私はファンタジー小説が好きなのですが、最近あまりファンタジーを読んでいないことに気づきました。
そこで改めて色々と読んでみようと思うのですが、何から読み初めていいものか……。たくさん出ていて迷ってしまいます。
そこで皆様のオススメを教えて頂きたいと思います。
参考までに、私の好きなシリーズや最近読んで面白いと思った本はこんな感じです。
「ヴァンパイアハンターDシリーズ」菊地秀行さんはけっこう読みます。新宿シリーズもわりと好きです。
「エルリック・サーガシリーズ」大好きです。愛してると言ってもいいほどに(^_^)
小野不由美さん全般。十二国記よりも屍鬼や悪霊シリーズのほうが好みだったりします。
京極夏彦さん全般。ファンタジーではないですが。妖怪シリーズの他、ルー・ガルーも面白かったです。
「薔薇の名前」非常に面白かったです。ミステリも好きな方です。
「後宮小説」良かったです。
「異邦人」何だかすごくひきつけられました。さすがノーベル賞をとった文学者。
「サロメ」ワイルドもけっこう好きですね。
「モンテ・クリスト伯爵」三銃士も好きです。
他にも「モモ」「果てしない物語」「ムーミンシリーズ」「エルマーとりゅうシリーズ」など、良質なファンタジーも大好きです。
個人的に合わないな、と感じたのは梨木果歩「裏庭」、宮部みゆき「ブレイブストーリー」、「キノの旅」、「ダレン・シャン」、「薬屋探偵シリーズ」などです。
非常に好みが偏っているということは自覚しているのですが、新しいジャンルも開拓してみたいのでよろしくお願いします。
なお、これでも一応現役女子高生なので、今の高校生にオススメ!というのもありましたらお願いします。
ファンタジー以外でもけっこうです。
海外の翻訳物でも、硬派なのも軟派なのも、純文学でもライトノベルでもなんで来い!です。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
「三銃士」がよかったのであれば、志麻友紀さんの「ローゼンクロイツ」なんていかがですか?中世フランス風の世界を舞台に、幼き王の代わりに国を治める宰相(公爵)と、その妻で元盗賊の公妃(?)が活躍するストーリーです。
公妃の後ろの()の理由ですが・・・・ぜひ読んで見てください。また、少し毛色が違うかもしれませんが、高殿円さんの「遠征王」シリーズもおもしろかったですよ。
有名ですので既読かもしれませんが、茅田砂胡さんの「デルフィニア戦記」も一押しです。最初の4巻までを読んでしまうと・・・・続きが気になって仕方がなくなると思います。
「十二国記」や「後宮小説」が面白かったのであれば、以下のような作品も面白いと思います。
「五王戦国志」井上祐美子
少し暗めですが、架空戦記としてとても良くできています。イラストもとても綺麗ですし、ぜひ読んで欲しいと思う作品です。この方の作品も、当たりはずれがあまりないので、お薦めです。
「彩雲国物語」雪乃紗衣
中華風の世界が舞台です。主人公の少女が、政治に興味なく、男色の皇帝の教育係として、妃となるところから、話がスタートします。
長谷川朋呼さんの「崔風華伝」も少し切ないですが、いい感じです。
また、中華風とは少し違いますが、今野緒雪さんの「夢の宮」も、素敵な雰囲気の作品です。こちらは、連作ですので、お好きな順番でどうぞ。
小野不由美さんの「悪霊」シリーズが面白かったのであれば、以下のような作品はいかがですか?
「ハルマゲドン・バスターズ」「シャイニング・ウィザード」 嬉野秋彦
現代を生きる陰陽師が主人公です。西洋魔術やほかのオカルト要素も入り混じって、ストーリーが展開していきます。
「鬼の風水」「七星の陰陽師」 岡野麻理安
「鬼の風水」は、鬼と人間のハーフの退魔師と、鬼使いと呼ばれる一族の次期頭領の少年との交流を描いています。結構設定が面白いので、最近出た外伝だけでも読んでみてください。
「七星の陰陽師」は、犬が怖い陰陽師と人狼の血を引く退魔師の恋愛を軸に話が進んでいきます。
どちらもボーイズラブの要素がありますので、苦手な場合はやめたほうがいいかもしれません。
「デモンズサモナー」 中里融司
主人公の能力は召還能力です。異世界の住人を呼び出し使役しています。それ以外はごく平凡な少年なのですが・・・
「狂科学ハンターREI」 中里融司
主人公はある秘密結社の一員でした。姉と姉の友人の力を借りて脱走したあと、その組織に対して牙をむきます。
以下は、純粋に私のお薦めです。どの作品も、面白かったので、ぜひ読んで見てください。
「喪神の碑」「カラワンギ・サーガラ」 津守時生
「喪神の碑」は、故郷を失った王子が、新たなふるさとを再建していくお話ですが、主人公(王子ではない)の新米乗組員の成長物語としても、とても面白いです。
「カラワンギ・サーガラ」は、少女が、未開の熱帯雨林惑星で、バカンスを過ごすところから話がスタートします。この惑星には、様々な秘密が隠されていて・・・
ちなみにこの二作品は、何人か共通して登場するキャラクターがいます。出来ればご紹介した順番でどうぞ!!
