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死刑論についての質問です。
私は死刑賛成です。様々な意見や議論を探しています。
死刑反対論者はいますし、主張も理解できますが、賛成論者がぐうの音も出ないような主張がないように思います。YouTubeでは反対論者がフルボッコにされている動画ばかりですが、逆のパターン(賛成論者がフルボッコ)の議論は動画や書籍などでありますでしょうか?
賛成論者(あるいは反対論者)1人の主張が書かれた本ではありません。議論を見たいです。
考えが広がったり、その本を通して議論が深まっているようなオススメの本などがありましたら教えてください。

また、もしこの場に死刑反対論者がいらっしゃったら、以下のコピペに反論してください。一昔前のコピペですし、私の主張も別にありますが、私の主張の一部と合致しています。数字は当時のものなので当てになりません。
あるいは、賛成論者を黙らせるような主張をお持ちの方はそれでも構いません。

[コピペ]
冤罪の可能性がある
すべての刑罰に冤罪はあるので死刑に限って反対する理由にならない。
さらに現行犯も死刑にできなくなる矛盾。
■命は取り戻せない
取り戻せないことを論点にするなら時間も取り戻せない。
ならば懲役も反対しなければダブルスタンダートである。
■死刑廃止は世界の潮流である
嘘。死刑廃止は90国、死刑存置は97国。
さらに、潮流とやらで内政を決定しなければならない理由は主権国家である以上まったく無く、
仮にそうならば真っ先にあなたは9条の廃止と軍隊を持つように主張しなければダブルスタンダートである。
■抑止力が無い
嘘。非常に大きな抑止力があると証明されている。(一件執行されるたびに殺人が5件減少する)
■国が殺人を容認するのはおかしい
刑罰は殺人では無い。正当な司法である。ならば懲役は監禁、罰金は恐喝になる。
■犯罪者にも人権がある
自然権以外の人権は国が保障したものであり国の法に反した者の人権を制限することは何も矛盾が無い。
■終身刑でいいだろ
日本の刑務所は"満員"を超えて116%の収容率になっている。場所が足りない。税金も無駄。
さらに、死刑になるような凶悪犯罪に対する罰がその程度では国民が納得しない。
国勢調査で8割の国民が死刑を望んでいると出ている。
■自分がいつか殺人を犯すかもしれないだろ!
犯しません。普通は加害者になることよりも被害者になることを心配します。
■刑務官がかわいそう!
職業選択の自由が日本にはあります。
■野蛮!
日本は世界のどの廃止国よりも犯罪率の低い国です。ちなみに廃止国は現場で射殺しています。
日本では正当防衛で撃っただけで問題になります。

A 回答 (4件)

死刑反対派で、法学部出身です。

基本的に法理論側からの死刑反対です。

反対の理由の基本は
① 民主主義国家の基本理念に反するから 
② 日本の刑法は体罰を否定しているから
です。

では個別に回答します。(反論の便宜上、こちらの判断でABと区分します)
■冤罪の可能性がある
すべての刑罰に冤罪はあるので死刑に限って反対する理由にならない。
さらに現行犯も死刑にできなくなる矛盾。

冤罪はすべての犯罪において許すことができないものである。ことさら死刑にだけ適用して「死刑反対」という論には組ししない。


■命は取り戻せない
A 取り戻せないことを論点にするなら時間も取り戻せない。
B ならば懲役も反対しなければダブルスタンダートである。

Aは論点になりえない、すべての刑罰は個人になんらかのコストを支払わせることを目的としているから
B ②にて反論しする。日本の刑法における刑罰は「体罰」を排除している。そのためむち打ち刑や手首を切り落とすというような体罰は死刑を除いて一切ない。体罰を否定しているのに、究極の体罰である死刑(命を失う体罰)を課すのは刑法論理として矛盾している。
 もし、死刑が許容されるなら「体罰そのもの」を刑法に取り入れるべきで、万引きは手首切り落とし、スピード違反は鞭打ち刑などにすればよい。しかし、日本人の感覚として「軽微な犯罪に体罰を取り入れる拒否感」は野蛮であり否定的であるのが実際であり、それならば「死刑」という究極の体罰も否定すべきであるから。


■死刑廃止は世界の潮流である
A 嘘。死刑廃止は90国、死刑存置は97国。
B さらに、潮流とやらで内政を決定しなければならない理由は主権国家である以上まったく無く、
C 仮にそうならば真っ先にあなたは9条の廃止と軍隊を持つように主張しなければダブルスタンダートである。

嘘ではない、存置国家でも「実態として死刑を廃止、または長年行っていない国」が多数あり、それを含めれば「死刑廃止は世界的潮流」であるといえる。ただし、そのような国でも議論はもちろんある

B それは同意する。必ずしも世界的潮流で内政を動かすべきではない。しかしそれなら日本が「民主主義」を強く標榜し、中国などを批判するのもやめるべきだし、北朝鮮に対して核兵器廃絶を促すのもやべるべきで、実際には日本も「世界の潮流」を国際協力の一つとして利用している以上、死刑廃止を議論し検討することは必要であると考える(実際に廃止するかどうかは国会等の意思決定でよい)

C 内政権と外交権を同じ論理で考えることが間違い。

■抑止力が無い
嘘。非常に大きな抑止力があると証明されている。(一件執行されるたびに殺人が5件減少する)

ソースを提示してほしい。世界的にはまだ「抑止力が有る」とは認識されていない。
また、死刑は本当に「抑止力」足り得るのか?

