史上空前のアニメ映画の年が、結局ハウルの一人勝ち・・・

今年は、日本アニメ始まって以来の、大作映画の年といわれました。

イノセント・アップルシード・スチームボーイ・ハウルの動く城。

しかしながら、世間的にも興行的にもハウルの一人勝ち・圧勝です。

正直、予想はしてましたがガッカリです。
所詮、一般人の認識なんてこんなものだったんですね。

作風・内容ともそれぞれ違うので、比べることがナンセンスなのはわかってますが、あまりにも世間の反応の違いに悲しくなってしまいました。

アニメファンの方は、この結果について満足してますか？

No.7 ベストアンサー 回答者： noname#16526 回答日時： 2004/12/12 20:18

私は４作品ともすべて劇場で見ました。

自分はこの作品が好きだという感情論は抜きにして文化や芸術の面から今回の結果を簡単に言うと、国際的な賞を取ってある宮崎監督以外は所詮はアニメ（これはアニメ以外の日本の芸術や文化にも言えることですが）だからという相変わらず遅れた考えの中で日本が的確な評価が出来ていないということだと思います。

本来なら映画はそのポピュラリティーの面だけでなく芸術や文化の面も双方評価されるのが普通ですが、日本では特にアニメに関してはポピュラリティーの面のほうが多いと思います。その結果情けないことに日本の作品なのに海外で評価されて初めて日本で評価されるというようなことも起こります。

それと映画は興行が多いからその作品が素晴らしいかというとそうでない面もあります、国際的な賞を取る作品が興行で一位なるとは限らないのと同じです。

上記のことから日本ではハウルが強いですが、海外では押井守監督や大友克洋監督の方が影響力はあります。
しかし本来は日本も宮崎監督以外にも素晴らしい才能を持った人がたくさんいることをもっと評価すべきだと思います。そういった的確な評価があれば興行面でも、もう少し違った結果が出てくるはずです。

そうでなくとも大手テレビ局にもう少し押井守監督や大友克洋監督の映画をテレビで放送してくくれば、もっと色々な人が見てくれると思います、宮崎監督は何十回も放送されていますから。とくに押井、大友両監督とも国際的な映画祭に出品されてますし十分芸術的な価値はあるはずです。しかし、そこらへんが正当な評価がされないために芸術や文化面だけでなく日本の経済にとっても海外で利益を生み出せる優秀な人材なのにも関わらず生かされないのです。

ですからアニメファンとしてはもっと芸術や文化としてマスコミや国ももっと評価し、ファンのほうも訴えていけば、このような結果は違ったのではないかと思います。またそうすることによって文化や芸術も進歩していくと思います。

No.8 回答者： memoko 回答日時： 2004/12/12 21:07

アップルシードだけは用事があって、公開中に行けませんでした。

（公開期間、短かったってばよ）
ハウルは、既に行っていますが、まだ前売りを一枚持ってます。
こんなカンジです。

アニメファンの人は、おおむね予測がついていたんじゃありませんか？
このサイトでも、イノセントやスチームボーイが公開された時に、
「どうでしたか。行って失敗でしたか？」という質問がたくさん出てましたよね。
現在は不況ですし、一般の人は「はずれのない話題作」にしか足を運びません。
行った人が多いほど好評価も多く出ます。

アニメファンにとって大切なのは「売れたのか」「人がどう思ったか」でなくて
「自分がおもしろかったか」
です。

No.6 回答者： kurupin 回答日時： 2004/12/12 20:09

こんばんは。

　押井監督は「僕は映画で伝えたい事なんかない」と公言しているので到底世間には認知されないでしょうね。興行的にも「熱海で奥さんと犬と暮らせるくらいもうかれば御の字」とか言ってますし、私は「イノセンス」が良かったのですが、正直興行的にはコケるだろうなと思いました。対談等でもじゃれあってるし、とにかく宮崎駿の対極にいるような人なので、、、。

　スチームボーイは公開を含め全てが遅すぎました。少なくともバンダイの「デジタルエンジン構想」が計画どおり進んでいれば前世紀中には完成していたはずですから。今となってはふつぅ～のアニメ映画になっちゃいましたね。

　アップルシードは観てないのでわかりませんが、ちょっと観たところゲームのムービーシーンのようでしたが、イノセンスと一緒で原作がすでに万人受けしないでしょう。

　宮崎作品はとにかく「人に優しい」んですよね。要するに毒がない。だからアニメなんか全然見ない人もジブリ作品だけはＤＶＤまで持ってるんですよ。しかもわかり易いからアカデミー賞まで取っちゃう。スタジオもちゃんと構えてるし徳間文庫とタッグ組んでマーケティングも周到なんでしょう。あれで一人勝ちしなきゃウソです。