「第六大陸」 小川一水
少しだけ未来の日本が舞台です。民間企業が月面基地を建設するお話です。
「永遠の森 博物館惑星」 菅浩江
コロニー全体で、一つの博物館を構成している場所が舞台です。ここで、学芸員をしている主人公が、関わる様々な物とのふれあいがベースになっています。
「アルスラーン戦記」田中芳樹
こちらも有名ですので、既読かもしれませんが・・・・この作品もお薦めです。ペルシア風の世界を舞台に魅力的なキャラクター達が大活躍します。
いろいろと書き出しましたが、お気に入りの作品が見つかれば、嬉しいです。これで失礼します。
こんなにたくさん紹介いただいてありがたい限りです。
何だか何から手をつけていいのかわからない状態です。
「デルフィニア戦記」前から聞いてはいたのですが未読です。評判いいようなので読んでみたいと思います。
津守時生さんは「やさしい竜の殺し方」シリーズを読んだことがあります。「喪神の碑」「カラワンギ・サーガラ」もチェックしておきたいと思います。
「アルスラーン戦記」は七巻くらいの一区切りついた所まで読んで、その後が読んでいません。「創竜伝」も途中までしか……。どちらもまだ未完な気がしますが(どうでしょう、完結したんですか?)、読まなければなりませんね。
「五王戦国史」「彩雲国物語」「第六大陸」気になります。面白そうですね。
私はエロもグロもボーイズラブもSFも古典名作も節操なくなんでも読んでしまうので、基本はどんなものでも大丈夫です(^^;)
もうちょっと年相応に自粛した方がいいかな、とも思うのですが……。
紹介していただいた本、是非とも読んでみますね。
No.10
- 回答日時:
平井和正著『真幻魔大戦』(全18巻:徳間文庫)
ファンタジーといえるかどうか疑問ですが、大学時代から5年かけて全巻読破!今も宝物です。
王女リア、プリンセス・ルナ、謎の東洋美人ムーンライト、ドクター・タイガーマン、役小角(えんのおづね)、堕天使ルキフェル、魔女裁判官ギリグリヨ、ウサギ人少女・ラチル、高次元宇宙意識アル・クラウド・・・・・そして幻魔、杉村優里、東丈。キャラクターだけでも充分ファンタジーでしょ^^
全十八巻ですか、なかなか読みごたえがありそうですね。
私としては魔女裁判官という肩書きにひかれます……。
シリーズがたくさん出ていて巻数の多いものは手を出すのに躊躇してしまうのですが、落ちついたら是非チェックしてみたいです。
ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
茅田砂胡「ディルフィニア戦記」
ひかわ玲子「エフェラ&ジリオラ」「銀色のシャヌーン」
麻城ゆう「月光界シリーズ」
神江京「放浪王ガルディス」
流星香「プラパ・ゼータ」
榎木洋子「リダーロイス」「竜と魔法使い」
清水文化「気象精霊記」
飛沢磨利子「カリ・カレアの娘」「隣界ハンター」
荻原規子「西の善き魔女」
南房秀久「月食記列伝」
深沢美潮「フォーチューン・クエスト」「デュアン・サーク」
前田珠子「聖石の使徒」
森山櫂「果ての塔の物語」
山本弘「サーラの冒険」
下記URLのサイトで結構紹介されてます。
http://www.sugurono.com/index.shtml
紹介して下さったサイト、面白そうですね。
まだきちんと目を通したわけではないのですが、じっくり読ませて頂きたいと思います。
ライトノベル系は手をだそうと思いつつ、何が面白いのかわからずあまり読めていなかったジャンルです。
たくさん読んでみたいです。
ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
皆さんたくさん上げておられますので1点だけ。
格調ということなら
アーシュラ・K・ル=グインの「アースシーシリーズ・ゲド戦記」岩波書店
最近廉価版も出て買いやすくなりました。
ここから入って、ル=グインにはまるのも悪くありません。大変魅力的な作家ですよ。
後は一般論として。
ル=グインなどは比較的新しい作家です。
読書に費やせる時間がたくさんある今のうちに、もっと昔の作家に触れておくことをお勧めします。
今ある文学は、それ以前の先人の伝統の上に成り立っています。よほど特殊な作家を除いて、過去の作家の遺産を受け継いでいるものです。
ファンタジー好きなら、ヘンリー・ジェイムスやディケンズ、などはどうでしょう。
日本なら、泉鏡花、宮沢賢治などが後の作家に大きな影響を与えています。
あとは、ファンタジーやその近辺の文学に関する評論や解説書が大変参考になります。私はそうして読書の幅を広げました。
「ゲド戦記」ですね。前から借りてみようと思っているんですが、図書室にいつも一巻がなくて……。
今度予約をして確実に借りてみようかと思います。
昔の作家を読んでおくのはやはりいいことですよね。
泉鏡花は幻想的で素敵ですよね。ディケンズも読んでみたいと思います。
「ファウスト」や「神曲」は読んだのですが、「デカメロン」とか「イリアス」なんかも読んでみようかな、なんて思いました。
