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ラクトースやIPTGの有無にも関係なく、lacZ活性を示した遺伝子型の異なる二つの大腸菌に対して、lacIをプラスミドベクターにのせ導入したら、lacZ活性が見られるか実験を行いました。
この実験の前には、形質転換してない状態でのlacZ活性を確かめるためONPGによる発色で活性の評価を行ったのですが、今回の形質転換の評価にはX-Galを使用しました。
どうしてONPGではなくX-Galを使ったのか、ONPGよりX-Galに利点があるのでしょうか?X-Galを使用した理由がわかりません…。ご回答をお願いします。

また、できればでよろしいのですが、ラクトースオペロンの発現機構を確かめる実験の方法について、良いHPや本をご存知でしたら教えていただけないでしょうか??というのも、生化学などの参考書を当たっても、ラクトースオペロンの遺伝子の発現機構などは載ってるのですが、超基礎すぎて実験法などがなかなか載ってないのです…

A 回答 (1件)

ONPGは、発色の前後とも可溶性です。


ですから、液中で活性を測定(定量)するには適しています。

X-Galの発色基は、反応後、水に不溶性です。したがって、コロニーの周りが発色し、その色が拡散していかない利点があるため、コロニーでのLacZ活性の定性的な検出には、通常X-Galが用いられます。

あと、ONPGで活性を測定するときは、予め菌体をトルエンか何かで処理して、細胞膜を透化しやすくしてからやりませんでしたか? ひょっとすると、ONPGに比べて、X-Galは膜を通りやすい(取り込まれる)のかも知れません。それで、生細胞で評価したいときにはX-Galなのかも。

ラクトースオペロンの発現機構を確かめる実験の方法ですが、論文を読まれるしかないのではないかと思います。
(基礎的な「分かっていること」を見るだけの実験でないなら)
下記URLから検索してみるといいでしょう。

逆に、分かっていることを確かめる「学生実験」的なものなら、

ラクトースオペロン 実験

というキーワードで、goo, google等で検索してみてください。いくつか引っかかります。

参考URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gquery/gquery.fcgi?i …
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この回答へのお礼

お返事が遅れて大変申し訳ありません!
確かに行った実験では、ONPGによる活性測定前にトルエンで細胞膜を脆弱化させ、X-Galによる測定ではトルエン処理は行いませんでした…迂闊でした(^^;
lacオペロンは基本的過ぎてncbiで検索しても無いのかなと思ってましたが…これからでも調べてみようかなと思います★

お礼日時:2004/12/29 10:20

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