　という事でこの結果について満足してますか？ についてですが、満足しています。世間的にも興行的にも勝った作品が必ずしも良作とは限りません。大体あんなマニアックな映画は世間に認知されちゃいけません。好きな人だけ密かに楽しむものです（笑)。

失礼しました。

No.5 回答者： char1977 回答日時： 2004/12/12 19:58

世間の評価・興行＝作品の良質さとは思っていないので、pokan8565さんの感じられている疑問にのっかる事が出来ないです。

世間とは、キャッチーでミーハーなものです。
本当に良いモノほど浸透し難い。
それが芸術などの「感性」に頼るものなんて…

巷では空前の純愛ブームですが、文学的にはどうなんでしょうか？
所詮ただ単に飲み越しの良い”ジュース”のような物でしょう。
そんなものです。

私はアニメは好きですが、実はどれも見ていません。
どれも興味を持てなかった。
質問文に出ているどのアニメ映画も有名な監督ではあるけれど、”ゲイジュツ”を意識し過ぎていて地に足をつけた”エンターテイメント”のようには残念ながら思えないのです。
そして、商業的な”におい”が、足を運ばせなかった。
アニメってそんなに期待されていなかったから好きな事出来ていたから、今のマネーゲームみたいなマスメディアの取り上げもなかった。

いちアニメファンとしては、「ハウルの一人勝ち」以前に「アニメの現状」の方が心配です。
映像が綺麗なだけで喜ばれているのは、「アニメ」だから「ドラマ」として評価されていない。
アニメが一般に受け入れ始めたとはいえ、評価されている基準は”画”でしかない。

世間なんてどうでもいい。
良い作品が見れたら、それで良いです。


映画好きな人が好きな「映画」と一般に聞く好きな「映画」に差が生まれるように世間と個人との感覚は違うと思いますよ。
前述しましたが、日本人は”ブーム”に弱いのです。
みんなが見ているモノは見たいし、一般的に好きとされたモノに対して「好き」としか言えないのです。

私は、来年公開される「ローレライ」を高畑監督のような人に映画にして欲しかったし、それを見てみたかった。
見たいアニメ映画が無いんですね。個人的に…


ちょっと脱線気味に書いてしまいましたが、「この結果」は予想通りでありそんなものだと思います。
世間では、クソ真面目にアニメになんて関心持ちませんよ。
オタクの市民権は得たけど、一般的に見れるアニメなんてジブリかディズニーくらいですからね。

No.4 回答者： iczer 回答日時： 2004/12/12 19:38

私の認識の中では、

イノセントとアップルシードは、設定とストーリーに作品の良さがあるので、映像におこすことに有益な意味は感じられません。
スチームボーイは、映像に注目すべき点が多いとは思いますが、万人向けではないですね。
それに比べハウル（宮崎作品）は、年代的な壁はありませんし、暴力的表現も比較的大人しい作品が多いです。

と言うより、ファミリー向けの作品だけでなく、監督や演出家が納得いくまで練られた作品も平行して作られてきた歴史が結局日本のアニメが発達してきた理由のひとつだと思います。

No.3 回答者： happyxmas 回答日時： 2004/12/12 18:56

誤）世間的には、→正）世間的にも、

です。ごめんなさい

No.2 回答者： happyxmas 回答日時： 2004/12/12 18:51

一般人の認識で言います。

スチームボーイと、ハウルの動く城を
観ました　が　断然
ハウルが良かったと思います。

確かに、宮崎作品はもとから
名が高く、
興行的な結果は仕方ないと思いますが、

世間的には、
正しく評価されていると思います。

宮崎作品が何故こんなにも
親しまれてきたかには、
いくつか理由があります。

(1)老若男女を問わず楽しめること

(2)ストーリーが親しみやすいこと

(3)しかし、奥深く、哲学的であること

などです。
pokan8565さんの
言いたいところも
わからないでも
ないですが、
私の考えるところは、今年も、
「宮崎作品に賞杯がわたった」
ということです。

No.1 回答者： PEPSI 回答日時： 2004/12/12 18:34

何をもって史上空前なのかわかんないですが、

とりあえずもののけ姫の年は「エヴァ劇場版」がある程度の認知度を勝ち得ていましたね。
今年のその3本に関しては「存在さえ忘れられ」ていますよね。

僕もイノセント・アップルシード・スチームボーイに関しては正直ビデオでも見たいとは思いません。
pokan8565さんはこれらの映画が「ハウルよりはるかに面白い」と思ったのですか?
僕は押井監督がすごい嫌いなのでイノセントは見ないと思います。
アップルシードの3Dテクスチャーはすごい安っぽく見えて見る気がしません。
スチームボーイは大友監督らしからぬフィルムの完成度の低さを感じてしまい見る気がしません。幻魔大戦やAKIRAは好きです。スチームボーイはもしかしたらビデオなら見るかもしれませんがちょっと魅力は薄いですね。