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nが自然数のとき、7n+10と2n+3は互いに素であることを示せという問題があるのですがこの問題の解き方が分かりません…
解説を見たのですが何をいっているのかよく分からなかったので丁寧に教えて頂きたいですm(__)m
よろしければ解答お願いします(*´꒳`*)

A 回答 (2件)

互いに素とは、1が最大公約数であることを意味します。


言い替えると、1以外には共通の素因数を持たない、ということを意味します。

7n+10 と 2n+3 が互いに素でない、と仮定してみましょう。
このように仮定すると、共通の素因数 k を持つことになるので、次の①・②のようにあらわせます。

そうすると、aとbは自然数で互いに素でなければ意味がないので、aとbは互いに素。
また、kが1であっては意味がないので、kは2以上の自然数です。

要は、①も②も「1を公約数に持たず、kだけを公約数に持つ」と仮定するわけです。

7n+10=ka ‥‥ ①
2n+ 3=kb ‥‥ ②

もう少し書き直すと、次と同じです。

14n+20=2・ka ‥‥ ①’
14n+21=7・kb ‥‥ ②’

②’-①’から、k(7b-2a)=1 となります。

このとき、先ほど「kは2以上の自然数」と仮定しましたね。
また、aもbも自然数で互いに素なので、当然、7b-2aは整数になります。

あれあれ?
おかしいですね。k=1ならば k(7b-2a)=1 は成り立ちますが、「kは2以上の自然数」と仮定したので、K=1だとダメですよね。

つまり、②’-①’の結果である k(7b-2a)=1 は成り立たないことになるわけです。

ということは、当然、①’も②’も成り立たないし、つまりは、①も②も成り立たない。
成り立たなければ「共通の素因数 k を持たない」ということで「互いに素でない」ということが否定されるので、結局、①と②は「互いに素」。

ということで、7n+10 と 2n+3 は互いに素である、ということが示せます。
この方法を「背理法」といいます。示すべきこととは逆のことを進めていって、その矛盾を突く(要するに、逆は成り立たない)というやり方です。
こういう示し方もあるんですよ。

ちなみに、回答 No.1 の方法による示し方は「ユーグリッドの互除法」というやり方です。
背理法とあわせて、この手の「互いに素であることの証明問題」には、とてもよく使う方法です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます(*´꒳`*)
丁寧な解説とても嬉しいです!

お礼日時:2018/11/27 12:26

「互いに素」とは、一方をもう一方で割り算をしたときに余りが0ではない、つまり割り切れないという意味です。

解き方は単純で、実際に割り算をすればよいです。

7n+10÷2n+3は、商が3、余りがn+1となります。
nは自然数なので、n+1は0にはなりません。ゆえに、7n+10÷2n+3は割り切れません。

2n+3÷7n+10も同様の考え方で、余りが0にならないため、2n+3÷7n+10は割り切れないことが導出できると思います。

お互いが割り切れないことを導出できれば、互いに素であることが示せます。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます(*´꒳`*)
大変わかりやすかったです!

お礼日時:2018/11/25 19:53

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