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単相3線式の電灯分電盤で、2次側遮断器は2P1E及び2P2Eの20AELBを数十個使用して
います。各ELBの各相の絶縁抵抗はすべて100Mオーム以上なのですが、ELBを投入し
てない回路にも、2V程度の電圧が発生してしまいます。こういった現象はどうしておこる
のでしょうか?

A 回答 (1件)

電気回路には詳細に観察しますと「電磁誘導現象」や「静電誘導現象」と称する


現象があります。
並列に敷設された配線の片方に電流が流れますと別の配線に極く僅かな電圧が発生
する現象があります。この現象のことを「電磁誘導現象」と称します。

また、敷設された配線と大地間には極く僅かの静電容量(コンデンサー成分)があり
ます。
この配線に電圧が加わりますと大地間の静電容量に対して極く僅かな電流が充放電
する現象があり、このことを「静電誘導現象」と称します。

一方、電圧を測定する測定器に「デジタル式」テスターなどを使用しますとテスター
の内部抵抗が数十MΩと非常に大きいので、テスターに流れる電流も殆ど流れて
いない状態です。
このため、上の「電磁誘導現象」や「静電誘導現象」で発生した電圧が、そのまま
数値として表示されしまいます。

なお、昔ながらのアナログ(指針式)テスターで測定しますと、内部抵抗が低いので
テスターに流れる電流により、放電されて、ほぼ0Vを示すことになります。
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この回答へのお礼

そういえば、幹線ケーブルも多条敷設すると、何十V、かかってしまうので、同じ現象でした。今回ELBアースとは函体アースを分けて施工しているので、そういった電位差が悪さしているのかと思ってしまいました。また、テスターの内部抵抗は勉強になりました。ためしに、アナログでも確認してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2020/07/10 14:06

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