No.7
- 回答日時:
「薔薇の名前」を非常に面白かったとおっしゃるほどの読み巧者でいらっしゃるのですから、また豊かな感受性と豊富な時間をお持ちの学生時代の只中なのでうから、ここはぜひ生涯の本捜しをなされてはいかがでしょう。
トルストイ「アンナ・カレーニナ」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0580.html
スタンダール「パルムの僧院」
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/9/325265+.html
デュ・ガール「チボー家の人々」
http://www.globetown.net/~fosuka/thibault.htm
ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」
http://www.asahi-net.or.jp/~wf3r-sg/nt2rolland.h …
読書に明け暮れた多感な青春期を、あべこべにした遠眼鏡で遥か彼方から窺いながら、夢中に読んだ「本たち」についての思い出を語りだす、物静かで美しい日本語の珠玉のエッセーです。
須賀敦子「遠い朝の本たち」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480036 …
切ればドクドク血が噴出す、そんな真剣勝負のような凄い「本ども」を紹介してくれる名著です。
コリン・ウィルソン「アウトサイダー 正・続」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0372.html
広い意味でのファンタジーの名作として、
ハーマン・メルヴィル「白鯨」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0300.html
ブラッドベリ「何かが道をやってくる」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488612 …
ジーン・ウルフ「新しい太陽の書」全四部作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150106 …
ビアズ・アンソニイ「魔法の国ザンス」シリーズ
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/2565/i …
たくさん紹介して下さりありがとうございます。
どれも本腰を入れて読まなければならないような本ばかりですね。
とりあえず、ブラッドベリは前々から興味があったので「何かが道をやってくる」を読んでみようかと思います。
「アンナ・カレーニナ」「ジャン・クリストフ」「白鯨」等々、とても有名な本ですね。今度ゆっくりと読んでみたいと思います。
「魔法の国ザンス」シリーズ、他の方も紹介して下さりましたが面白そうですね。
No.5
- 回答日時:
荻原規子さんの「空色勾玉」はどうでしょうか。
昔の日本を舞台にしたファンタジーです。「勾玉三部作」というシリーズのなかの1作です。これを読んで気に入ったのならばほかの2作品もぜひ読んでみてください。http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=197 …
「空色勾玉」よく聞きますね。なんとなく気が向かず手が出ていなかったシリーズです。
これを気にぼちぼち読み始めてみようかと思います。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
早川から出ている「魔法の国ザンス」シリーズはいかがでしょう。
住民が皆魔法を何か一つ使えるか、魔法的な生き物である世界の話です。シリーズものですが主人公は各巻ごとに替わっていきます。また、世界観に深く関わるのが「ダジャレ」であるのも特徴でしょう。外国作品のダジャレを訳すときの翻訳者の苦労話が書かれたあとがきもまた面白かったりします。
「魔法の国ザンス」シリーズ、名前はどこかで聞いたことがあるような……。
魔法、ファンタジーの醍醐味って感じていいですよね。
ダジャレが世界観に深く関わってくるのですか?気になりますねぇ。作者の遊び心が満載なかんじで面白しそうです。翻訳者の苦労話っていうのも気になります。
チェックしておきます。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
私の好みは
◎『薔薇の名前』、『後宮小説』
○『ムーミンシリーズ』、『エルマーとりゅうシリーズ』
△京極夏彦、『裏庭』
×菊地秀行
です。
お薦めは、佐藤亜紀、山尾悠子です。
佐藤亜紀
『バルタザールの遍歴』(文春文庫)
