという『精神的武装解除』の一環だったのです。



 GHQは、戦争直後から『物的武装解除』を第一段階、『精神的武装解除』を第二段階と位置付け二段構えの戦略で日本を占領しました。
 『精神的武装解除』は、(1)占領軍の行った「焚書」、(2)占領軍のおこなった「検閲」、(3)ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの3段階によりなり、質問の戦争の名称の変更は(2)「検閲」によっておこなわれたものです。「焚書」によって書物は焼却できても、日本人の頭の中身までは焼却できないので「戦争の大義」がマス・メディアの表面上に浮上することを事前に防止したのです。
 そして、その最も典型的な例の一つが『大東亜戦争』や『八紘一宇』という用語を一切禁止したことなのです。

 公文書だけでなく一切の雑誌記事から『大東亜戦争』が抹殺され、占領軍の手により悉(ことごと)く『太平洋戦争』に直されました。
 マスコミや教科書が『大東亜戦争』や『八紘一宇』を今だにタブーにしているのは、占領軍のこうした徹底的検閲に迎合した出版社や編集者が、占領後も自己規制して現在に至っているからなのです。

 明星大学の勝岡寛次先生が「SAPIO 10月13日号」(¥400)に詳しく書かれてますのでお読み下さい
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムとは精神的武装解除の一環だったのですね。
その言葉については、なんとなくの知識しかありませんでしたが、
GHQが日本に対して施した思想の管理や上書きの総称だと解釈しておりました。
かなり間違った認識のようなので、参考頂いた文献と共に勉強してみようと思います。
個人的には、敗戦によってこれだけの意識操作がなされており、
今もマスコミを始め教育など多くの分野でその影響が根強く残っている。
そして、その史実を多くの人が知らずにいるのが少し納得がいきません。
「過去の遺物を撤廃して日本人の自我を取り戻せ」などと過激なことは言いませんが、
敗戦後GHQの管理下において、
日本人の思想を操作された事実があることぐらいは、学校の授業で教えて欲しかったです。
ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/12 02:00

私もこの内容のトピックは興味があって、歴史に疎いながら、いろいろと自分なりに勉強している最中です。



既に出ていますが、大東亜戦争は、欧米諸国の植民地政策に苦しむアジア圏を統一し、欧米諸国に対向しようという思想を持っていました。
 それは単なる建前ではなく、日露戦争に勝利したことにより国際的発言権を得た日本は、そういった国の中ではほとんど唯一、白人による差別に声を大にして抗議していた国だったようです。

>「大東亜戦争」と言うと右翼、あるいは軍国主義者などと呼ばれるのか。
前述された、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの影響から作られた日本の教科書や、そういった思想を植え付けられて育った人たちが、日本の行動を美化するようなことは全て「軍国主義」とレッテル張りをし、悪のイメージを植え付けようとしてきた結果だと思います。

 学校で教える歴史の教科書を読んでも、戦争は悪だ悪だというだけで、何が原因で戦争が始まったのか、なぜ戦争をしなければいけなかったのか、そこに意義があったのか無かったのかなど、冷静に記述しているものを見たことがありませんからね。。。
 そういった歴史を勉強するのならば、日本の開国以降、日露戦争などもあわせて調べられると理解が深まると思います。(日露戦争に関しては、司馬遼太郎「坂の上の雲」が大オススメ。泣けます。)

参考URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h12/jog …
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こんにちは 国次郎の爺です。

(50♂)
 ”太平洋”の部分について回答します。
 太平洋といえば、大西洋があるわけです。要するに
アメリカにとっての両面作戦のうちの太平洋側という
意味です。
a)について
 No.6 さんの回答がよく纏めて下さっています。
なぜそこまで情報統制したのか、ルーズベルトにとって
元々この戦争は情報操作のための手段だったからです。
米国の国内経済がうまくいかないルーズベルト、又は
民主党にとって大統領選挙に勝てる見通しがなかった
のです。米国内の支持率を上げるために行ったことです
から、トルーマンに代わった後も民主党の都合の良い
ように、犠牲の大きさにみあうように徹底して、日米
両地域内で情報統制したものです。
b)について
 レッテル貼りをするのは主に日本共産党ですが、
日本共産党は米国民主党のスパイ組織だからです。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。
>アメリカにとっての両面作戦のうちの太平洋側
なるほど。太平洋には日本、大西洋に至ってはドイツということでしょうか。