現に死刑が有る日本で、死刑に相当する犯罪は多数起きている。京アニ放火は記憶に新しいし、秋葉原暴走事件など「死刑が抑止になっていない現実」は全く議論されていないのではないか。
それでも「死刑がなければもっと増えるはず」というなら、それこそソースを示すべき。

■国が殺人を容認するのはおかしい
A刑罰は殺人では無い。正当な司法である。Bならば懲役は監禁、罰金は恐喝になる。

A①の民主政府の人権と対立している概念であることが議論されないのは問題
 また、正当な司法が体罰を容認するなら、軽微な犯罪にも体罰を入れないのは司法の正当性(罪に見合った刑罰)という問題を惹起する。

B 刑罰は罰であるから、個人にダメージを与える内容であることは許容されている。しかし、日本の刑法は刑罰から体罰を排除しているために、実際に行われる刑罰は「ア:財産権のはく奪」と「イ:個人の自由のはく奪」を主目的としている。

アについては罰金刑などがそれに相当し、個人の財産権を一部はく奪することが刑罰の予定している内容であるし、懲役は「個人の権利のはく奪」を目的としているため、刑務所内に入れられても「個人の生命や生活そのもの」には何ら影響しない(と考えらえれている)そのかわり、はく奪されているのは「選挙権」や「自由に判断し、その判断に従って行動すること」
 よって、Bを監禁・恐喝とするのは、間違いというより、刑法の概念を極解したものであり、錯誤も甚だしい。

■犯罪者にも人権がある
自然権以外の人権は国が保障したものであり国の法に反した者の人権を制限することは何も矛盾が無い。

だからこそ①②の概念を検討することが重要である
そもそも国家は「個人の生存を保証する」ものではないのか?であるなら国家が個人を殺すことは大いに矛盾である
また刑法は体罰を否定しているにもかかわらず、究極の体罰だけ残すのは矛盾であるといえる

■終身刑でいいだろ
A 日本の刑務所は"満員"を超えて116%の収容率になっている。場所が足りない。税金も無駄。
B さらに、死刑になるような凶悪犯罪に対する罰がその程度では国民が納得しない。
  国勢調査で8割の国民が死刑を望んでいると出ている。

A 冤罪を社会的に必要な負担だと考えるなら、刑務所に収監するのも社会的に必要な負担であり、その前に「まず社会を構成する個人は国家主権者として『社会不安や犯罪者が出ない社会創り』に努力する」必要がある。日本は諸外国から比べればいちじる敷く犯罪率が低く、社会創りが成功しているといえるが、それでも犯罪が生まれること、自体は国家主権である国民の失敗であるわけだから、それらの者を収監する税金を負担するのは当たり前であると考える

B いわゆる「報復論」であるが、そもそも刑罰の内容を議論するのに報復論は議論の対象にならない。なぜなら「じゃあなぜ一人殺しただけなら死刑ではないのか?」ということや「池袋の事故は事故であるために殺人罪に問われないのはどうなのか」という問題も「報復論」からみれば議論する必要があるはずだからだ。
 このようなものは議論にならないし、刑罰の公平性に落とし込むだけの論理性を持たないので、議論する意味がない。


■自分がいつか殺人を犯すかもしれないだろ!
犯しません。普通は加害者になることよりも被害者になることを心配します。

それは誰にも分からない。いま、そういえるからと言って未来永劫そうはいえない。
不確実性の高いものは議論の対象になりえない。

■刑務官がかわいそう!
職業選択の自由が日本にはあります。

これの論理が分からないが、一つだけ指摘するなら「誰かが死刑執行で殺人という役割を担う負担がある」ということは議論すべきだと考える。


■野蛮!
日本は世界のどの廃止国よりも犯罪率の低い国です。ちなみに廃止国は現場で射殺しています。
日本では正当防衛で撃っただけで問題になります。

廃止国は現場で射殺していない。たとえばイギリスは死刑廃止国だが警官は一般的に銃を所持していないので、現場で射殺できないことも多数発生する。現場でバンバン撃てるのは「相手が銃を持っている可能性が高い」アメリカぐらいで他の国は、頻繁には射殺しない。

もちろん射殺する場合も無いとは言えないが、それと日本の警官のやり方は刑法とは関係ないし、死刑論とは全く別の「警官による法執行」の問題であり、それはむしろ「罪刑法定主義や裁判制度そのものを無視していいのか」という議論の対象になる。