第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。入手しやすいのでこの作品をあげますが、『鏡の影』が一番のお薦め。
http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=308 …
山尾悠子
『山尾悠子作品集成』(国書刊行会)
ファンタジーというよりは幻想小説。高価なので図書館で読むか、ハヤカワ文庫の『夢の棲む街』(これも入手困難?)を。
http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=307 …
大穴で、「三銃士=デュマ」がお好みなら、
『ナインスゲート』ペレス・レベルテ(集英社文庫)
もともとは『呪いのデュマ倶楽部』というというタイトルで出ていたのを、映画公開にあわせて改題したもの。三銃士ファンにとってはたまらないお話だと思います。(ジョニー・デップ主演、ロマン・ポランスキー監督の映画は別の話だと思ったほうがよいと思います。)
http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=306 …
聞いたことのない題ばかりです。
「鏡の影」なんか素敵な題名ですね。
幻想小説も素敵でいいですね。私は女流作家のものをあまり読まない傾向がある気がするので、これを気に是非読んでみたいと思います。
「ナインスゲート」映画だと少し聞いたことがあるような気もします。「呪いのデュマ倶楽部」……あやしげで気になります。探してみますね。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
モモとかが好きでしたら、ローワンシリーズはいかがでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751521 …
また、ネシャンサーガも面白かったですよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751521 …
私自身は最近北欧の古典ものが好きですので、他にローズマリー サトクリフの著書のものなど読んでいます。
ケルトの白馬、アーサー王伝説関連や北欧の古典に題材をとったもの、サトクリフ全集などから読まれても面白いかと思います。
ローワンは一作目だけ読んだことがあります。
続編も出ているんですよね。チェックしておきます。
ネシャンサーガはたしか学校の図書室で見かけたような気がするので、今度借りてみようかと思います。
北欧は私も大好きです。ローズマリー サトクリフですか?初耳です。ゲルマン系ではなくてケルト系なんですね。
図書館に行った時に探してみます。
応えて下さりありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
現役女子高生が「エルリック・サーガ」を知っているとはちょっと驚きです。
他の「エターナル・チャンピオン・シリーズ」は読みましたか?絶版になっているものもあるので入手は難しいかも知れませんが、他のチャンピオンの小説もいいですよ。(エレコーゼ、コルム、ホークムーンがあります)
逆にヒロイックなファンタジーを読みたいなら「ドラゴンランス・シリーズ」です。元がゲームですから、今のファンタジーのRPGの元になったといってもいいです。
そして、当然「指輪物語」。映画化されたことで有名になりました。ちょっと読みにくいですが、現代のファンタジーの原点です。
ファンタジーからちょっと離れると北村薫さんの「スキップ」「ターン」「リセット」はどうでしょう?
どれも主人公が女性ですし、なんとも心が温まる話ばかりです。
私が高校生の時に読んでおけばよかったなぁと思ったのは、村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」ですが、ちょっとファンタジーやミステリーから離れるので、古本屋で安く手に入れられたら読んでみてください。
エルリック、いいですよね~。
家の本棚にあったのを初めて読んだのは小学生か中学生くらいの時だったかな? それ以来炭火のような情熱で大好きです。(ついてるんだか消えてるんだか、一見わからないけど確実に火はついてます)
他のエターナルチャンピオンシリーズはエレ子ーゼの「永遠の戦士」を読みました。他も古本屋で地道に探しています……。地元ではなかなか見つからないので残念なんですが。
ドラゴンランスシリーズですか。本屋で見かけたことがある気がします。今度本屋にいった時にチェックしてみますね。
北村薫の三部作は友人に進められて読みました。「スキップ」が一番面白かったです。
村上龍は1冊だけ読んだことがあります。「コインロッカー・ベイビーズ」気になる題名ですね。学校の図書室にあるので、今度借りてみようかと思います。
ありがとうございました!
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