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中国語に通じていらっしゃる方にお尋ねします。(私は漢文が何とか読めるぐらいで中国語は全く分かりません) モームの作品を紹介している中国のサイトで、以下のような紹介文を目にしました。漢文的推測でおおむね意味は取れるのですが、恥ずかしながら最後の「結局出人意料」という語の意味がよく取れません。不躾な質問でご迷惑かと思いますが、ご教示いただければ幸いです。

作者毛姆(1874-1965),英国小説家,善于洞察人類本性。作品基調憤世嫉俗,其短篇小説尤為膾炙人口。本篇是典型的毛姆式的嘲風文体,結局出人意料。

作者モーム、英国の小説家、人間の本性に対する洞察に優れる。作品の基調は世俗に憤り、それを嫌うもので、その短編小説はもっともよく人口に膾炙している。本編は、典型的なモームらしい風刺の効いた文体で、??? 。

http://edu.sina.com.cn/en/2002-07-16/4299.html

A 回答 (2件)

 こんにちは。

昨日理解しにくい説明で、申し訳ありませんでした。

 「結局」はおしまい、終わり、最後の段階の意味です。「結局出人意料」は「結論としては、人の心の値打ちを表現している」の意味ではなく、「結局(結末)は人意(ひとのこころ)の料(推測)を出て(超えて)いる」という意味です。強いて「出人意料」を区切ってみると、「出|人|意料」になるかと思います。「出=超える、人=人、意料=予想」のように思います。つまり、「人の予想を超える」、すなわち「予想外」のことだと思います。

 「出人意料」は四字熟語で、人の意表に出る。人の意表をつく。人の不意を打つ。という意味です。「出人意図」や「出人意考」といった表現はないと思います。
 
 「賢者の贈り物」(The Gift of the Magi)という作品も読んだことがあります。作品の最後の段階は読者の予想外の(思いがけない)方向にすすんでしまいますね。まさか夫婦二人が心を込めて相手に選んだ贈り物は無駄な贈り物になるなんて読者は誰も思い付くことができなないでしょうね。

 いつも日本語の勉強を応援してくださって本当にありがとうございました。以前より少し分かるようになりましたが、まだまだ勉強不足です。ご迷惑ばっかりお掛けして申し訳ありません。こんな私でも微力ながら何かしてみたい、という気持ちになりました。もし理解しにくいところがありましたら、ぜひご遠慮なくまた聞いてくださいね。
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この回答へのお礼

お忙しいところ再び貴重なお時間を割いてお答えくださって本当にありがとうございました。<(_ _)>

昨日のご回答で知りたいと思っていたことはすっかり分かったのですが、つい欲が出て文法的なことまでお尋ねしてしまいました。お手間を取らせてたいへん申し訳ありませんでした。おかげさまで文の構造までよく理解することが出来ました(テレビの中国語講座で少しは自分も勉強しなくてはと思いました)。教えていただいた「出人意料」は大切に記憶の小箱にしまっておきます(いつでも取り出せるように)。恩に着ます。

「賢者の贈り物」はawayuki_chさんのおっしゃるとおりの物語です。実は今まできちんと「最後一片葉子」もとい「最後の一葉」を読んだことがなかったので、「賢者の贈り物」とともに昨夜、青空文庫で読んで見ました。O.Henry さんの作品を読むのは本当に何年ぶりだろうと思いましたが、やはり胸を打つものがあり、「ぽろぽろと」涙がこぼれることはありませんでしたが、瞳(ひとみ)が微(かす)かに潤んで来ました。自分がそれだけ歳を取って来たからだと思いますが(まだおじいさんではないけれども)、ベーアマンさんの気持ちに少し思い入れしてしまいましたよ。素晴らしい作品を教えてくださってありがとうございました。また、「賢者の贈り物」は丁度クリスマスの物語なので、このシーズンに一番読まれる物語のひとつかもしれませんね。微力ながら私のほうも、また皆さんとともにawayuki_chさんのお志に報いることができれば幸いに思っています。このたびは真心のこもったご教授まことにありがとうございました。謝謝!!        

お礼日時:2004/12/16 20:05

 こんばんは。

不躾な質問ではないと思いますよ^^

 ここの「結局出人意料」は「作品の結末のところが意外だ」という意味です。つまり、作品の結末は読者の予想外の(思いがけない)方向にすすむということです。モームさんの作品はまだ読んだことがありませんが、「結局出人意料」の手法でけっこう有名なもう一人の作家のことは思い出しました。O.Henryさんです。ご存知でしょうか。
 
 O.Henryさんの『最後一片葉子』(日本語訳『最後の一葉』)という作品は中国語に訳されて、高校の国語の教科書の中にも載っています。あんな結末が「出人意料」という感じです。

 日本語でまだうまく説明ができなくて、申し訳ありません。もし理解しにくいところがありましたら、ぜひご遠慮なく聞いてくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました!
awayuki_chさんに回答していただけるなんて、感激です。本当にうれしかったです。重ねてありがとうございました。

教えていただいた意味は私にとっても「意外」でした。「結論としては、人の心の値打ちを表現している」のような意味かと考えていましたので。結局(結末)は人意(ひとのこころ)の料(推測)を出て(超えて)いる、ということなのでしょうか? また、もしその意味でよいのでしたら「結局出人意図」や「結局出人意考」といった表現もあるのでしょうか? 便乗質問で申しわけありませんが、もし差し支えなければお教えください。

O.Henry さんは私もはるか昔高校生の時に読みました。「賢者の贈り物」(The Gift of the Magi)という作品が中学校の英語の教科書にも出ていました。あと、金庫破りの話しとかもありましたね。教えていただいた「最後の一葉」も、あらためて読んでみたいと思います。

質問者の立場でえらそうなことは申し上げられませんが、こうして回答をいただいてみると、あらためてawayuki_chさんの日本語はきれいで完璧だと感じました。私は中国語は全く分かりませんから、その私から見ると驚きと感嘆あるのみです。すばらしいと思いました。
ご回答に心より感謝いたします。

お礼日時:2004/12/16 00:03

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