それより「野蛮」ということなら体罰である死刑を廃止しないのは野蛮ではないのか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました!
法律学的観点や論理を重視した議論をするとそうなるのですね。新たな疑問として、廃止による利点を思いつきました。ここでは議論(返信)ができないようなので、知恵袋に投稿します。よろしければご覧下さい。
死刑論について質問です。私は死刑賛成派です。https://drive.google.com/file/d/164a-XYovgQkP767 …… - Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …

お礼日時:2019/10/11 17:13

ワタシは賛成派ですが。





様々な意見や議論を探しています。
 ↑
殺人などを平気でやる奴は、生物学的に
問題があります。

例えば、常習犯の95%に染色体異常が
発見されています。

また、収監者の過半数には、眼窩前頭皮質における
グルコース代謝が健常者よりも低下している。
つまり、脳のレベルで障害がある。

一卵性双生児の片方が常習犯だと、もう片方も
常習犯になっています。

女性8人を殺害した、大久保清の父も祖父も
同じ犯罪を犯していました。

こうしてみると、殺人をする人間は病気
の可能性が高いわけです。
病気で犯罪を犯す人間を死刑にすることは
理屈から言って出来ません。
死刑は刑罰だからです。

病気で犯罪者になったのなら病院で治療する
か、収監するしかありません。




冤罪の可能性がある
すべての刑罰に冤罪はあるので死刑に限って反対する理由にならない。
さらに現行犯も死刑にできなくなる矛盾。
 ↑
冤罪は理由になりませんね。



■命は取り戻せない
取り戻せないことを論点にするなら時間も取り戻せない。
ならば懲役も反対しなければダブルスタンダートである。
 ↑
これもその通りだと思いますが、生命と自由とでは
次元が異なる、という反論は可能だと思います。



■死刑廃止は世界の潮流である
嘘。死刑廃止は90国、死刑存置は97国。
さらに、潮流とやらで内政を決定しなければならない理由は主権国家である以上まったく無く、
仮にそうならば真っ先にあなたは9条の廃止と軍隊を持つように主張しなければダブルスタンダートである。
 ↑
歴史を見れば世界の潮流たることは否定できない
でしょう。
しかし、そんなモノは理由になりません。



■抑止力が無い
嘘。非常に大きな抑止力があると証明されている。(一件執行されるたびに殺人が5件減少する)
 ↑
実際の議論としては、これが一番重要な問題と
されています。
そして、抑止力の有無については、あるという説も
無い、という説があり対立しています。
米国では死刑がある州と無い州がありますが、
殺人の発生率に有意差は無い、とする説もあります。
逆に廃止すると殺人が減る、という主張もあります。
(アムネステイインターナショナル)



■国が殺人を容認するのはおかしい
刑罰は殺人では無い。正当な司法である。ならば懲役は監禁、罰金は恐喝になる。
■犯罪者にも人権がある
自然権以外の人権は国が保障したものであり国の法に反した者の人権を制限することは何も矛盾が無い。
 ↑
生命は自然権ではないのですね。



■終身刑でいいだろ
日本の刑務所は"満員"を超えて116%の収容率になっている。場所が足りない。税金も無駄。
さらに、死刑になるような凶悪犯罪に対する罰がその程度では国民が納得しない。
国勢調査で8割の国民が死刑を望んでいると出ている。
  ↑
収監者には年間300万の経費がかかっています。



■自分がいつか殺人を犯すかもしれないだろ!
犯しません。普通は加害者になることよりも被害者になることを心配します。
■刑務官がかわいそう!
職業選択の自由が日本にはあります。
■野蛮!
日本は世界のどの廃止国よりも犯罪率の低い国です。ちなみに廃止国は現場で射殺しています。
日本では正当防衛で撃っただけで問題になります。
 ↑
こんなのは理由になりません。
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この回答へのお礼

殺人者は病気という証拠があるんですか?なんとも残念な話です。精神障害などで減罰されるのは、法律が完璧ではない故仕方ないこともあるかもしれませんが、遺族はたまったものじゃないですね。優生思想に発展しそうです。
ありがとうございました!

お礼日時:2019/10/11 16:56

賛成者だけど。



人の人権を無視した人間に 自分の人権を主張する資格はない。
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この回答へのお礼

そうですね。本当にそう思います。

お礼日時:2019/10/11 16:52

死刑賛成論と反対論はもうほとんどイデオロギーというか宗教みたいな世界になってきているので、


それぞれが建設的な議論をするのは難しいと思います。

直接的に死刑を扱っているわけではないですが、
そしてありがちな回答で申し訳ないですが、
マイケル・サンデルの「ハーバード白熱教室講義録」がおもしろいのではないでしょうか。

「殺人に正義はあるのか」、「命に値段は付けられるのか」などのテーマで議論されています。
結論を出すための議論ではなくて、殺人や命の値段ということについて深く考えるための議論ですから、
そういった意味ではお望みのものに近いかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!
サンデルの「これからの正義の話をしよう」買いました。読んでみます。

お礼日時:2019/10/11 16:51

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