>米国内の支持率を上げるために行ったこと
このエピソードに、戦争が政策の一つであることをよく反映していると思います。イラクで開戦した今のアメリカもそうですが、ブッシュが掲げた大儀と石油権益の関係、この辺りもダブルスタンダードだと思いますし、戦争とはやはり政治の手段なのでしょう。

>日本共産党は米国民主党のスパイ組織だから
それは初めて知りました。日本共産党は、旧ソ連や中国の影響を強く受けていると思っていたので、アメリカの民主党と繋がっているとは知りませんでした。
これについても少し調べてみたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/18 22:39

こんにちは。

^^
#7さんのコメントはとても立派だと思っています。
これからも頑張って頂きたいです。

話は変わりますが、
大東亜共栄圏が日本の主張であり、戦争遂行の理由でもあります。
日本陸軍の4式戦闘機「疾風」は大東亜決戦兵器の別名もありました。
日本国内では、大東亜の正しい戦争とされていたようですね。

大東亜共栄圏
欧米の植民地を解放し、日本を中心にしたアジアの独立を目指そうと言う物です。

#6さんの回答にもあるのですが、
戦勝国は、これ自体が虚偽の言い訳であり、侵略戦争である。間違った思想である。こうしたのです。
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この回答へのお礼

こんにちは。
そうですね。#7さんは間違ってらっしゃらないのに、本当に恐縮です。

>欧米の植民地を解放し、日本を中心にしたアジアの独立を目指そうと言う物
>戦勝国は、これ自体が虚偽の言い訳であり、侵略戦争である。間違った思想である

この差異が一番のポイントですよね。
戦争には大変大きな犠牲が伴いますので、開戦に当たってはやはり本音と建前を切り離して、
戦争の大儀を掲げます。アメリカが最も得意とするところですが…
ですので、日本の言い分と戦勝国の言い分、客観的に見てどちらが納得しうるものだったのか。
今後はこれを中心に調べてみたいと思います。

歴史を紐解くと、当時の日本は何だかアメリカの手の内で踊らされていて、
戦争に向かわされたような気がしなくもありません。裏で手を引かれているという点では、
今も似たような部分があるのでしょうか。
シロウトが持論を唱えて失礼しました。キチンと調べてみます。
ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/13 09:08

A5です。


そのような調査をなさった上での質問とは存じませんで、大変失礼しました。

A6さんのご見解なんか素晴らしいですね。
こういう回答ばかりなら、投稿のし甲斐もあると思うのですが・・・。

つつしんでお詫び申し上げます。
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この回答へのお礼

いえいえ。おっしゃる事は最もだと思いますので、お気になさらないで下さい。
今後は諦めずに調査して、それでも分かりかねる場合に質問させて頂こうと考えております。
ご忠告頂いた事を肝に銘じ、襟を正して参ります。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/13 08:46

こんな質問を、自分で調べようともせず、またそういう質問に安直な返事をなさる方々が


多いのを、本当に嘆かわしく思います。

「太平洋戦争」、「大東亜戦争」で検索すれば、いっぱい出てきます。
こんなサイトで個人的な意見を聞くより、はるかに量、質ともに高度な内容のものが得られます。
太平洋戦争の意義は、数行で言い切れるようなものではありません。

ご質問の内容が大変価値あるものであり、真面目であるだけに、人の意見に頼ろうとする姿勢が
本当に残念です。
ご自分でサイト検索をし、この重要な史実に理解を深めていただくことを希望します。
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この回答へのお礼

そうですね。自ら調べ考察する姿勢が足りなかったと思います。
正直、自分でサイトを検索した結果、内容のあまりの複雑さに理解が追いつきませんでした。
このサイトは文字数も限られており、また質問と回答のやり取りも出来ます。
私にも理解可能な簡潔な回答を求めて投稿しましたが、
より楽な道を選択し自ら調べようとしなかったこと、怠惰であったと反省します。
ご忠告ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/12 01:24

一つには歴史上の事件を見る視点と、その当時の当事者たちの視点は違うということが言えます。

世界史上、~戦争やら~事件やらたくさんあっても、その当時関わっていた人たちがそう読んでいたわけではないでしょう。
日中戦争、太平洋戦争を含めて十五年戦争と言いますが、日中戦争だって当時は「支那事変」と呼んでいました。大東亜戦争は地域名ではなく、「大東亜新秩序建設」という戦争の目的・理念からつけられた名前です。敗戦でその目的は果たされなかったわけですから、理念名で歴史上の事件を呼ぶのはおかしなことですし、今そう呼ぶ人がいればそういう思想をもった人かなと思われるでしょう。
それから、当時のいう「大東亜戦争」は、今でいう「太平洋戦争」「日中戦争(41年以前を含めない)」を含めた呼称で、「太平洋戦争」だけをいうものではありませんでした。
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この回答へのお礼

>歴史上の事件を見る視点と、その当時の当事者たちの視点は違うということ
なるほど。そこで生じる差は盲点でしたが、おっしゃる事はよく分かります。

>大東亜戦争は地域名ではなく、「大東亜新秩序建設」という戦争の目的・理念からつけられた
そうなんですか。そういう意味を含んでいたのなら、現代い用いることは適切ではないですね。
実際に今もそういう意図を持って使っている人もいるのでしょう。
そうなると、「太平洋戦争」という言葉に政治的意図や理念はなかったのだろうかと、
素朴な疑問が芽生えてきます。

新しい知識を学ぶことが出来ました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/12 01:13

当時、日本側の呼び方が「大東亜戦争」、


米国側の呼び方が「太平洋戦争」です。

敗戦国である日本は、戦勝国である米国の呼び方に合わせさせられました。

また当時、日本は米国だけでなく、中国やインドシナ方面でも戦争をしていた訳で、東アジア(東亜)で戦争をしていたんです。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。
お礼がNo.2の方と一緒になってしまって申し訳ありませんでした。
戦勝国の都合で歴史は上書きされることがある事を学びました。
今回ご指摘なさった点は、正にそれが顕著化した部分なのでしょう。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 03:15

使用するよう語の選択自体が、ある政治的姿勢を意味してしまうのはよくあることです。



「大東亜戦争」という呼び名は、「大東亜」つまり日本がアジアを支配する体制を目指すという旧日本軍を中心とした発想での呼び名であり、「太平洋戦争」とは、その発想を否定する側から、あるいはより中立的立場からの呼称であるということです。

従って教科書などでは後者が穏当な呼び名として用いられるわけです。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。

>使用するよう語の選択自体が、ある政治的姿勢を意味してしまう
なるほど。確かにおっしゃる通りですね。

No.3の方と共通する所のあるご意見だと思います。
つまり、旧日本軍を中心とした発想である「大東亜戦争」と、
それを否定する立場の米国側の呼び名である「太平洋戦争」がぶつかり、
日本の敗戦によって戦勝国アメリカの呼称に合わせられた。

さらに、GHQの管理下において「太平洋戦争」という名称は、
押し付けでなく中立的な呼称であると教育され、今日に至るという事なのでしょう。

非常に難しい問題で多少頭がこんがらがっています。
理解不足でしたら申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 03:09

サイト内容を良く見てないのですが、


↓も参考になると思います。

「大東亜共栄圏」
http://www.tabiken.com/history/doc/L/L084L100.HTM

参考URL:http://www.tabiken.com/history/doc/L/L084L100.HTM
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この回答へのお礼

ご返事ありがとうございます。
参考URLについては、以前に閲覧したことがありました。
「大東亜共栄圏」の方も読んでみたいと思います。

お礼日時:2004/10/11 02:53

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